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意外と読めない「長閑」→なんと読む?読めたらスゴい。【難読漢字】

  • 2026.2.15

日本には美しい四季があります。季節によって表情を変えるその豊かな自然の様子は、古くから私たち日本人にいろいろなものを与えてきました。

中でも言葉への影響力は大きく、和歌や俳句など、短い文字数の中でさまざまな人の心を詠む文学の中には、たくさんの自然描写が含まれています。特に俳句では、特定の季節を表す「季語」と呼ばれる言葉を必ず詠み込むことが定められているほどです。

今回ご紹介する難読漢字の「長閑」も、そんな季語の中のひとつです。みなさんは正しく読むことができますか?どの季節を表す言葉なのかということも、ぜひ想像しながら考えてみてください。

問題:「長閑」はなんと読む?

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古語を語源とする言葉

「長閑」の正しい読み方は「のどか」です。「静かでおだやかなさま」「のんびりと落ち着いているさま」を表し、春の季語として用いられます。天候や自然の風景だけでなく、人の動作や態度についても使うことができる言葉です。

さらに、「閑」には「暇」や「静か」という意味があり、それが長く続いている様子を表すことから、「長閑」という漢字が当てられたのではないかと言われています。

大和言葉

私たちは日々の中でたくさんの言葉を使っていますが、その言葉にも実は種類があることをご存知ですか?中国から伝来した「漢語」、欧米諸国の外国語が元となった「外来語」、そして日本特有の言葉である「大和言葉」があります。

今回ご紹介した「長閑」は、実は「大和言葉」の中のひとつなのです。柔らかくて温かな響きが特徴とされる「大和言葉」ですが、日本で生まれたわが国ならではの言葉だと思うと、なんだか大切にしたい気持ちが湧いてきますよね。



参考文献:明鏡国語辞典、全訳古語辞典、大辞林



文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!