1. トップ
  2. おでかけ
  3. 砂漠から近未来まで4日で楽しめる。ドバイで行くべきホテルはここ!

砂漠から近未来まで4日で楽しめる。ドバイで行くべきホテルはここ!

  • 2026.2.6

実は短期間でも訪れやすいドバイ

今、短期間で行ける観光地としてドバイの人気が高まっているという。羽田・成田・関空から直行便で約11時間。そしてビザ不要、英語が通じ、空港から市内中心部まではわずか30分。アクセスのしやすさに加え、5年連続「世界で最も清潔な都市」に選ばれた治安の良さは、女性の一人旅にも心強い。

そしてなんといっても魅力なのは、1000年以上前から変わらぬ砂漠から、奇抜なデザインのビル群が聳える近未来都市までコンパクトに短期間の滞在で楽しめることにつきる。砂漠とビーチ、旧市街と摩天楼、伝統と革新──アンビバレントな魅力がコンパクトに凝縮され、無数にある選択肢から、自分の興味だけをチョイスし、短期滞在でも十分楽しめるのだ。

たとえば週末に少しだけ休みを加え、ラグジュアリーなホテルに泊まり、世界から集まる美食に舌鼓を打ち王様のように遊んだら、サクッと日常に戻り大統領のように働く。そんな賢い時間とお金の使い方で十二分に楽しめるのだ。今回は、そんなドバイで訪れたい今話題のホテルとレストランを2回に分けてご紹介する。

【ザ・ラナ、ドーチェスター・コレクション】近未来都市を「対岸から眺める」贅沢

ドバイの近未来都市的な一面を楽しむなら、「世界のベストホテル35位」にもランクインしたザ・ラナ、ドーチェスター・コレクションへ。2024年2月、ドバイ運河沿いのマラシ・ベイ・マリーナに誕生したこのホテルは、ロンドンの「ザ・ドーチェスター」やパリの「ホテル・プラザ・アテネ」を擁するドーチェスター・コレクションが、10年以上ぶりに新規開業、かつ中東初進出となる記念すべき一軒だ。

2026年1月現在、ドバイで最新かつ最も豪華なホテルのひとつとしてドバイっ子も注目。30階建ての建物を手がけたのは、世界的建築事務所フォスター+パートナーズ。刻々と変化するドバイの超高層ビル群から着想を得たという外観は、ユニークなデザインで溢れているドバイシティのなかでも一際目を引く。

内装はパリの著名なデザイナーデュオ、ジル&ボワシエが担当。シックなデザインと、UAE文化を象徴する繊細なディテールが見事に融合している。このホテルの最大の魅力は、ドバイらしいビル群「ドバイ・ダウンタウン」を対岸から眺める贅沢な視点だ。ダウンタウンの高層ホテルに泊まるのでは見ることが叶わない運河越しにきらめくブルジュ・ハリファを「眺める」ことができる。

朝、目覚めてカーテンを開ければ、窓の向こうに広がる近未来都市の全景。ホテルの部屋やロビー、バー、どこにいても「これぞドバイ」という摩天楼の景色が目に飛び込んでくる。これほどドバイらしさを間近に体感できるホテルは、他にないのではないだろうか。

朝食は、オールデイダイニング「ザ・ギャラリー」のテラスで楽しむもよし、部屋でゆっくりとインルームダイニングを頼むもよし。世界的なパティシエとして名高いアンジェロ・ミュザが監修するパンやワッフルは、さすがの味わいだ。

ランチは、パリの「プラザ・アテネ」の総料理長・ジャン・アンベールが中東で初めて手がけるモダン地中海料理レストラン「リビエラ」へ。彼自身が地中海を旅して得たインスピレーションをもとに生まれた料理がいただける。

時間があれば、スパもぜひ体験してほしい。UAE初のディオール・スパは、パリのプラザ・アテネ内にある1号店の系譜を継ぐもの。29階に位置するスパからも、ブルジュ・ハリファをはじめとするドバイの摩天楼を一望できる。

人気フレグランス「グリ・ディオール」の香りを移したオイルでの施術など、女性の心をくすぐるメニューが豊富だ。日本にはないディオール・スパを体験できるのも、ドバイならではの贅沢といえる。

ディナーの選択肢も実に華やかだ。ドバイのホテルでは世界各国のミシュラン星付きシェフたちをこぞって招聘しているが、このホテルも例にもれない。館内のレストラン「ジャラ」は、スペイン・バスクの巨匠マルティン・ベラサテギが手がけている。

そして個人的に最もおすすめしたいのが、夜のルーフトップバー「ハイ・ソサエティ」だ。ダウンタウン地区、ブルジュ・ハリファ、ドバイ・デザイン・ディストリクトを含む180度の眺望を誇り、ドバイを代表する社交スポットとして話題を呼んでいる。

