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日本初の世界遺産・屋久島で大自然を堪能。おすすめ観光スポット4選

  • 2026.2.10
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屋久杉で知られる屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳(標高1936m)が聳(そび)え、大半が原生林で覆われた周囲約130kmの島です。亜熱帯から亜寒帯までの、多様な植生の垂直分布が見られ、1993年には日本初の世界自然遺産に登録されました。原始の森で過ごす時間、それは何にも代えがたい極上のウェルネスそのものです。

今回は、屋久島でぜひ訪れたい観光地4カ所「ヤクスギランド」「千尋の滝」「西部林道」「大川の滝」をご紹介します。

1.【ヤクスギランド】数多くの屋久杉に出会うことができる随一の原生林

樹齢3000年を数える「紀元杉」は屋久島のなかで唯一、車でアクセスできる屋久杉。その迫力に圧倒されます。 Hearst Owned

東京ドーム60個近くに相当する広大な原生林に5つのコースが設定され、きちんと整備された最短30分のコースでは、比較的気軽に屋久杉を目の当たりにすることができます。ちなみに屋久杉とは、樹齢1000年を越えた杉のこと。樹齢2000年を超えた屋久杉に出会うコースもあり、文字どおり屋久杉を満喫することができるスポットとして注目を集めています。ロングコースの場合は、山歩きの装備と相応の体力が必要となります。

推定樹齢1800年の「仏陀杉」は隆起した幹が特徴。 Hearst Owned
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江戸時代に伐採後に放置された倒木や台風で倒れた屋久杉は土埋木(どまいぼく)と呼ばれ工芸品などに加工されます。原生林はコケの生息にも最適の環境。緑のコケが優しく木肌を覆います。 HIROSHI ABE

「ヤクスギランド」
所在地/鹿児島県熊毛郡屋久島町荒川
アクセス/屋久島空港から車で約50分
URL/y-rekumori.com

2.【千尋の滝】屋久島の成り立ちを物語る広大な花崗(こう)岩の岩肌

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巨大な花崗岩のV字谷を落ちる落差約60mの滝。名前の由来は、 滝の左手に見えるむき出しの花崗岩の岩肌の幅広さを、1000人の人間が両手を広げてつながった(1人が両手を広げた長さが一尋〈ひろ〉)様子にたとえたことから。海底で冷えて固まったマグマが花崗岩の巨大な塊となり、地殻変動によって隆起したという、屋久島の成り立ちがよくわかります。

「千尋の滝」
所在地/鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
アクセス/屋久島空港より車で約35分

3.【西部林道】ヤクシカとヤクシマザルのほほ笑ましい共存と生物多様性

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屋久島が世界自然遺産に登録されたポイントの一つが、西部林道が通る海岸線から山頂部までに凝縮された、植物の生態系。島の西側を覆う照葉樹は野生動物の王国となっており、とりわけシカとサルの共存は世界でも珍しいとされ、時には背中にヤクシマザルを乗せて移動するヤクシカのほほ笑ましい姿が、林道からでも見られるほど。ただし、ヤクシマザルが人間に対して狂暴化する原因となる「餌付け」は条例で厳しく禁止されています。

「西部林道」
所在地/鹿児島県熊毛郡屋久島町(永田灯台入り口から大川の滝周辺を結ぶ沿岸道路)
アクセス/宮之浦から永田側西部林道入り口まで車で約40分

4.【大川の滝】「日本の滝百選」にも選ばれた美しい滝

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滝つぼのすぐそばまで近づくことが可能な「日本の滝百選」にも選ばれている美しい滝。落差88mの瀑布(ばくふ)が生み出すすさまじいまでのごう音は迫力そのもので、恐る恐る近づきその爆音を味わう人も少なくありません。1カ月ほど雨が降らなくても滝の水が枯れないのは、土壌に染み込んだ豊富な雨水がゆっくり湧き出ているからといわれています。

「大川の滝」
所在地/鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生
アクセス/安房から時計回りに車で約50分

初出:リシェスNo.54 2025年11月28日発売
PHOTOGRAPHS:HIROSHI ABE

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