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読めそうで読めない!「蕗の薹」はなんと読む?→気になる正解は?【漢字クイズ】

  • 2026.2.15

人間が生きていくために欠かせないのが食べ物です。そして、それぞれの食材には旬という、味のよい食べ頃の時期が存在します。それは、気温や日照時間によって、食材が最も成長し結実する時期が異なるからです。今はハウス栽培や海外からの輸入などの手段もありますが、本来は季節によって食べられるものというのは限られてくるのです。

日本には四季があるからこそ、その季節ごとに豊富な旬の食材を味わうことができます。今回ご紹介する「蕗の薹」も、そんな日本ならではの旬の食材のひとつです。みなさんは正しく読むことができますか?

問題:「蕗の薹」はなんと読む?

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日本原産の山菜

「蕗の薹」の正しい読み方は「ふきのとう」です。

「蕗」はキク科の多年草で、山野に自生したり、野菜として栽培することもあります。「薹」は野菜類の「花茎(かけい)」(葉をつけないで先端に花だけをつける茎)を指す言葉です。そのため、「蕗の薹」とは「地上に生い出た蕗の若い花茎」のことを指します。日本が原産で、独特の香りとほろ苦さが特徴の山菜です。ふき味噌や天ぷらなどで楽しむことができます。

冬の間は地下で栄養を蓄え、雪が解けて春が訪れる2~3月頃に土から顔を出します。大きくなりすぎると苦味が増すため、花が咲く前の蕾の状態で収穫するのが最適だとされています。

「蕗の薹」と「蕗」は別物?

春の訪れを告げる「蕗の薹」ですが、花が咲いた後は茎が伸びていき、種のついた綿毛を風で飛ばして枯れてしまいます。

その後に旬を迎えるのが「蕗」です。「葉柄(ようへい)」と呼ばれる、葉を支えるための柄の部分が、食用の「蕗」となります。

「蕗の薹」と「蕗」は同じひとつの植物で、地下にある茎で繋がっているのですが、実は生えてくる場所は全く異なります。そのため、「蕗の薹」が「蕗」になる訳ではないのです。花と葉が別々のところから生えてくるというのは、非常に珍しいことのようですよ。時期によって2つの楽しみ方があるというのは面白いですよね。



参考文献:大辞林



文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!