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「学資保険さえあれば安心」は間違いだった。教育資金を計算して“絶句”…18年後に親を待ち受ける“想定外の誤算”

  • 2026.2.25
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

子育て世代にとって、住宅や生活費と並び大きなテーマになるのが教育資金です。

「子どもの将来に、お金の理由で“できない”とは言いたくない」そう思って教育資金について考え始めたとき、多くの人が最初に思い浮かべるのが学資保険ではないでしょうか。

「返ってくるお金は思ったより少ないらしい」「今の時代、本当に学資保険でいいの?」そんな声を聞いて、迷う人も少なくありません。

学資保険は損なのか、得なのか。今回は、学資保険の仕組みや今の環境を踏まえながら、教育資金をどう備えるかを整理していきます。

なぜ学資保険は”安心”の選択肢として選ばれてきたのか

学資保険は、教育資金を計画的に準備するための保険です。毎月一定額の保険料を払い続けると、満期時にあらかじめ決められた学資金を受け取れます。

自由に引き出せない設計のため、生活費へ回してしまう心配が少なく、積立が継続しやすい点も特徴です。保険商品の中には、払込免除特約がついているものがあります。

学資保険の払込免除特約は、契約者に万一があった場合にその後の保険料は不要となり、満期時に予定していた額資金が支払われます。

家計が変化しても、教育資金だけは守られる。この仕組みへの信頼が、長く支持されてきた背景です。

学資保険は増えない?低金利時代に変わる役割

学資保険は、教育資金を確実に準備するための手段として活用されてきました。

しかし、学資保険に対し「思ったほど増えない」印象となる理由は、長期にわたり続く低金利があります。返戻率は伸びにくく、増やす目的で見ると物足りなさを感じやすい状況です。

一方で、教育資金の負担は広がっています。大学の学費に加え、一人暮らしや留学なども視野に入れると、満期で受け取る固定額だけでは心もとないと感じる家庭もあります。

さらに、働き方や収入の形は多様化しました。将来の見通しが立てにくい中で、長期間一定額を払い続ける設計に慎重になる人もいます。

学資保険の良し悪しで結論を出すより、まずは今の家計や将来設計に合うかどうかを軸にした整理が必要です。

学資保険以外にもある?教育資金の準備方法

教育資金の準備は、学資保険だけに限りません

「確実に積み立てたい」「せっかく準備した教育資金を途中で使ってしまう不安を避けたい」こうした安心を重視するなら、学資保険は有力な選択肢です。

一方で、値動きを受け入れながら資金を育てたい場合や、家計に合わせて積立額を調整したい場合は、積立投資や非課税制度を組み合わせる方法もあります。

どの方法にも役割があり、一つに絞る必要はありません。

学資保険を「損得」で決めないために

学資保険を考えるとき、判断の軸は得かどうかだけではありません。学資保険は安心感を理由に選ぶ方が多いですが、どの安心を優先するかは家庭ごとに異なります。

  • 確実に準備できている安心
  • 万一の際も学びを守れる安心

学資保険は、子どもの将来に向けた資金を計画的に確保する手段のひとつであり、資金を大きく増やすための金融商品ではありません。

迷いがあるなら、まずは教育資金について何が不安なのかを整理してみる。優先順位が見えてくれば、学資保険が合うか、他の準備方法が合うかも、自然と判断しやすくなるでしょう。


ライター:円城美由紀

ファイナンシャルプランナー(AFP)・金融ライター。元メガバンク行員。女性の資産形成をテーマに、資産運用や保険を中心に350記事以上を執筆。難しいお金の話を、暮らしに引き寄せてわかりやすく伝えている。