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【井植美奈子のSAVE THE OCEAN】佐渡島の海への想い

  • 2026.1.26
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四方を海に囲まれた佐渡島。新潟県の沖合に位置する本州最大の島で、東京23区より広いのです。そこにはSDGs14にもある、「海の豊かさを守ろう」というテーマに日々熱心に取り組む人たちがいます。今回は、そんな佐渡島の海への想いについてご紹介します。

海のパビリオン「BLUE OCEAN DOME」で佐渡島の皆さまが登壇

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昨年、大盛況を博した大阪・関西万博での唯一の海のパビリオン「BLUE OCEAN DOME」で、私たちセイラーズフォーザシー日本支局は、会場を提供しているゼリジャパンさんと共催で、万博最終週のイベントをプロデュースさせて頂きましたが、10月8日には佐渡島から「しまふうみ」とお仲間の皆さまにご登壇頂きました。

最初に登壇されたのは、佐渡市企画部総合政策課長の金子裕介さん。2024年に世界文化遺産に登録された佐渡金山をはじめとした様々な文化遺産と、野生のトキなどの豊かな自然を紹介され、持続可能な島づくりについてお話しされました。

佐渡サーモン養殖の取り組みや海藻プロジェクトのお話も

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次に登場したのは、株式会社ニッスイのグループ企業で、ブルーシーフードパートナーの弓ヶ浜水産株式会社から、養殖部企画・開発課の伊藤誠さん。佐渡サーモン養殖の取り組みを紹介されました。このギンザケは国際的な養殖のエコラベルであるASC認証を取得していて、セイラーズフォーザシーが発行しているサステナブルな水産物のリストであるブルーシーフードガイドにも掲載されています。動画で紹介されたギンザケが泳ぐ様子は圧巻でした。

さらに、佐渡島自然共生ラボ代表の正司正さんは、新たな可能性を秘めた海藻のプロジェクトについてお話されました。海藻養殖は、未来素材の養殖ともいえます。代替プラスチック素材や燃料の原材料となるなど、持続可能な未来に向かって今、世界的に注目を集めています。

「しまふうみ」の店長も登壇し、ブルーシーフードの人気メニューをご紹介

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最後に登壇したのは、ブルーシーフードパートナーの「しまふうみ」店長の松柴敬太さん。日本海を見渡す風光明媚なこのカフェの「佐渡ジオパークプレート」は、サステナブルなブルーシーフード*¹の佐渡サーモンと佐渡産ワカメを盛り込み、新潟県知事も召し上がった人気メニューだそう。

佐渡の人たちの熱い想いが伝わってきて、いつしか心は佐渡島へ。持続可能な未来を見据えた美しい海の島、ぜひ訪れてみたいですね。

*1 「ブルーシーフード」とは、一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局が独自のメソドロジーのもと評価した持続可能な水産物を掲載するレーティングプログラム。

PROFILE●いうえ・みなこ●一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局理事長。東京に生まれ、聖心女子学院初等科から聖心女子大学へ。 卒業後、ロンドンSotheby’s 及び Inchbaldにて装飾美術を学ぶ。 結婚を機にNYで生活。帰国後、ディビッド・ロックフェラーJr.が米国で設立した海洋環境保護NGOのアフィリエイトとして2009年に一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局を設立。水産資源の持続可能な消費をめざす『ブルーシーフードガイド』、マリンスポーツの環境基準『クリーンレガッタ』等のプログラムの開発、運営による啓蒙活動で持続可能な社会の実現を目指す。京都大学博士(地球環境学)・東京大学 大気海洋研究所 特任研究員。総合地球環境学研究所・特任准教授。

※この記事は2026年1月26日時点のものです。

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