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名前を呼ばずに「おい」と呼ぶ夫 → 数日後、小さな声で「しずか」夫を変えた妻の『ある行動』とは

  • 2026.1.31

夫婦でも何年も一緒にいると、普段は気にならない小さなことも、いつの間にか目につくようになってしまうものです。今回は、筆者の友人しずかさん(仮名)が体験した、夫婦間でのちょっとした礼儀のもやもやエピソードを紹介します。

毎日少しずつ積もる、夫の二文字問題

夫と暮らしていると、大きな不満ではないけれど、じわじわ積もっていく小さなもやもやがあります。私の場合、それは夫が私を「おい」と呼ぶこと。

最初は忙しいときの癖だろうと聞き流していましたが、その二文字は消えずに、毎日の生活の中で少しずつ積もっていきました。

ぽつりと聞いた、私の名前はいつから消えた?

ある夜、いつも通りのリビング。テレビの音に混じって、また聞こえてきました。「おい」。その瞬間、私の中で何かが切れた気がしました。

怒鳴ったり、責めたりはしません。ただ、ぽつりと聞いてみました。「ねえ、私って、いつから“おい”になったの?」夫は一瞬きょとんとし、冗談めかして笑いましたが、その「おい」は止まりませんでした。

何度か「やめてほしい」と伝えてみたのですが、改善されず、言葉だけではどうにもならないことを身をもって実感しました。

無言で取り戻した名前

そこで私は作戦を変えました。注意もしない、説教もしない。ただ、「おい」と呼ばれても反応せず、聞こえなかったふりを徹底することに。

すると数日後、変化が現れました。「……しずか」小さく、少し気まずそうに、夫が名前を呼んだのです。大きな話し合いやルール作りはしていませんが、呼び方が変わるだけで、家の空気は驚くほど柔らかくなりました。

小さな抵抗、大きな変化

夫婦だからこそつい言葉が雑になりがちですが、近い関係だからこそ、名前で呼ばれるとじんわり効きます。「おい」をやめさせたのは怒りではなく、やむを得ず取った静かな無言の作戦。

言葉の力は小さくても、日常の空気を変えることがある。そんなことを改めて感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:miki.N
医療事務として7年間勤務。患者さんに日々向き合う中で、今度は言葉で人々を元気づけたいと出版社に転職。悩んでいた時に、ある記事に救われたことをきっかけに、「誰かの心に響く文章を書きたい」とライターの道へ進む。専門分野は、インタビューや旅、食、ファッション。

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