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母「施設に来るの、初めてだったかしら?」えええ…!? そりゃないよ<母の認知症介護日記>

  • 2026.1.23

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんは、このところ調子がイマイチ。トイレから戻ってきた直後、「トイレに行ってくるわ!」と言って再度トイレへ行ってしまい、ワフウフさんを驚かせることも……。別の日には、相変わらず自分で洗濯をしているあーちゃんに、姉・なーにゃんが「洗濯は施設にお願いして」と、少し強く言ったら急にうつろな目になり表情が消え、受け答えもできない状態になってしまい、なーにゃんが大慌てすることに。今まで見えていなかったあーちゃんの顔を見て、恐怖を覚えたのでした。

真夏並みの暑さが続いている日。ワフウフさんが汗だくで面会に行くと、あーちゃんは長袖を着て涼しい顔で部屋にいました。暑さを感じにくいようで、あーちゃんが熱中症にかかってしまわないか、ワフウフさんは心配になってしまいます。そして、もうひとつ気になっているのが、あーちゃんが部屋から見えるマンションやお散歩中に見かけたマンションを、姉・なーにゃんのマンションだと言うこと。なーにゃんのマンションが近いのは理解しているようですが、色や形の認識がかなりあいまいになっているようです。

しょっちゅう来てるんですけどね

あーちゃんがオシャレをして認知症を診てもらっている病院へ出かけた日。施設のスタッフさんは口々にほめてくれました。

受付の方にもほめられて、あーちゃんはご機嫌です。

娘から見ても、80歳近いおばあちゃんにしてはイケてると思うのです。

こちらはバックショット。

こんなことを言いながらも、あーちゃんはノリノリで写真を撮らせてくれました(笑)。

病院の帰り、あーちゃんは姉・なーにゃんの家に立ち寄ってお風呂に入らせてもらいました。入浴後、3人で施設に戻っている途中、ふとあーちゃんからこんなことを言われ……。

大ショック……!

しょっちゅう来ていると伝えても……。

私が面会に行っている記憶だけどこかへ行ってしまったようです……。

なーにゃんも必死にフォローしてくれましたが……。

……。

すべては認知症のせいだとわかっていても……。

これはつらい。そりゃないよ、あーちゃん……。

もう、私は星になりました……。

オシャレして認知症を診てもらっている病院へ出かけた日は、施設長さんや施設のスタッフさんからも褒められて、あーちゃんはご機嫌でした。娘から見ても、80歳近いおばあちゃんにしては、なかなかイケていると思います。写真を撮っていても「どうして写真撮るの!?」なんて言いながら、ノリノリで撮らせてくれました(笑)。

この日、本当は施設での入浴日だったのですが、あーちゃんは病院に行ったため入れませんでした。次の入浴日は3日後。暑い日が続いているのでさすがにそれはキツいと思い、病院の帰りに姉・なーにゃんの家に寄ってお風呂に入らせてもらいました。その後、3人で施設へ。私たち姉妹は、あーちゃんを部屋に送り届けてから、いろいろと施設に相談するつもりでいたのですが……。

「ワフウフちゃんは、ここに来るのは初めてだったかしら?」とエレベーターを待っている間、あーちゃんからそんな言葉をかけられ、私は大ショック……。戸惑いながら「しょっちゅう来てるじゃん……」と絞り出すように言うと「なーにゃんちゃんはよく来てくれるけど……」と、首を傾げていたあーちゃん。なーにゃんもフォローしてくれたものの、私は心の中で「そりゃないよ、あーちゃん! 」と叫んでいました。

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あーちゃんの記憶からは、ワフウフさんが面会に来ていたことが消えてしまっているようですね……。すべては認知症のせいだとわかっていても、家のことや仕事を調整しながらなんとか時間を作って施設に足を運んでいるのに……と、ワフウフさんはやり切れない気持ちになったと思います。こういった感情との向き合い方を見つけるのも、長い介護生活には必要なことですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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