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少年野球で、コーチを「えこひいきだ!」と罵り追いだした保護者。数か月後、身勝手な『私物化』の末路は

  • 2026.1.31

夫が、「子どもたちのためになるなら」と引き受けた少年野球のコーチ。しかし夫を待っていたのは、感謝ではなく、理不尽な保護者たちの「欲望」で……? 友人が体験談を語ってくれました。

画像: 少年野球で、コーチを「えこひいきだ!」と罵り追いだした保護者。数か月後、身勝手な『私物化』の末路は

純粋な気持ちでスタートしたはずが

「子どもたちに野球の楽しさを伝えたい」そんな純粋な気持ちで夫が引き受けた、少年野球のボランティアコーチ。

息子が野球でお世話になっていたこともあり、夫は二つ返事で引き受けました。

私は見守っていましたが、そこで待っていたのは、少年野球という組織が抱える「保護者間の温度差」という難しい問題でした。

変化していく周囲の反応

夫がチームに入ってまもなくのこと。

初めのうちは「よろしくお願いします」「いつもお世話になっています」と協力的だった保護者の皆さんも、次第にわが子の起用方法について熱くなる場面が増えていきました。

いつからか、「なんでうちの子がベンチなんですか?」「あの子より打率がいいはずです」といった要望が、夜遅くのLINEで届くようになりました。

批判の中心人物は

特に、最近他のチームから移籍してきたBくんのパパは指導の考え方において大きな溝がありました。

「コーチのえこひいきがすぎる」「俺がやったほうがマシだ」と、他の保護者にまで吹聴するようになったのです。

あくまで夫はボランティア。野球経験者だし、力になれたらという思いでコーチを引き受けましたが、周囲との信頼関係を維持することに限界を感じ、精神的に参ってしまいました。

悩んだ末、夫は退任を決意し、息子も新しい環境を求めて、チームを移籍することに。

数か月後の再会

それから数か月後、息子の野球チームが元いたチームと対戦することになりました。

試合会場へ行くと、なんとBくんのパパが監督をしていたのです。

試合が始まると、ベンチから聞こえてくるのはBくんパパの怒鳴り声ばかり。そして驚いたことに、ピッチャーのマウンドにはBくんが立ち続けていました。

Bくんパパなりの「勝利への執着」や「息子への期待」の現れだったのかもしれません。しかし、「えこひいきだ!」と夫を責めていた本人が、わが子を『エースで4番』に固定し、他の子に罵声を浴びせていたのです。

元チームメイト親たちの嘆き

結果は、息子の新チームが勝利。

試合後、かつてのチームメイトの親たちが、夫のもとへ駆け寄ってきて言いました。

「あんなワンマンだと思わなかった」「コーチ、お願いだから戻ってきて」と。

夫は、「今のチームで頑張ってくださいね」と、穏やかな表情で言葉を返していました。

息子は今のチームで生き生きとプレーしているし、夫はコーチという重責を離れたことで、「一人の父親」として、純粋に息子とキャッチボールを楽しむ時間を取り戻しました。

勝利も大切ですが、それ以上に「親子で野球を愛せる環境」がいかに貴重か。 苦い経験を経て、私たちは今、本当の意味で野球を楽しめています。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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