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大人が意外と分からない「原価1000円で200円の利益を見込んだ定価」→利益率は?《小学校の計算でできる》

  • 2026.2.21
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お店の経営をされている方にとって、「利益」がいくらになるかは重要なポイントです。

「原価」がいくらなのか、そして「定価」をどのように設定するのかによって、「利益」は決まってきます。

もちろん現実ではさまざまな要因によって利益は変動しますが、「利益率」の基本的な考え方は、小学校の算数で考えることができます。

今回は、そのような問題に挑戦してみましょう。

問題

原価が1000円の商品に、200円の利益を見込んで定価をつけました。
このとき、利益率はいくらでしょうか。
(答えは四捨五入して、整数で答えましょう)

よくある間違いとして、「原価1000円に対して利益200円なので、200÷1000=0.2。だから20%だ」と考えてしまうケースがあります。しかし、今回は「売上に対する利益率」を求めているため、これは正しくありません。

では、「利益率」はどのように計算すればよいのでしょうか。

 

 

さて、今回の問題の答えは「約17%(16.66…%)」です。

解説

算数の文章題において、売買に関する問題では、「原価」「定価」「売値」をきちんと区別することが大切です。

「原価」とは、販売するお店が卸売業者などから商品を仕入れるときの価格を指します。
(正確な会計上の考え方では、人件費や家賃などの経費も含めますが、ここでは省略します)

お店は、この原価のままで販売するわけではありません。原価に利益を上乗せした「定価」で販売します。

ときにはセールなどで割引を行うこともあります。その実際に売れたときの価格が「売値」です。

今回の問題では、次のようになります。

原価:1000円
定価:1200円
売値:定価と同じ(割引なしのため)

では、「利益率」はどのように考えればよいのでしょうか。

利益率は、次の式で求めます。

(利益率)=(利益)÷(売上)


※今回は「売上に対する利益率(売上利益率)」を求めています。


ここでは商品1個あたりを考えているため、「売上」は「売値」と考えます。

したがって、利益率は次のように計算します。

(利益率)
=200÷1200
=0.1666…

16.66…% → 約17%となります。


※「利益率」は、実際の会計処理と算数の文章題では、考え方が異なる場合があります。

まとめ

算数の問題にも「原価」や「定価」について考える内容がありますが、「社会の仕組み」を理解していないと解きにくいことがあります。(特に小学生の場合、原価と定価の違いを知らないこともあります)

日常生活にも役立つ算数の一つです。間違えてしまった方は、ぜひ復習してみてください。


※解き方は複数ある場合があります。


監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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