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「最終的には歯が抜けてしまう」医師が警告。実は『歯を老化』させる…気をつけるべき“3つサイン”とは?

  • 2026.2.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

鏡を見てシミやシワをチェックするように、自分の「歯」の変化を意識したことはありますか? 実は、お肌と同じように歯や歯茎にも着実に老化の波は押し寄せています。特に30代を過ぎてからのケアの差は、数年後の見た目や健康状態に大きな違いを生むことも。 今回は、現役歯科医の視点から、見逃してはいけない「歯の老化サイン」と、一生モノの自分の歯を守り抜くための具体的な対策を詳しく紐解いていきます。

30代から始まる歯の老化サイン、あなたはいくつ当てはまる?

「歯の老化」なんて、まだ先の話と思っている方もいるかもしれません。でも、実は30代を過ぎると、歯からのサインに気をつける必要があります。

  • 歯茎の腫れ
  • 出血
  • 歯の黄ばみ
  • 歯のすり減り
  • 歯の亀裂

などがそのサイン。さらに、歯周病の進行や歯の神経の衰えなども、歯の老化に繋がります。

これらの症状を放置すると、差し歯や最悪の場合は抜歯をする可能性もあるため、気になる症状があれば、放置しないことが大切です。

歯の老化が進むとどうなる?具体的なリスクと影響

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

歯の老化は、単に見た目の問題だけではありません。

歯周病の進行は、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収を引き起こし、歯がグラグラしたり、最終的には歯が抜けてしまうことに繋がります。また、歯のすり減りによって噛み合わせが悪くなると、顎関節症や頭痛、肩こりなどの原因にもなり得ます。

さらに、歯の亀裂は知覚過敏を引き起こし、冷たいものや熱いものがしみたり、痛みを感じやすくなります。亀裂が深い場合には神経と取る処置が必要になる可能性があります。そして、噛む力や発音にも影響を与え、生活の質を低下させる可能性も。

歯の老化を防ぐための具体的な対策5選

では、どうすれば歯の老化を遅らせる事ができるのでしょうか?今からでも、適切なケアを行うことで、歯の老化を予防・改善することができます。具体的な対策としては、以下の5つが挙げられます。

  1. 毎日の丁寧なブラッシング:歯ブラシと、フロスや歯の間の隙間が大きければ歯間ブラシを駆使し、歯垢をしっかり落とすことが大切です。
  2. 定期的な歯科検診:専門家や医師によるクリーニングとチェックで、早期発見・早期治療を行いましょう。
  3. バランスの良い食事:ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を心がけましょう。
  4. 禁煙・節酒:喫煙と飲酒は歯周病リスクを高めるといわれています。
  5. ストレス軽減:適度な運動や休息でストレスをコントロールしましょう。

これらの対策を継続的に行うことで、健康な歯を長く保つことが大切です。

気づきにくい部分だからこそ…今日から歯のケアを始めよう!

「まだ大丈夫」と思っているうちに、歯の老化は静かに、そして確実に進行していきます。しかし、肌のケアと同じように、歯も正しい知識に基づいたメンテナンスを継続すれば、その寿命を大幅に延ばすことが可能です。 日々のブラッシングから食事、定期的なプロのチェックまで、今できる小さな一歩が、10年後のあなたの笑顔と健康を支える土台となります。 「食べる楽しみ」や「話す喜び」をいつまでも失わないために。今日から、一生付き合っていく大切な歯に、もっと愛着を持って向き合ってみませんか?


越智 英行(おち・ひでゆき)
医師(歯科・日本口腔外科学会 認定医・日本外傷歯学学会 認定医)

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昭和大学歯学部卒業。東京女子医科大学病院(歯科口腔外科)入局後、昭和大学大学院歯学研究科(臨床系歯科麻酔科学)修了。同大学歯学部全身管理歯科学歯科麻酔科助教を経て、コンパスメディカルグループ「医療法人社団コンパス」の常務理事に就任。現在はコンパス内科歯科クリニック赤羽(https://www.compass-dc.jp/akabane/)の院長も兼任。患者さんのQOL向上に寄与し、患者さんが笑顔になれる様な治療を心がける。歯学博士。日本口腔外科学会認定医、日本外傷歯学会認定医。