1. トップ
  2. 2026年版「世界最高の直接フリーキッカー」ベスト5

2026年版「世界最高の直接フリーキッカー」ベスト5

  • 2026.2.6

サッカーの歴史を紐解けば、数々のフリーキックアーティストが思い浮かぶ。圧倒的な威力のシュートを誇ったロナルト・クーマンやロベルト・カルロス。一撃必殺の無回転シュートを得意としたジュニーニョ・ペルナンブカーノ。正確無比の正統派キッカーだったジャンフランコ・ゾラ。他にもシニシャ・ミハイロヴィッチやデイヴィッド・ベッカム、中村俊輔…。

しかしながら近年は正確なキックを蹴る選手が多くなり、さらにセットプレーでの戦術性が高くなったこともあってか、直接フリーキックでのゴールが減少しており、スペシャリストといえる存在も乏しくなっている。

チャルハノールやウォード=プラウズ、クリスティアーノ・ロナウドらもゴール数を著しく減らしている、そんな時代の「最高フリーキッカー」ランキングを『Planet Football』からお届けする。

5位:トレント・アレクサンダー=アーノルド

リヴァプールの2018年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝への歩み。それは、当時10代だった彼がホッフェンハイム戦で決めたFKから始まったことを覚えている方も多いだろう。

その鮮やかなカーブを描いたフリーキックは、彼にとってのリヴァプールでのキャリア初ゴールであり、後に彼の代名詞となるセットプレーの才能を予感させるものだった。

爆発的にゴールを量産しているわけではないが、1〜2年に1、2本は必ず決めてくる安定感がある。今や、それができている選手は非常に少ないのだ。

今シーズンはレアル・マドリーに移籍したが、あのエゴが渦巻くロッカールームでどれほど蹴る機会を得られるのか。信頼さえ得られれば結果は自ずとついてくるだろうが…。

4位:フッキ

過去からの刺客…というのは、半分冗談だが半分は本気である。

今年、クリスティアーノ・ロナウドとともに40代へと足を踏み入れる彼であるが、今なお母国で壁を粉砕している。その左足のパワフルさと精度はいまだに一級品であり、2025年シーズンは直接FKを4本叩き込んでいる。キャリア通算の数字は32本に到達した。

まだまだ「怪物」フッキの左足に衰えは見られない。

3位:ブルーノ・フェルナンデス

このポルトガル人プレーメイカーは、決して量産型のフリーキッカーではない。キャリア通算では13本の直接FKを決めており、マンチェスター・ユナイテッドでは平均して1シーズンに1本というペースだ。

だが、ここ一番での信頼度は高い。昨季は3本を叩き込んでおり、今季もすでに1本をゴールに沈めている。

不振にあえぐ時間が長いチームの中、混沌とした試合で彼のフリーキックが何度チームを救ったことか。
エヴァートン、アーセナル、ボーンマスを相手に、勝点をもたらしてきた。

2位:ドミニク・ソボスライ

「そうだね、宿題はちゃんとやってきたよ」と、マルセイユ戦で壁の下を抜く狡猾なシュートを決めたソボスライは語った。

「誰も寝そべっていないなら、壁の下を狙うチャンスがあると教わっていたんだ。実際に誰もいなかったから、やってみた。うまくいったよ」と低いシュートでネットを揺らし、現代のフリーキックの場面で「壁の下の守り」がいかに重要かを教えてくれた。

知性だけでなく、遠距離から弾丸シュートを突き刺すパワーも備えているソボスライ。これまで通算10試合で10本のフリーキックを決めており、なんとそのうち9試合を勝利で終えている。白星を導くキックだ。

1位:リオネル・メッシ

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

全盛期ほどの魔力ではないかもしれないが、それでも決め続けているリオネル・メッシ。キャリアを通して直接フリーキックで決めたゴールは69本に及んでいる。

歴史上、彼より多く決めたのは、ペレ(70本)、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(72本)、ロベルト・ディナミッチ(75本)、マルセリーニョ・カリオカ(78本)の4人だけである。

昨年もインテル・マイアミで3本のフリーキックを沈めており、その技術にまったく衰えは見られない。とくにクラブワールドカップのポルト戦で決めた一発は、世界が再び彼のミラクルを思い出すには十分だった。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる