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お葬式当日の朝「どうしよう!」配るはずのお饅頭を忘れる【致命的なミス】凍りつく親戚一同を救ったのは

  • 2026.1.27

筆者の話です。
島のお葬式の準備中「お饅頭はいつ来るんだ?」という父の一言で空気が止まりました。
親戚の知恵と島のつながりが、まさかの【大ピンチ】を救ってくれた出来事です。

画像: お葬式当日の朝「どうしよう!」配るはずのお饅頭を忘れる【致命的なミス】凍りつく親戚一同を救ったのは

父の一言で固まった

瀬戸内海の島にある実家では、今も家でお葬式を行います。
親戚が役割を分担しながら、買い物や準備を黙々と進めていました。

告別式当日の朝、祭壇の最終チェックをしていた父が、ふと
「お饅頭はいつ来るんだ?」
と口にした瞬間、親戚一同がピタッと動きを止めます。
法要の締めくくりに欠かせない「お饅頭の手配」を誰もしていなかった事実が一気に広がり、胸の奥にヒヤッとした緊張が走りました。

一筋の光が見えた

「どうする?」という小声があちこちから聞こえ、微妙なざわつきが広がります。
時間は刻一刻と進み、買いに行くにも間に合うのか不安が募っていきました。

そんな中で、
「そういえば、あそこの和菓子屋で働いてた親戚のおばあちゃんがいる!」
と誰かが思い出し、場の空気が一気に変わります。

そのおばあちゃんに連絡を入れると、急ぎでお店に掛け合ってくれることになり、胸の緊張が少しゆるんだ気がしました。

全力リレーが始まった

和菓子屋さんはすぐに大量のお饅頭を蒸してくれることに。
残る問題は「どう届けてもらうか」

すると、漁業をしている親戚が
「船を出すよ!」
と名乗り出て、対岸の港まで迎えに行く段取りが一気に決まります。

まるで島全体でリレーしているような慌ただしさで、私もただ見守るしかなく、手に汗がにじみました。
やがて、船が島に戻ってきたときの安堵感は今でも忘れられません。

親戚パワーの「できたて」

開始ぎりぎりのタイミングで無事にお饅頭が到着し、お葬式は滞りなく進みました。
数日後、「不謹慎だけど、お葬式のときのお饅頭おいしかったよね」と親戚に言われて、思わず笑いがこぼれました。悲しみの中にいたみんなの心が、その一言でふっと軽くなったのを感じたからです。
あの日のお饅頭は、蒸し上がってから数時間しか経っていない「できたて」で、味わいが全然違っていたようです。

想定外のトラブルでしたが、島のつながりと、親戚それぞれの力が自然と合わさったからこそ間に合ったのだと思うと、胸の奥がじんわり温かくなります。
あの一言から始まった大騒動は、忘れがたい「親戚パワーの証」になりました。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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