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その脱毛、本当に肌に合ってる?美容皮膚科医に聞く脱毛機の基礎知識

  • 2026.1.27

ムダ毛ケアは、もはや特別な美容ではなく、日常に寄り添う“身だしなみ”のひとつ。とはいえ、いざ脱毛を始めようと思っても、「脱毛機ってどう違うの?」「自分の肌にはどれが合うの?」と、疑問を感じたことはありませんか?

実は脱毛機にはいくつもの種類があり、肌質や毛質によって“選ぶべき機械”は異なります。そこで今回は、全国に28院を展開する美容皮膚科「リゼクリニック(男性はメンズリゼ)」の美容皮膚科医・赤岩優妃先生に、脱毛機の基礎知識をわかりやすく教えていただきました。

Q1:リゼクリニックで導入している脱毛機の特徴を教えてください。

「リゼクリニック」ではすべての患者さまのあらゆる毛質に対応するため主に3機種の医療レーザー脱毛機を導入しており、施術効率と脱毛効果を重視して施術部位により使い分けをしています。レーザーの種類や熱破壊式・蓄熱式などの脱毛方式が異なる3種の脱毛機を完備しあらゆる毛質・肌質に対応が可能、患者さま1人1人に最適な機器で照射を行います。

ジェントルYAGプロ(YAGレーザー):熱破壊式

出典: 美人百花.com

ジェントルヤグ・プロは、熱破壊式ヤグレーザー脱⽑機で、当院で取り扱っている脱⽑機の中で1番⻑い波⻑のレーザーを搭載。太く濃い⽑や、⾊素沈着・⿊ずみがある部分にも対応できます。さらに、照射⼝のサイズを細かく変えることができるので、細かな部位や形状の複雑な部位も丁寧に照射することが可能です。同じく、熱破壊式ヤグレーザーの「ジェントルマックスプロ」も全国の多くの院で取り扱いがございます。

・濃く太い⽑も、⾊素沈着も、あらゆる部位を脱⽑可能

ジェントルヤグ・プロは、他のレーザーより⻑い波⻑を持つ「ネオジウムヤグレーザー」を搭載する脱⽑機です。波⻑の⻑いレーザーがお肌の奥まで到達するので、濃く太い⽑も脱⽑可能です。また、⾊素沈着などがある場合でも、⽪膚の⾊に影響されづらいので⽕傷のリスクを軽減することが可能です。
※⾊素沈着が強い場合や極度の⽇焼けが⾒られる場合、医師の判断により照射を⾏えない場合がございます。

・調整可能な照射⼝サイズ。細かな部位にも対応可能

ジェントルヤグ・プロは、照射⼝のサイズを最⼩6mm経まで変更可能。冷却ガスを噴射しながら照射を⾏うことで、冷却ジェルや冷却チップも不要なため、細かな部位や形状の複雑な部位も丁寧に照射できます。

メディオスターNeXTPRO(ダイオードレーザー):蓄熱式

出典: 美人百花.com

メディオスター NeXT PROは、スライドしながら徐々に肌に熱を込め、バルジ領域と呼ばれる組織をターゲットに破壊するという新しいタイプの蓄熱式ダイオードレーザー脱⽑器です。リゼクリニックで採⽤しているハンドピースは照射口の大きなXL-Sサイズ。照射漏れを最⼩限に、広い部位をスピーディーに照射することができます。

・蓄熱式の脱⽑⽅式で痛みを最⼩限に施術可能

メディオスター NeXT PROは、1ショットずつ⽑⺟細胞を直接破壊する熱破壊式(ショット式)の脱⽑が主流の中、⽑⺟細胞へ栄養を送る「バルジ領域」と呼ばれる組織をターゲットに破壊する、蓄熱式(スライド式)の脱⽑⽅式を採⽤。強いパワーを⼀気に照射するのではなく、徐々に肌に熱を込めることで細胞にアプローチするため、熱破壊式の脱⽑機に⽐べて遥かに少ない痛みで施術を⾏うことが可能です。

・⼤型の照射⼝で、照射漏れを最⼩限に

メディオスター NeXT PROは、ジェルを使⽤して⽪膚を滑らすように照射を⾏うため、熱破壊式の脱⽑機に⽐べ打ち漏れのリスクが少ないというメリットがあります。さらにリゼクリニックでは、サイズの⼤きなXL-Sサイズのハンドピースを採⽤。照射漏れを最⼩限に、広い部位をスピーディーに照射することができます。

ラシャ(ダイオードレーザー):蓄熱式・熱破壊式(切り替え可能)

出典: 美人百花.com

ラシャ(Lasya)は、バルジ領域を破壊する蓄熱式と、毛根細胞を破壊する熱破壊式の2つの照射方法をすばやく切り替え、全身すべての部位を細やかに照射することができるダイオードレーザー脱毛機です。高い効果はもちろん、強力な冷却システムにより痛みを抑えた脱毛が可能です。

・蓄熱+熱破壊の使い分けで高い効果を実現

ラシャ(Lasya)は、蓄熱式と熱破壊式の2つの照射方法を搭載しています。蓄熱式で照射する場合には、ジェルを塗りスライドさせながら広範囲を照射することで効率よく照射可能。また、熱破壊式で照射する場合には、細かな部位も丁寧に照射できます。これら2種類の照射方法を部位・毛質を見極めすばやく切り替えることで、従来と変わらぬ高い効果で、全身すべての部位をスピーディーに照射することができます。

・強力な冷却システムで痛みを抑えた脱毛が可能

ラシャ(Lasya)は、マイナス15℃にも及ぶ冷却システムを搭載しています。強力な冷却システムにより、施術時の痛みや熱さを極限まで抑えた施術が可能。また、同時に火傷のリスクを軽減することで最適な出力で照射を行え、高い脱毛効果を実現することができます。

Q2:カミソリ負けしやすい敏感肌でも脱毛はできますか?

出典: 美人百花.com

敏感肌やアトピー性皮膚炎の方でも照射することが可能な場合がほとんどですが、症状の程度によりますので医療従事者が肌状態を確認し、照射可否や機械を判断します。

また、アトピーや敏感肌に限った話ではありませんが、肌が乾燥していると、カミソリ負けなどの肌トラブルになりやすくなってしまいます。日常のケアと脱毛後のアフターケアにおいて、特に大事なのが保湿です。特に乾燥肌の方は念入りに、少しでも「乾燥したかな?」と感じたら、保湿を頻繁に行いましょう。

自己処理による肌トラブルを防ぐためにも

お風呂やシャワー時に体毛処理を行なう方は多いようですが、実はシャワーを浴びながら剃るのはNGです。お湯で柔らかくなったふやけた肌にカミソリをあてると、表皮を傷つけてしまう可能性があるので要注意。また、ボディーソープやせっけんを使用しての剃毛処理は、お肌の油分が落ちて乾燥してしまうため、お勧めしません。

カミソリや電気シェーバーなどで剃毛するなら、お風呂から出て少し体が冷えた状態で行いましょう。保湿効果があるクリームを塗ってから、シェービング用のクリームを塗りカミソリで剃るのが良いです。カミソリで肌を痛めてしまう人は、長いストロークで剃っている方がほとんどです。

一気に剃ろうとすると無意識に力がかかってしまうので、1センチ程度に小刻みに剃ると良いでしょう。肌に負担をかけないように、毛流れにそって上から下へと剃るのも大切なポイントです。

カミソリで毛を剃る、毛抜きで毛を抜く、除毛クリーム(脱毛剤)などを使って毛の処理をする、などの自己処理は、肌表面の角質層に負担をかけ、カミソリ負けや埋没毛、色素沈着などの肌トラブルにもつながる恐れがあるので注意が必要です。

Q3:熱破壊式と、蓄熱式の違いを教えてください。

医療レーザー脱毛機は、黒いメラニン色素に反応するレーザーの特性を利用し、毛を生やす組織に熱を与えて破壊する仕組みです。また、熱破壊式と蓄熱式の2種類が存在し、その大きな違いはレーザー照射時にターゲットとなる組織が異なることです。

熱破壊式の脱毛機

熱破壊式の脱毛機は毛根にある毛を生やす機能を持つ毛母細胞をターゲットにした脱毛方法です。熱破壊式では、1発ずつ高いエネルギーを加えるために、その場で毛根組織が瞬時に熱変性を起こし、照射直後から2~3週間ほどかけて毛がスルスルと抜け落ちるのが特徴です。また、濃くて太い毛や照射範囲が狭い部位に対して、効率的に脱毛効果を与えられるため、ワキやVIOは熱破壊式が得意とする毛です。

蓄熱式の脱毛機

蓄熱式の脱毛機は、皮膚の表層に近い位置に存在するバルジ領域を破壊します。⽑⺟細胞へ栄養を送るバルジ領域と呼ばれる組織をターゲットに破壊することで、脱毛効果を得る方法です。蓄熱式では、皮膚を滑らせながらゆっくりとエネルギーを加えるために、極端な熱変性がなく、生えるスピードが遅くなったことは実感できますが、毛が抜け落ちるまでに3~4週間ほどかかります。また、産毛や細い毛を得意とし、広い面積の部位でも効率よく脱毛効果を与えられます。

熱破壊式のメリット・デメリット

熱破壊式はレーザーが毛根組織まで行き届くので、VIOなど濃くて太い毛に効果的です。しかし、高い出力のレーザーで毛根組織を破壊するため、個人差はありますが照射時に強い痛みを感じることがあります。加えて、黒いメラニン色素に強く反応するという特性上、極度に日焼けした肌への照射は火傷のリスクが高まるため、レーザーを照射できない場合があります。

蓄熱式のメリット・デメリット

蓄熱式は、痛みが少ないことが特徴です。毛根よりも浅い位置に低出力のレーザーで少しずつ熱を込めていくため、熱破壊式よりも痛みを感じづらく、産毛のような薄い毛や細い毛に対しても高い効果が期待できます。デメリットとしては、熱破壊式に比べて即効性はなく、効果を実感するまでに3~4週間ほどかかります。

Q4:ラシャが向いている人は、どのようなタイプの方でしょうか?

出典: 美人百花.com

ラシャ(Lasya)は、バルジ領域を破壊する蓄熱式と、毛根細胞を破壊する熱破壊式の2つの照射方法をすばやく切り替え、全身すべての部位を細やかに照射することができます。高い効果はもちろん、強力な冷却システムにより火傷のリスクや痛みを抑えた脱毛が可能ですので、毛質や肌質に合わせて、どんな方にもご使用いただけます。

編集部の体験レビュー

編集部が今回体験したのは「ラシャ」。私は熱さや刺激を感じやすい敏感肌タイプなので、照射時の負担が気になるところでしたが、不快感はほぼありませんでした。体感としては、じんわりと温かい程度で、痛みはほぼないと言っては過言ではありません(※個人の感想です)。

今回は上半身脱毛を体験。施術時間は約30分とスピーディーで、指先の細かい部位からうなじまで、ムダ毛が気になる箇所をムラなく丁寧に照射してもらえます。施術中はスタッフの方がこまめに「痛みはありませんか?」と声をかけてくれるので、とても安心できました。脱毛が初めての方や、痛みに弱い方でも通いやすいクリニックだと思います。

個人的には3~4回目の施術あたりから毛量の変化を実感!自己処理の煩わしさから解放され、ファッションを“我慢せず”楽しめるようになるのは大きなメリットです。

Q5:脱毛機は、スタッフの技術によって効果に差が出るのでしょうか?

出典: 美人百花.com

医療脱毛において、施術者の技術は効果を引き出すための重要な要素の一つです。特に蓄熱式などの機械においては、当て方や重ね方の技術によって効果に差が出る場合もございます。

そのため、当院では「誰が担当しても本来の脱毛効果を最大限に発揮できるよう」、施術スタッフの技術向上に日々尽力しております。具体的には、医師による適切な診断のもと、患者さまの肌質や状態を見極め、それに応じたきめ細やかな照射を行うための研修・体制づくりを徹底しております。

また、「脱毛効果」は「同じクリニックに通う」という点もとても大切です。前回の肌状態や出力の記録がないと、照射レベルの調整が難しくなります。カルテに残っていれば、安全性を確保しながら、より高い出力で効果的に照射ができます。

取材に答えてくれたのは

出典: 美人百花.com

リゼクリニック 美容皮膚科医 赤岩優妃 医師

全国28院展開 美容皮膚科「リゼクリニック」(男性はメンズリゼ)の医師。さまざまな資格を持つ、美容のプロ。リゼクリニック公式YouTubeやInstagramにて、タメになる美容知識を日々発信中。日本美容外科学会会員・日本医師会認定産業医・ボトックスビスタ認定医・ジュビダームビスタ認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了医・アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー。

リゼクリニック公式YouTubeはこちら

Information

美容皮膚科「リゼクリニック」(男性はメンズリゼ)
〒160-0023 東京都新宿区新宿3丁目17−4 B1F・B2F

公式サイトはこちら

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