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きっかけは妊娠出産。chelmico・Rachel「自分に優しくする方向に思考が変わった」

  • 2026.1.26

ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「私とフェムケアの話」。ラッパーとして活動し、ときに激しいステージもこなすRachelさん。そんな彼女が語る、心身との向き合い方とは?

Rachel「今後訪れる体の変化にワクワクしています」

メンタルの乱れによる生理不順に悩んだ日々

ラップユニット「chelmico」としての顔に加え、昨年よりソロでも活動。等身大の飾らないリリックが共感を呼んでいるRachelさんが、学生時代から悩まされていたのが生理不順。

「もともとストレスが不調として出やすいタイプ。当時は体に関する知識もなく、周期を把握するために生理期間をメモったりしたけれど安定していなくて…。20歳を過ぎた頃にようやくピルの存在を知ったものの、服用までは至らず。体への意識が変わりピルを飲みはじめたのは、ごく最近なんです」

意識変化のきっかけは、5年前の妊娠出産。婦人科通いのハードルが下がったことが大きいという。

「出産後に生理不順が悪化してしまったけれど、先生の指導に従ってピルを取り入れたらすっかり改善して。私はPMSもかなり重いのですが、生理が不安定だった頃はホルモンの影響なのか違う理由なのかが判断できなかったんです。今は体とメンタルの状況が把握できるので、安心感がありますね」

正しい知識を得ることの大切さを実感し、女性の体に関する書籍を意欲的に読むように。

「生理を科学的に解明する『月経(ピリオド)』という本があるんですが、ざっくり言うと“生理不順は、今は繁殖できる状態じゃないと子宮が判断したサイン”的な内容が書かれていて。自分が壊れる前に体がいち早く気づいて教えてくれているんだと知り、心身を大事にしようと改めて思いました」

体をいたわる方法として取り入れているのは内外から温めること。

「湯船にゆっくり浸かるようになり、ノンカフェインのお茶も飲むようになりました。マインドに関しては、生理で辛いときは“やらなきゃ”と自分を追い込まないようにしています。お味噌汁を作るときにアクはとらない、とか。“お味噌汁があるだけでQOLヤバいよ?”って(笑)。性格的に生真面目で自分にダメ出しをしがちでしたが、自分に優しくする方向に思考が変わった気がします」

体の不調や悩みについてオープンに話せるようになったのも、出産後の変化だと語る。

「メンバーのMamikoとは、ライブが生理と重なったときにサポートし合ったり、妊娠で心身が不安定だったときに励ましてもらったりと、悩みを分かち合いながらずっとやってきて。でも二人だけでケアしようとせず、周りと共有することも大切なんじゃないかと思うように。スタッフにも不調を伝えるようにした結果、現場用の荷物に生理用品だとか鎮痛剤が常備されるようになりました」

体との向き合い方が変わったことで、これから訪れる変化に対しても前向きになったそう。

「年上の友達に体や肌の変化について聞いて“今後現れる強敵とどう戦う?”と考えるのって、ゲームみたいでワクワクするんですよ。女子同士で辛さをシェアしながら、『女の30代辛すぎん!?』と笑い飛ばすのも楽しくて。もちろん本気のお悩みもあるけど、今はいろんな選択肢があるし、情報も得やすくなりましたよね。私自身もポッドキャストで女性の体について話したりしているので、興味がある方は聴いてみてもらえたら。そうやって自分に合う解決法を探しつつ、『chelmico』の曲でも聴いて程よくリラックスしながら(笑)、変わっていく体と付き合っていけたらいいですよね」

お話を伺った方

Rachel(chelmico)

レイチェル 1993年7月4日生まれ、神奈川県出身。2014年に友人のMamikoとラップユニット「chelmico」を結成。「ohayoumadayarou」名義でソロ活動も行っている。振付師の竹中夏海と共にパーソナリティを務めるポッドキャスト番組『我々は安心してリアリティーショーが観たい』(毎週日曜20時更新)が配信中。

写真・wacci ヘア&メイク・カワムラノゾミ 取材、文・真島絵麻里

anan 2480号(2026年1月21日発売)より

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