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夫「休日の料理は俺が作る!」確かにおいしかった。でも──妻が『言葉を失ったワケ』は

  • 2026.1.27

筆者の話です。
ある休日、夫が「休日は俺が作る!」と料理を担当することになりました。
おいしかったはずの食卓が、思わぬ1枚の紙で空気を変えていきます。

画像: 夫「休日の料理は俺が作る!」確かにおいしかった。でも──妻が『言葉を失ったワケ』は

休日宣言

「これからは休日には俺が料理を作るよ」
ある休日、夫がそう言い出しました。
買い物から調理まで、すべて自分に任せてほしいと言います。
平日は私が仕事と家事を同時に回しているため、正直なところ助かる気持ちもありました。
夫なりに負担を減らそうとしてくれているのだと思い「じゃあお願いしようかな」と返し、口出しせずに見守ることにしたのです。

並ぶ料理

そういえば夫は、大学時代にホテルの厨房でアルバイトをしていました。
本人いわく「料理は嫌いじゃない」とのこと。
その言葉を思い出した矢先、キッチンからは、いつもより時間をかけている様子が伝わってきます。
フライパンの音や、調味料の香りが重なり、自然と期待が高まりました。

テーブルに並んだのは、彩りのよい料理が何品も。
盛り付けも丁寧で、外食のような雰囲気でした。
一口食べると、確かにおいしい。
「すごいね」と声をかけながらも、普段は買わない食材や量の多さが目に入りました。
冷蔵庫の野菜室が、ふと頭に浮かびます。
胸の奥が、どこか落ち着かないまま食事を続けていました。

レシート

食後、私は「今日は助かったな」と思いながら、食器を片付けていました。
そのとき、満足そうな表情の夫が1枚のレシートを差し出してきたのです。

そこに書かれた合計金額を見た瞬間、私は言葉を失いました。
たった1日の食事で、1万円近く!?

「この金額が続いたら、今月どうするの?」
つい強い口調で伝えると、夫の表情が一瞬で曇ります。
料理の出来を評価されるつもりだった分、家計の話が出たことに戸惑っているようでした。
せっかくの夫の好意を台無しにしたくない思いと、生活を守る切実な思い。その間で私の心も揺れました。

別物だと

作ってくれること自体は、本当にありがたい。
その気持ちは、今も変わりません。

でも、日々の家事は「おいしさ」だけで回っているわけではありません。
限られた食費の中で献立を考え、無理なく続けていくことも、作る人の大切な役割です。

その後、話し合った結果、今回は「特別なディナー代」として夫の小遣いから半額を負担してもらうことになりました。
料理をすることと、家計を回すことは別物。
その違いを、互いに実感した休日でした。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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