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1泊3万円の“出張”なんてありえない! 家族を裏切り、親戚を騙して『密会旅行』を楽しんだ従弟の末路

  • 2026.1.27

筆者の話です。出張で訪れるという従弟B。彼の娘の大学合格や近況報告の和やかな時間のはずでした。しかし、頻繁に席を外す行動、送られてこない写真、親戚から聞いた不可解な噂……。小さな違和感が、やがて衝撃的な真実へと繋がります。

画像: 1泊3万円の“出張”なんてありえない! 家族を裏切り、親戚を騙して『密会旅行』を楽しんだ従弟の末路

久しぶりの再会

従弟Bから連絡が入ったのは、初冬の寒い日のことでした。

「今度そっちに出張があるんだ。久しぶりに会えないかな?」

私の住む地方は雪の降る観光地。

そろそろ本格的な冬のシーズンが始まります。

せっかく遠方から来てくれるのだからと、私はBの家族へのお土産に地元で人気の菓子を購入して準備しました。

20時、約束の場所で待ち合わせて近くの居酒屋へ入りました。

Bは上機嫌で、娘さんの進路が決まったと嬉しそうに話してくれました。

「第一志望の大学に合格したんだ。本当に頑張ってくれたよ」

父親としての誇らしげな表情に、私も自分のことのように嬉しくなりました。

不自然な行動と違和感

しかし、乾杯をして30分ほど経った頃から、Bの様子がおかしくなりました。

スマホが鳴るたびに席を立ち、店の外へ出ていきます。

2時間ほどの滞在時間のうち、半分近くは席を外していました。

「仕事の電話かな?」

最初はそう思っていました。

しかし、それ以上に不自然だったのは、Bが私との写真をやたらと撮りたがったことです。

「ちょっと記念に撮ろうよ」

自分のスマホで何枚も撮影し、さらには店員さんまで呼んで2人並んだ写真を撮らせました。

なのに、撮った写真は私に一切送ってきません。

「なぜ?」という小さな疑問が、心の中に残りました。

そして数日後、さらに奇妙なことが起きました。

私とBの共通の親戚が連絡をしてきました。

「Bから聞いたけど、あなた今、深刻な悩みがあってBに相談しているんだって?」と言われたのです。

「え? 相談なんてしてませんけど……?」

私はBに自分や家族の近況報告をしただけで、相談事など一切していません。

どうしてそんな話になっているのか、全く理解できませんでした。

まるで私が何か深刻な問題を抱えているかのような話になっていました。

「まあ、何かの勘違いかもしれない」

そう思おうとしましたが、胸の奥に小さなモヤモヤが残りました。

自分が「悩みを抱えた人」として利用されていることに、恐怖に近い違和感を覚えました。

繋がる点と点

それから数週間後、12月の初旬に再びBからLINEが届きました。

「これから、そっちに行くんだ」というどこか浮かれた様子の文面です。

私は「時間が空いたら遊びにおいで」と返信しました。

その夜の23時過ぎに「宿泊先のAホテルに着いたよ」とBからLINEが届きました。

「Aホテル?」

その瞬間、私の頭に疑問が浮かびました。

そのホテル名は、到底ビジネスでの利用とは思えない、地元の人間なら誰もが知る高級リゾートホテルでした。

12月のハイシーズンともなれば、1泊3万円以上になる場所です。

「いつ帰るの?」と聞くと、「明日」という返事。

たった1泊の出張で、そんな高級ホテルに泊まるのでしょうか。

普通の出張なら、駅前のビジネスホテルで十分なはずです。

会社の経費でそんな高額なホテルに泊まれるとは思いません。

通常の出張では考えにくい宿泊先の選択に、これまでの違和感がすべて一つに繋がりました。

先日Bと会った時の頻繁に席を外す様子、送られてこない写真、身に覚えがない「悩み相談」の噂。

Bは出張を装った密会旅行に、私や親戚を「アリバイの証人」として利用していたのです。

明らかになった裏切り

親戚数名に確認を取ると、Bが他の親戚にも同じような話をしていることが判明しました。

親戚としての信頼を、不貞行為の隠れ蓑にされた怒りと悲しみは拭えませんでした。

悩んだ末、私は真実を確認するためBの妻に連絡を入れました。

「Bの行動で不審に思うことがありご連絡しました。12月の初旬にこちらに出張があると聞いてますか?」

Bの妻は驚いた様子で「え? そうなんですか、ちょっと確認してみます」と言いました。

その数日後、Bの妻から連絡がありました。

「……会社に確認したら、出張の予定なんてありませんでした」

Bは私と撮った写真を親戚中に見せ、「従姉の相談に乗るために頻繁に出かけている」という偽りのストーリーを作り上げていたのです。

現在、Bと奥さんの間で離婚調停が始まっていると聞いています。

娘さんの門出を祝う晴れやかな時期に、なぜこれほど残酷な嘘がつけたのでしょうか。

今回、親戚という近い関係だからこそ、私は「見て見ぬふり」をせずに向き合うことを選びました。

信頼を裏切る行為は、いつか必ず綻びが出ます。 失った信用を取り戻すのは容易ではありません。

娘の進路を喜んでいたはずのBが、裏では家族を裏切り、嘘をついて他の女性と密会していたことに驚きが隠せませんでした。

私は今回のことで、人との繋がりにおいて「誠実さ」がいかに不可欠なものであるかを、改めて自分自身の教訓として心に刻んでいます。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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