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「第一志望に落ちた…」中学受験のその後。子どもはいつ立ち直れる?親の正しい関わりは?

  • 2026.2.6

昨年中学受験を完走した中1娘を子育て中の、モンテッソーリ教師えり先生です。2月1日。中学受験の東京・神奈川の解禁日です。ここから毎日、「合否」が出る日が続きます。中学受験で第一志望に合格する子は、たった3割とも言われています。決して多数派ではありません。第一志望が不合格だった子どもたちは、その後どのような学校生活を送っているのでしょうか。今回は、実際にその経験をした先輩ママたちに話を聞きました。

気の合うお友達ができたら、立ち直れた!

「中2女子です。今は女子校サイコー! と毎日朝早く出て、楽しく通っています。気の合うお友だちができて通い出したら、子どもはすぐに『ここが一番合ってた!』というくらい学校に馴染みました!むしろ、親の方が切り替えできませんでした。ですが、楽しそうに通っている姿をみると不安はありません! あとは、大学受験の結果次第かなと思います。今の居場所でどう時間を過ごすかが、長い人生では大事、と考えています。」子どもが毎日楽しく学校に通ってくれること、それが親としては一番嬉しいですよね。親の方が切り替えができなかった、と言う方は他にもいらっしゃいました。

子どもの立ち直りは早かった!だけど…

「第二志望の学校でしたが、第一志望と同じくらい行きたい学校だったのもあり、子どもはショックもあまりなかったです。今は、説明会の校内案内役に毎回手を挙げてやっています。クラスや部活が違う友達も沢山います!ただ、母親である私の方が引きずってしまって…喜多川泰さんの「運転者」という本を読んで救われました。」もっと何かできたんじゃないか、などと考えてしまうのが親の性ですよね。おすすめの本、ぜひ読んでみたいです。次は、なかなか立ち直れなかったお子さんの話です。

「不合格の気持ちはわからないだろ」と泣いていた息子が…

「我が家は第二志望校に進学しているのですが、入学してからも暫くは本人がこの結果を中々受け入れることができていないようでした。何度か話し合っている時に息子から『志望校に受からなかった気持ちはわからないだろ』と泣きながら言われて、もっとしっかり私が伴走できていればと思ったり、受験期間中の自分の関わり方が間違っていたのではと後悔しました。心配しながらでもそれを悟られないようにと過ごす中、母の日に息子がカーネーションとお手紙をくれました。そこに『受験の時に手間と時間をかけてサポートしてくれたことは一生忘れない。◯◯中のネームホルダーをママにかけてあげることはできなかったけど、必ず取り返すから見守っててね。』と書かれており、母号泣。文化祭に行った時に、在校生の保護者の方が首からネームホルダーをかけているのを覚えていたみたいでした。」「前向きになったきっかけは、周りにも第一志望校に合格がいただけずに進学しているお友達が多く、そのお友達が新しい環境で、新たな気持ちで頑張っている姿を毎日見ていたからでは、と思います。お友達の姿はとても刺激になっているようです。自分の夢に向かって、今の学校からでもまたそこに向かって頑張っていく、次は勝ち取ってやるという気持ちのようです。時間はかかりましたが、今は学校生活に慣れ、新しいお友達もたくさんできて、勉強も部活も試行錯誤しながらがんばっています。」我が家も中学入学後、ぐっと精神的な自立が進んだと感じています。親の言うことよりも、お友達や先輩からの影響力がとてつもなく大きい。過去を振り返るのではなく、未来志向で今できることを見つめられるようになって、立ち直っていったんですね。では、親である我々はどう振る舞うべきなのでしょうか?

「母は何も言わず、ただ一緒に泣いてくれました。」

最後は、自分自身が中学受験を経験したと言う方のお話です。「私自身、中学受験では第一志望に合格できませんでした。第一志望に落ちたとき、母は何も言わず、ただ一緒に泣いてくれました。それが一番心に残っています。一方で父はショックを受け、偏差値差や将来の進学実績の話を何度もされました。今思えば、6年生の子どもに伝えるには厳しすぎる内容だったと感じます。中高6年間は本当に思いきり青春を謳歌し、そのときの悔しさをバネに勉強にも励みました。結果的に、第一志望に進学した友人たちと同じ大学・同じ学科に進むことができ、大学の卒業式では成績優秀で表彰もされました。中学受験の不合格は、そのとき私の中から完全に消えました。もちろん、受験直後は本当につらく、入学式でも暗い顔をしていました。それでも『人生はここで終わりじゃない』『その先がある』と、今だからこそ伝えたいと思っています。学力はもちろん大事ですが、この6年間は人間としての土台をつくる時期でもあります。部活動や友人との時間も含めて、かけがえのない時間でした。大切なのは、進学先を『正解』にできるかどうかは、自分次第だと思います。」

子どもの成長を感じることができる、中学受験

今回は、第一志望以外に通学している子どもたちの話をまとめました。中学受験で「不合格」をもらうと、「否定」された気持ちになってしまうものだと思います。私自身もあの画面を見た時の絶望感は今でもよく覚えています。それと同時に、不合格をもらっても「いってきます!」と1人で試験を受けに門をくぐっていく子どもの背中の頼もしさも忘れられません。中学に入学したら、もうこんなに家族一丸となって1つの目標に向かって頑張ることなんてありません。渦中にいたときはただ苦しかったですが、終わってみたらいい経験だったと思います。2月1日を無事に迎えられたこと。志望校を受験できたこと。それだけでもう十分幸せで、すごいこと。完走できたお子さんはもうそれだけで立派。誇りを持っていいんです。自信を持って、進学してください。本当にお疲れ様でした!

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