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父「あいつを呼ぶなら式には出ない!」泣いて止める母を振り切り、花嫁が絶縁中の親族を全員呼んだ結果

  • 2026.2.2

結婚式の準備は、幸せと同時にさまざまな感情が交錯する時間でもあります。両家への配慮が増えるほど、自分の本音を後回しにしてしまうこともあるのではないでしょうか。今回は、昨年結婚した筆者の友人が、体験談を聞かせてくれました。

画像: 父「あいつを呼ぶなら式には出ない!」泣いて止める母を振り切り、花嫁が絶縁中の親族を全員呼んだ結果

幸せなはずの準備期間なのに……

昨年、結婚式の準備に追われていたころのことです。

招待客のリストを作成していると、突然、父から
「A男を呼ぶなら、俺は式に出ないぞ!」
という衝撃的な宣言を突きつけられました。

A男とは私の叔父で、父にとっては実の弟です。
父と叔父は、数年前の祖父の葬儀で些細なことから口論になり、それ以来絶縁状態になっていました。

父たちの意地の張り合いに、なぜ私の結婚式が利用されなければならないの?
私は激しい憤りと同時に、深い悲しみを感じました。

板挟みの苦しみ

どうにか父を説得できないかと母に相談しましたが、
「お願いだから、お父さんの機嫌を損ねないで」
と泣きつかれるだけ。

結婚式を滞りなく済ませるために、叔父を呼ぶのを諦めるべきなのだろうか……。

でも、幼い頃に私をたくさん可愛がってくれた叔父の笑顔を思い出すと、どうしても納得がいきませんでした。

周囲の期待に応えることと、「私の結婚式なのに」という本音のあいだで、とても悩みました。

譲れない「主役」の座

悩み抜いた末、私は父と叔父を個別に呼び出すことに。

そして
「結婚式の主役は私。お互いの面子のために、私の門出を汚さないでほしい」
と、毅然とした態度でキッパリ言い放ったのです。

父と叔父は、どちらも絶句していました。

さらに私は
「もし当日少しでも揉めたら、即座に退場してもらうから」
と強い気迫で念を押しました。

私のあまりの気迫に驚いたのでしょう。
父も叔父も最後は素直に「……わかった」と頷いてくれました。

自分のための選択をした結果

そして迎えた結婚式当日。

父と叔父は同じテーブルにいたにも関わらず一言も交わすことはありませんでしたが、最後まで静かに私の門出を見守ってくれました。

披露宴の終盤、私が両親への感謝の手紙を読み上げるのを、叔父が少し目を潤ませて聞いている姿が印象的でした。

あの時、顔色を伺わずに自分の意志を貫いて本当に良かったです。
誰かのためではなく、自分のための選択をすることが、結果として家族の距離を少しだけ縮めるきっかけになった気がしています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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