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医師「注意が必要です」→実は『足の爪の変色』は放置すると危険だった。見落としがちな“3つの異変”とは

  • 2026.2.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ふとした瞬間に目に入る足の爪。「少し色が変わっているけれど、靴擦れのせいかな?」と、そのまま放置していませんか?実は、足の爪は全身の健康状態を映し出す「鏡」のような役割を果たしています。

単なる一時的な変色に見えても、そこには体からの重要なサインが隠されているかもしれません。今回は、爪が教えるSOSを見逃さないために、変色の原因や注意すべき疾患について、専門医の解説を交えて詳しく解き明かしていきます。

足の爪が変色する原因とは?

足の爪が変色していることに気付いたとき、まず考えられるのは「外部からの影響」です。

例えば、窮屈な靴を履いていたり、何かに爪をぶつけたりすると、爪が青黒くなったりします。これらは物理的なダメージが原因で、通常は時間とともに回復するでしょう。

しかし、変色の原因はそれだけではありません。特に医師が注意を促すのは、黄色く変色した爪です。

これは、爪水虫(爪白癬)と呼ばれる感染症が原因であることが多いです。これは、白癬菌というカビの一種が爪に感染することによって引き起こされる病気です。この白癬菌は、湿気の多い場所を好んで繁殖する特徴があります。ですので、足元が湿気を持ちやすい靴の中は、彼らにとって絶好の繁殖地なのです。この症状は爪が白く濁ったり、黄色く変色したり、厚みが出たり脆くなったりと、爪の見た目が明らかに変わることで気付きやすいです。爪水虫は白癬菌というカビの一種が引き起こし、見た目だけでなく爪の材質をも変えてしまいます。

また、ジェルネイルをリムーバー等ではがした後や、爪が物理的ダメージによりばがれて爪が青黒くなった後に、爪の中が緑色に変色する状態を「グリーンネイル」といい緑膿菌感染が疑われます。

さらに赤や紫の変色は血行や血圧に問題があることを示しているかもしれませんので、変色が続く場合には医師に相談するのがおすすめです。

爪の変色や状態の変化が示す体からのサイン

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

足の爪の色の変化だけでなく、その裏に隠された健康状態にも注目してみましょう。

例えば、爪が黄色く肥厚している場合、呼吸器系の問題、特に慢性的な肺の状態悪化が考えられます。また、爪の端がへこむような特徴がある青色爪症候群はリンパ系の異常を示すことがあります。

これらの背景には様々な健康問題が潜んでいる可能性があるため、自己判断で解決しようとせず、専門家の意見を聞くことが重要です。毎日のケアとしては、爪を常に清潔に保つこと、湿気が溜まりやすい靴は定期的に乾燥させたり、清潔に保つことが大切です。

また、ビタミンやミネラル不足も原因となることがあるため、バランスの取れた食生活からもぜひ見直してみてください。

小さな変化に気づくことが、健やかな毎日の第一歩

足の爪の変色は、単なる見た目の問題ではなく、感染症や内臓疾患、栄養不足など、私たちの体に起こっている異変をいち早く知らせてくれる貴重なメッセージです。

「たかが爪」と侮らず、日頃から丁寧な洗浄や保湿を心がけるとともに、色や形に違和感を覚えたら早めに専門医へ相談しましょう。毎日を支えてくれる自分の足をいたわることが、結果として全身の健康を守ることにつながります。今日からお風呂上がりの「爪チェック」を、新しい習慣に加えてみてはいかがでしょうか。


監修者:医療法人社団日進会 院長、理事長
平岩 亮一(ひらいわ りょういち)

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1995年、埼玉医科大学医学部卒業。2017年、医療法人社団日進会開設、にっしん皮フ科・形成外科開業。今年で開業20周年。所属学会(日本形成外科学会他)。平成28年より【生体皮膜剤】【痒み防止剤】にて日本・アメリカフランスを含む13件の特許を取得し現在に至る。