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2026年版「サッカー界で最も過大評価されているストライカー」TOP5

  • 2026.2.2

サッカーはエンターテインメントであり、メディアの宣伝も相まってすべてが加熱していくものだ。少し活躍すればその評価は急速に高まっていくが、それは決して長期的なエリート級の結果を保証するものでもないのだ。

今回は『Planet Football』から「2026年にもっとも過大評価されているストライカー」のTOP5をご紹介する。

5位:ロベルト・レヴァンドフスキ

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

クラブ:バルセロナ

これが物議を醸す順位であることは承知している。レヴァンドフスキが史上最高のストライカーの一人であることに、誰も異論はないはずだ。欧州5大リーグの通算得点で、彼の上にいるのはメッシとロナウドだけである。

ただ、今回のテーマは「今」どうであるかという点だ。37歳という年齢、積み重なった疲労、そして確実に落ちてきた脚力。フリック監督が志向する強度と流動性に、現在のレヴァンドフスキが本当にフィットしているのかといえば…。

決定力は依然として健在で、ラ・リーガでの数字自体は決して悪くないものだ。ただ、彼が不在であってもバルセロナの攻撃には致命的なダメージはない。その存在の絶対性は間違いなく乏しくなっている。

フェラン・トーレス、ハフィーニャ、ラミン・ヤマルらが主力として重要な役割を果たすなか、レヴァンドフスキには噂通りMLSからのオファーが届いていても不思議ではないし、キャリアのこの段階で新天地を選ぶことは恥ずかしいものではない。

4位:エヴァン・ファーガソン

所属クラブ:ローマ

かつてブライトンが「次の金脈」と皮算用していた逸材であったが、時間とともにその評価が色褪せつつある。

アイルランド代表のファンは2023年9月のニューカッスル戦で見せた衝撃のハットトリックを、いまだに忘れられずにいるだろう。しかし、ウェストハムへのレンタルは完全な失敗であったし、新天地ローマでの挑戦も今のところは低空飛行である。

数々のFWを覚醒させてきたジャン・ピエロ・ガスペリーニですら、ファーガソンの停滞には苛立ちを隠していない。すでに彼の代役獲得を望んでいるという話もあった。

「ピッチで結果を出さなければならないが、彼のパフォーマンスはポジティブではない。正直に言って、昨日初めて彼がまともに練習しているのを見たくらいだ」と、ガスペリーニは10月に語っていたと伝えられている。

3位:マテオ・レテギ

クラブ:アル・カディシヤー

イタリアがワールドカップから姿を消して10年以上経つ。そこには常に「ストライカー不足」という言葉がつきまとっていた。

チーロ・インモービレはクラブでは怪物だったが、代表では別人だった。その空白を埋める存在として現れたのが、アルゼンチン生まれのレテギだった。昨季はセリエA得点王(25ゴール)に輝き、ついに本物が出てきた…と思われた矢先、彼はサウジアラビアへと向かっていった。

そして今、彼のゴール数はジョアン・フェリックスやイヴァン・トニー、さらにはジョシュ・キングをも下回っており、「26歳の現役代表選手」という凄みはない。イタリアにかかっている「ストライカーの呪い」は、いつまで続くのだろうか。

2位:ベンヤミン・シェシュコ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

スカウトが彼に惚れ込む理由は一目で分かる。とにかく体が大きい。彼がピッチに立つたび、誰もが「でかいな…」と口にせずにはいられない。しかも速い。

素材としての「次のハーランド」という魅力は申し分ないが、それを開花させることは想像以上に難しかったようだ。ユナイテッドはホイルンドを放出してシェシュコを獲得したが、それは「未完の大器」を別の「未完の大器」に置き換えただけだったように見える。

本来、金満クラブの特権は「完成品」を買えることにあり、必ず結果を残せるような中堅プレーヤーを引き抜ける点にある。価値を高めて売り抜くことを考えなくていいからだ。

高い金を出してギャンブルをする必要があったのか。ホイルンド同様、シェシュコにとってこのステップアップはあまりにも早すぎたのだといえる。

1位:ヴィクトル・ギョケレシュ

クラブ:アーセナル

ギョケレシュから漂ってくるのは、かつて「早すぎた天才」と呼ばれたフランシス・ジェファーズと同じ匂いだ。才能は確かであるが、それを持て余しているのか、プレミアリーグへの適応に失敗しているのか。

プレミアリーグの歴史を見渡しても、アーセナルでのギョケレシュほど体が重く見えるストライカーは珍しい。強いて挙げるなら、マンチェスター・ユナイテッド時代に不調に喘いでいたロメル・ルカクだろう。

ポルトガルでは2年間で100ゴール近くを量産したが、結局はスポルティングCPへと移籍する前、イングランド2部で活躍した時の彼とそれほど変わっていなかった。

しかも、スポルティングで彼の後釜となったルイス・スアレスも、ギョケレシュと同じように現在は1試合1得点ペースでゴールを量産している。このコロンビア人選手も、かつてはスペイン2部を渡り歩いていた旅人に過ぎなかった選手だ。

アーセナルは「ポルトガルリーグでのゴール数」という初歩的な罠に引っかかったように見える。かつてのジャルデウ、ジャクソン・マルティネス、バス・ドスト、ダルウィン・ヌニェスのように。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)

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