1. トップ
  2. ヘア
  3. 髪のパサつき&フケ、実は「花粉」のせい?美容師が教える“お湯だけでは落ちない”落とし穴&正解ケアとは

髪のパサつき&フケ、実は「花粉」のせい?美容師が教える“お湯だけでは落ちない”落とし穴&正解ケアとは

  • 2026.3.6
花粉シーズンに役立つヘアケアとは(画像はイメージ)
花粉シーズンに役立つヘアケアとは(画像はイメージ)

春になると、髪のベタつきやパサつき、頭皮のかゆみに悩む人が急増します。その原因は、空気中を舞う花粉かもしれません。実は花粉は髪や頭皮に付着しやすく、質感の乱れや静電気を招く原因となります。

そこで、花粉症シーズンに実践したい帰宅後のヘアケア習慣や、花粉を吸着しやすいスタイリング剤の特徴、入浴時の正しい予洗い方法などについて、美容室「Grace Avenue」(東京都港区)サロンマネジャーで美容師の原木佳祐さんに聞きました。

べたつくワックスは花粉を引き付ける

Q.花粉が髪に付着することで、頭皮のかゆみや髪のパサつきにどう影響するのでしょうか。また、花粉を吸着しやすいスタイリング剤とブロックしてくれる製品の見分け方について、教えてください。

原木さん「スギ花粉やヒノキ花粉には吸湿性があるため、髪の表面に付着すると内側の水分を奪いやすくなります。これが直接的に髪への深刻なダメージにつながるということはありませんが、ゴワゴワしてしまったり手触りが悪く感じられたりするといったことがあります。また、頭皮に付着するとかゆみやフケ、赤みの原因になることも考えられます。

花粉を吸着しやすいスタイリング剤は、ワックスやジェル、グリースのように、ベタベタするような粘着性のあるゲル状のテクスチャーのものですね。ブロックする役割のあるものは、油分の少ないヘアオイルやスプレータイプのものが該当します。市販品でも花粉をブロックするヘアスプレーが売られているため、そういったものを導入すると良いでしょう」

Q.夜の入浴時に花粉を一気に落とすための予洗いの正しい時間や温度、お湯の当て方のコツはありますか。

原木さん「花粉はその構造上、髪の表面や毛先に多く付着します。そのため予洗いは、まず髪の表面(外側)から流していきましょう。花粉が顔に付着してしまうため、顔を上げた状態で流し始めるのが理想的です。外側が十分に洗い流せたら、次は内側をすすぎます。髪をかきあげながら根本や頭皮まで行き渡らせていくイメージです。

予洗いは、3分程度を目安にするとよいと思います。また、お湯の温度は熱過ぎると頭皮の乾燥につながってしまうため、38度前後の少しぬるいと感じる程度がおすすめです。

ちなみに、花粉の構造を壊してお湯だけで洗い流すには、調べてみたところ60度から70度程度の熱さでなければならないようです。そのため、花粉をしっかりと洗い流すためには『湯シャン』だけでは不十分になってしまうため、その後必ずシャンプーをするのが必須になりますね」

Q.春特有の強風で髪が絡まりやすい時期、外出先でもできる「静電気を抑えて花粉を寄せ付けない」ための簡単なヘアケア術を教えてください。

原木さん「春という季節は花粉だけでなく、強風や乾燥といった影響が大きいため、静電気と風の影響で髪が絡まる心配がありますよね。そのため、花粉のブロックスプレーのほかに油分が少なめのヘアオイルやミスト、軽い仕上がりのヘアスプレーなどを使っていただくと効果的です。

ヘアオイルに含まれる油分にはもともと帯電防止効果があり、静電気を抑えてくれることで、花粉が付着しにくなります。ただし、油分が多過ぎるとベタつきの原因となりかえって花粉を吸着しやすくなってしまうため、製品選びには注意が必要です。

そのため、ポイントとしてはあまりウェットで重ためなテクスチャーは選ばないようにしましょう。軽く仕上がるもの、かつ少量だけ使って薄くコーティングしていくイメージで使っていただくと、花粉を寄せ付けにくくなると思いますよ」

* * *

花粉が舞う季節は、髪や頭皮も想像以上にダメージを受けています。毎日の正しいケアを習慣化することで、ベタつきやパサつき、かゆみは十分に防げます。春こそ意識的な花粉対策で、快適な美髪を守りましょう。

オトナンサー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる