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視察に向け、店長「残業して商品整理!」→ 翌日『本部の真っ当な指摘』に小さく「申し訳ありません」

  • 2026.1.31

私が関東のホームセンターに勤めていた時のことです。退勤しようとすると、「明日本部長が来るから、今から商品整理をします!」と言い出す店長。本部長に良く思われたい気持ちは分かりますが、商品整理は誰のため……!?

出勤後のルーティーン

私のお店では従業員は出勤をするとまず、自分の担当売り場の商品整理をする決まりになっていました。

ある日の閉店間際、本部の関東エリア担当の本部長が、翌朝この店に立ち寄るとの連絡が店長に入りました。

商品整理に気合いの入る店長!

各々閉店作業も終わり、従業員はいつも通り退店しようとしていた時でした。店長が「おい、なんで退店しようとしてるんだよ! 明日、本部長が店に来るから、今から全員残業で売り場の商品整理をするだろ!」と怒りだしました。

私は「朝一の出勤後に商品整理をするのに、今する必要あるのかな。そもそも商品整理はお客さんや、他の従業員が分かりやすいようにするものでしょ」と思いましたが、もちろん店長に逆らうことはできません。

結局閉店から2時間後、全部の売り場の商品整理はできませんでしたが、店長が満足したのか退勤の指示が出ました。

商品整理は誰のため?

翌日の朝礼で店長は、「お客さんに商品の売り場を聞かれても時間をかけ過ぎないように! その場所まで案内せず、通路番号だけを伝えてさっさと商品整理しろ!」と伝達しました。そして本部長が来るまでの間はずっと、従業員全員で商品整理をすることに。

1時間後、本部長が当店を訪れると、店長と売り場の話をし始めました。「売り場の商品がびっしり揃っていて驚きました。他店舗も巡回してきましたが、ここまでの店舗はなかったです。日頃からあの状態なのですか?」と本部長は感心し、店長に尋ねます。

店長は、「もちろん、当店はいつもあの状態です!」と自信満々な様子。すると、「それは素晴らしいです。ですが、商品整理より大切なものはお客さんですよ」と本部長は静かに怒り、それを聞いた店長は固まってしまいました。

「先程お客さんから、接客が酷いというクレームを受けました。従業員からも、昨夜から商品整理をしていると聞いています。売り場を綺麗に保つことは大切ですが、目の前にいるお客さんを大切にして下さい!」と、本部長は店長を叱るのでした。

店長は萎縮しながら、「……申し訳ありませんでした」と小さな声で言い、それ以降は目の前のお客さんより、商品整理を優先することはありませんでした。

優先すべきこと

私を含め全従業員は、本部長がハッキリと伝えてくれたことにスッキリしました。本部長に良く思われたい気持ちは分かりますが、しっかり周りを見て、何が一番大切で、優先すべきことかを考えることが大切だと感じる出来事でした。

【体験者:20代・主婦、回答時期:2018年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐野陽菜里
大学卒業後、企業で管理職として活躍するも、妊娠出産を機に退職。育児しつつ、「自分の言葉で文章を書いて、発信したい」とライターに転身。接客業や恋愛のテーマを得意とし、日々インタビューをして情報を収集。

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