昼間に見た摩天楼群が、日が暮れると鮮やかな夜景となって姿を変える。この景色を一目見ようと、他のホテルからの客もひっきりなしに訪れるので、予約は必須だ。ライトアップされたプール越しの夜景もまた、実にロマンティック。ドバイの夜を締めくくるにふさわしい、至福のひとときが待っている。

ザ・ラナ、ドーチェスター・コレクション(The Lana, Dorchester Collection)

住所/Marasi Bay Marina, Business Bay, Dubai, UAE

料金/1室1泊 US400ドル〜

https://www.dorchestercollection.com/dubai/the-lana

【ソナラ・キャンプ&ザ・ネスト・バイ・ソナラ】太古から変わらぬ砂漠へ

近未来的なアーバンリゾートを堪能したあとは、砂漠へ向かい、太古にタイムスリップしよう。 ドバイは、もともと砂漠だったところに誕生した都市。中心部から車で1時間も走れば、太古の昔から変わらない砂漠の景色が広がる。どこまでも続く赤い砂丘、風によって刻々と形を変える大地。それはまるで、時間の流れそのものが止まったかのような静寂の世界だ。

ドバイで砂漠を楽しむなら、日帰りで訪れるキャンプサイトへのツアーが一般的。チャーターしたクルマに乗って砂漠に向かい、アクティビティや食事付きのショーを楽しんで帰るというものだが、2019年に誕生した「ソナラ・キャンプ」は、そのなかでも、いままでにないラグジュアリーなサイトとして話題を呼んでいる。

イスラム教徒が多いドバイは、アルコールの提供に制限があるキャンプサイトが多い。しかし、ここはワインやビールを片手にモダンなガゼボに身を委ね、夕日を眺めることができる。砂漠に設えられたショップやバーカウンターなどはいずれもセンスが良い。トイレも入ってびっくり、砂漠とは思えないまるでホテルのようだ。

世界中から集まる旅人とともに、どこまでも広がる地平線に燃えるような夕陽が沈む様を眺めていると、自ずと一体感が生まれる。この自然が見せるショーは、何千年も前から変わらないが、いつの時代も見る人すべてを魅了しているのだと思う。

日が暮れると、砂丘の下にあるダイニングへと移動する。ファイアーショーやダンスパフォーマンスを眺めながらの食事はいかにもなツアーアクティビティだが、これがなかなか楽しいのだ。ここまでは日帰りでも楽しめるが、せっかくここまで来たのなら、ぜひ隣接する「ザ・ネスト・バイ・ソナラ」に宿泊してほしい。

静かな砂漠に突然現れる14棟のラグジュアリーテントは、まるで秘密の隠れ家のようだ。「ネスト(巣)」と名付けられたその空間は、建築家ジャンニ・ラナウロによって設計され、砂丘の景観と調和するようにデザインされている。

ガラス張りの前面からは、果てしなく広がる砂漠を望み、専用バスルームやプライベートテラスも完備。それぞれのネストは視線が交わらないよう配置され、完全なプライベート感と上質な快適さが両立している。

「ホテルというより、静かにスローダウンし、砂漠と深くつながるための小さな隠れ家の集合体です」と語るのは、オーナーのステファニー・ライヘンバッハ。

スイスでプライベートバンカーとして働き、4児の母でもある彼女がこの施設を作ったきっかけは、「砂漠の持つ詩的な美しさを、そっと優しく伝えたい」という想いだったという。風によって形づくられた砂丘、自然のシェルター、そして”巣”が持つ本能的な安心感。そうしたインスピレーションが、建築にもインテリアにも、そして食事の体験にも反映されている。

夜は降るような星空の下で、キャンドルライトディナーを楽しむ。朝は、光の変化とともに揺らぐ砂丘を眺めながら、ゆっくりと屋外で朝食をとる。運が良ければ、アラビアンオリックスがすぐそばに遊びに来ることも。「単なる宿泊ではなく、砂漠の静寂に浸る特別な儀式のようだ」と宿泊した多くのゲストがそう表現するのも頷ける。

星空観測「スカイサファリ」やラクダ乗り、砂丘ドライブ、乗馬、自然散策など、砂漠ならではのアクティビティも充実している。ある1日は近未来都市での刺激を享受し、翌日は都会の喧騒を離れ、地球の息遣いを全身で感じる。こんなジェットコースターのような旅は世界中を探しても、ドバイでしか味わえないのではないだろうか。

ソナラ・キャンプ(Sonara Camp)

住所/Dubai Desert Conservation Reserve, Al Ain Road, Margham Gate, Dubai

料金/The Sunset & Dinner Experience(日帰り)大人 AED690〜

https://www.nara.ae/sonara-camp/

ザ・ネスト・バイ・ソナラ(The Nest by Sonara)

料金/1棟1泊 AED1,960〜(朝食込み、最大4名宿泊可)

https://www.nara.ae/nest/

Text: Misa Yamaji Editor: Sakura Karugane

Read More

元記事で読む
の記事をもっとみる