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男の子の性教育はどう始める?「ぼくの体は大事」と伝えるために親ができること【医師解説】

  • 2026.1.30

物心のつき始めた子どもに対して性のことをいかに伝えるか――どの家庭も抱える難しい問題でしょう。そこで、日本男性器学会理事長、日本泌尿器科学会認定の専門医として活動する医師であり、男の子のからだの成長やプライベートゾーンの概念をやさしく伝える絵本『だいじだいじ ぼくのからだ』(発売中)の医療監修も務めた平山和秀先生に、子どもの「からだ」「おちんちん」のことを親子でどのように学び、伝えるとよいか、お話を伺いました。

平山和秀(ひらやま かずひで) カズ博多クリニック(東京・福岡)院長。日本男性器学会理事長、日本泌尿器科学会認定の専門医として活動。熊本大学医学部を卒業後、聖路加国際病院、京都大学の泌尿器科の専門技術を学び、その後、国立病院機構九州医療センター泌尿器科などで長年にわたり泌尿器科領域での臨床経験を積む。特に、男性器手術に関して豊富な経験を持ち、2万件を超える手術を行う。形成外科的な技術も取り入れ、美容面にも配慮した治療を提供。患者とのコミュニケーションを大切にし、安心感のある診療を心掛けている。

子どもの「どうして?」「なんで?」に寄り添う言葉を

「幼児期からの性教育は必要。でも“どう伝えたらいいか”がわからない──」
 
日常の中でふと湧き上がる不安や迷い。
 
「体の部位は“本当の名前”で教えるべき?」
「プライベートゾーンって、どう説明すれば理解してもらえる?」
「おちんちんのケアや洗い方は、いつ・どこまで伝えるのが正しいの?」
「比べてしまったとき、どう安心させればいいの?」
 
といった悩みは、子どもと接する多くの家庭が抱える“共通の壁”です。 性やからだの話は、恥ずかしさ、文化的タブー感、知識への不安が重なり、「大事なのはわかっているけれど、上手に言葉にできない」という状況を生みやすいテーマでもあります。
 
しかし、子どもは3〜4歳頃から自分の体への関心が高まり、「どうして?」「なんで形が違うの?」と自然に疑問を抱きます。この時期に寄り添う言葉や体験が、その後の“からだの自己肯定感”を形づくる大切な土台になります。
 
物語という安心できるかたちで、親も子どもも構えすぎず、温かな気持ちで「からだのだいじ」を学べる。その“土台づくりの第一歩”を支えるために、絵本『だいじだいじ ぼくのからだ』をつくりました。

『だいじだいじ ぼくのからだ』より抜粋

からだに対する自己肯定感を育む物語

(以下『だいじだいじ ぼくのからだ』本文より抜粋・要約)

パパとお風呂に入ったはるとは、自分のからだが気になりました。
パパのおちんちんとぼくのは、かたちが少し違う。
友だちとも、みんな少しずつ違う。 でも、その“違い”は当たり前。
おちんちんは成長の過程で少しずつ変わっていくもの。
比べなくて、大丈夫。 そして、おちんちんはとてもだいじな場所。
やさしく洗って、清潔にすることが、自分のからだを大切にする第一歩——。

『だいじだいじ ぼくのからだ』より抜粋

子どもが悩みを相談しやすい環境をつくっていこう

幼児期の性教育は3〜4歳頃から、体の部位を正しい名前で伝えることから始まります。プライベートゾーンは「自分だけが見て触れてよい場所」であり、診察や着替えなど特別な状況では触れてよいことも併せて教えることが大切です。
 
お風呂では包皮を無理に剥かず、専用ソープでやさしく洗い、入浴後は保湿して清潔を保ちます。形や大きさの違いは自然な個人差であり、成長の証として安心を与えましょう。
 
本書『だいじだいじ ぼくのからだ』は、こうした正しい知識を親子が自然に学べるよう作られた絵本です。性のケアを家庭に根づかせ、子どもが悩みを相談しやすい環境づくりに役立つ一冊です。

『だいじだいじ ぼくのからだ』より抜粋

『だいじだいじ ぼくのからだ』

監修:平山和秀 絵:佐々木一澄
価格:1,300円+税(1,430円)
発売日:2026年1月26日
体裁:A4変形、32ページ(オールカラー)
発行:宝島社
ISBN:978-4-299-07373-0

文=平山和秀 絵=佐々木一澄

※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

InRed編集部

「35歳、ヘルシーに!美しく! 」をテーマにしている雑誌『InRed(インレッド)』編集部。 “大人のお洒落カジュアル”を軸に、ファッションや美容はもちろん、ライフスタイル全般を網羅。公式ウェブサイト『InRed web』ではライフステージの変化の多い世代ならではの、健康、お金・仕事、推し活に関する情報を発信。お洒落で楽しい毎日に役に立つヒントをお届けしています。

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