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マジックカーラーが再ブーム!「前髪を作るのに◎。不器用な人にもオススメ」美容師が解説する〈令和のマジックカーラーの使い方〉

  • 2026.1.24
©Aflo

パーマやブローが中心だったそれまでとは状況が変わり、ここ15年の間に、コテやアイロンでのスタイリング法が主流になりました。しかし、コテやアイロンが苦手な方もまだまだたくさんいます。美容師さんにやりたいヘアスタイルの写真を見せても「コテは使えますか?」と質問されて、「上手く使えないワタシは論外」みたいに思ってしまう、そんな方も少なくないはずです。

そんな方に朗報です。最近、スタイリング法に少しずつ変化が起きてきています。その筆頭が「マジックカーラー」を使ったスタイリングの再ブームです。皆さんは、マジックカーラーを使ったことがありますか?


まさかの「再ブーム」が起きているワケ

マジックカーラーは、マジックテープの付いたカーラーに髪の毛を噛ませて固定することで、クセ付けできる便利アイテムです。髪を巻いたまま10分ほど時間を置くことでクセが付きます。その仕上がりは自然で、ブローやパーマで作るカールに近くなります。

昔からあるアイテムですが、近年は使っている人が少ない印象でした。それがトレンドの変容と共に、コテやアイロンに頼らないスタイリング法として再注目されているのです。

日々のサロンワークでも「最近はあまり前髪を巻かない」という方が増えてきている実感があり、そういった方にぴったりのアイテムです。近年増えている「ナチュラルなカールにしたい」というニーズにも合っています。

マジックカーラーの最大の利点は、使い方が簡単なことです。

コテやアイロンは、鏡越しに「複雑な作業」を「スムーズに」行わないといけないため、思うように手が動かず苦手意識を抱きやすいアイテムです。しかしマジックカーラーは「巻いて時間を置く」プロセスだけでクセ付けできます。安全性も高く、火傷や髪のダメージを心配する必要もないため、ヘアアレンジが苦手でもゆっくり何度もやり直すことができます。

一方で、マジックカーラーで作るカールは、良くも悪くもコテやアイロンで作るカールとは質感が異なります。現代のヘアスタイルは「コテやアイロンを使わないと再現できない」ことが多く、マジックカーラーだけでの再現が難しいのが実情です。

現代のヘアスタイルはコテやアイロンを使わないと再現できないことが多い。

そして、コテやアイロンに比べると、マジックカーラーで作ったカールは時間の経過と共に取れてくることも否めません。しかし、クセが付くのを待っている間に出かける支度ができ、限りなく髪にダメージレスなため、スタイリング法として優秀なのです。

マジックカーラーの使い方と選び方は?

マジックカーラーというと「巻いたまま寝る」イメージをお持ちの方も多いかと思います。しかし、巻いたまま寝るのはあまりオススメしません。寝ている間に外れてしまうこともありますし、巻いたまま長く時間を置いても、カールの「持ち」に大きな違いはないからです。

カールの「持ち」を良くするためには、巻いた後にドライヤーで熱を当てましょう。髪の毛には「熱した後に冷ますとクセが定着しやすくなる」性質があるため、持ちがアップします。

必要以上に高温の熱を与えたり、長時間にわたって熱を与えても効果が高まることはないので、ドライヤーの弱風モードで髪の毛が熱を帯びる程度に風を当て、冷めるのを待てば十分です。

カーラーを選ぶ際、重要なポイントになるのは「サイズ」です。カーラーが太いほど緩いカールに、細いほど強いカールになります。ちょうどいいサイズ感は、「髪質」や「求めるカール」によります。特に髪質が「直毛」だったり、「硬くハリがある髪」だとカールが付きにくいため、その点を踏まえてサイズを選びましょう。

まずは、「細いもの」から試し、ご自身のスタイルや髪質に合うものを探すのがオススメです。マジックカーラーで付いたカールは、手ぐしで引っ張れば馴染むので大きな失敗になりにくく、カーラーも安価です。あれこれ試してみましょう。

また、カーラーの大きさや、巻く髪の長さによっては、マジックテープを噛ませるだけでは髪を留めておけないこともあります。その場合はクリップなどで髪を留めるほか、クリップと一体型の挟めるタイプや特殊な形状のものを購入する手もあります。しかし、カールの付き具合にかんしては「カーラー自体の大きさ」で決まるので、カーラーのサイズは必ずチェックするようにしましょう。

〈基本編〉前髪を自然な内巻きカールに

次に、ベーシックな「内巻きの前髪」を例に、基本的な巻き方についても解説します。

前提として、これから巻く髪は必ずクシでとかして整っている状態で始めましょう。髪が絡まっていたり、乱れたりしていると、髪がグシャグシャなままのクセが付いてしまい、キレイなカールにならない上、カーラーを外す時にも絡まりやすくなってしまいます。

マジックカーラーでのクセ付けは、「テンション(毛を引っ張る圧のこと)をかけること」と、先述の通り「ドライヤーで熱した後に冷ますこと」が大切になります。

巻き方については、3つのポイントを意識しましょう。

簡単でナチュラルな「内巻き前髪」もマジックカーラーで作ることができる

1. カーラーを毛先方向にスライドして、テンションをかける

前髪を内巻きにする場合は、毛束の中間部分の内側にカーラーをセットし、上から手を軽く当てて、マジックテープが髪を噛むようにします。

巻く前に一度、前髪の中間から毛先方向にスライドするようにカーラーを動かし、髪を軽く引っ張るようにしましょう。この一手間で毛束が揃い、テンションがかかってカールも付きやすくなります。

カーラーは「引っ張る角度」と「巻く方向」によってもカールの印象が変わります。ベーシックな内巻きにする場合は、「おでこに対して直角」に引っ張ることを意識しましょう。

毛先方向にスライドするようにカーラーを動かし、髪を引っ張ってテンションをかける。おでこに対して直角に引っ張るのがコツ

2. 必ず毛先から巻き込む

1と同じ要領でカーラーを前髪の中間から毛先までスライドさせ、カーラーが毛先を噛んでいる状態にしてから巻き始めましょう。毛束の途中から巻き始めると、巻き込むうちに毛先が折れてしまい、意図しないクセが付いてしまいます。

そして、毛束の根元付近まで巻くようにすると、カーラーが留まりやすくなり、仕上がりも自然になります。

毛先から根元へとカーラーを回し、髪を巻いていく。毛先からスタートし根元まで巻くのがポイント

3. 優しく引っ張るように抜いて外す

毛束を何回転も巻き込んでいる場合、雑に外そうとするとマジックテープが髪に絡まってしまいます。外す時には、カーラーを回しながら、優しく毛先のほうへ引っ張るようにして抜きましょう。「巻いた時と同じ方向」に回すことも重要です。巻いた時と逆の方向にカーラーを回すと、かえって髪が絡み、毛羽立ちやすくなります。

ロッドを回しながら、優しく毛先のほうへ引っ張るようにして抜く。「巻いた時と同じ方向」にロッドを回すことがポイント

〈中級編〉簡単で今っぽい巻き方2選

続いて、オススメの前髪の巻き方をご紹介します。ポイントは、巻く方向です。

流し前髪は、流したい方向と反対に巻く

前髪を下ろしつつ眉毛のあたりで流したい場合は、流したい方向と反対方向に毛束を流してから、カーラーを斜めにして内巻きにしてみましょう。一見、失敗しそうに見える巻き方ですが、実は反対方向に巻くほうが上手に毛流れを誘導できます。

たとえば、前髪を左から右に流したい場合、一旦右から左に流し、カーラーを傾けながら内巻きにします。こうすると、左側のほうに強くカールがかかるため、カーラーを外した後、前髪が左から右に流れやすくなるのです。

抜く時も、巻いた方向に引っ張りながらスライドします。最後に、クセの付いた前髪を、流したい向きに手ぐしで軽く整えれば完成です。

前髪を下ろしつつ眉毛の前後で流したい場合は、流したい方向と反対方向に毛束を流してから、斜めに内巻きにする

センターパート流しは、上に引き出して巻き込む

おでこを出すセンターパートや、頬からリップラインぐらいの長さの前髪を後ろに流したい場合は、この巻き方が有効です。

左右に流したい前髪をおでこの上で一束にまとめて、まっすぐ上に向かって引き出し、テンションをかけたまま頭頂部方向に外巻きにします。先述した「内巻き前髪の巻き方」とは逆方向にカーラーを置いて巻くイメージです。

こうすると、カーラーを外した際に、毛束が分け目の位置から自然に左右に流れます。そして、根元にかきあげたようなクセも付きやすくなるため立体的な毛流れを作ることができ、大人っぽい印象になります。

最後にコームやブラシで軽くとかすと、毛束感や毛先の動きが出て、雰囲気がアップします。この時、カールが取れないように軽くとかすこと、そして何回もとかさないようにすることを意識しましょう。

前髪を後ろに流したい場合は、前髪をまっすぐ上に向かって引き出し、頭頂部方向に外巻きにする

いかがでしたか。お手軽アイテムで、気軽にスタイルの変化を楽しみましょう。

文・イラスト=操作イトウ
写真=Aflo

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