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庭で勝手に遊ぶ知らない親子「今遊んでる土、触らない方がいいですよ」土の正体を明かすと慌て出して

  • 2026.1.22

これは息子が3歳のときのお話です。わが家は玄関の土間に息子の砂場セットを置いています。使ったあとは土間が砂や泥で汚れるのを避けるため、公園から帰るたびに洗って庭で乾かしていました。しかしある日、おもちゃを取り込むため庭に行くと、見知らぬ親子がいて……!?

非常識な親子

わが家は公園から帰るたびに、砂場セットを洗って、庭で乾かします。そんなある日、乾かしていたお砂場セットを取り込むため庭に行くと、見知らぬ親子がいたのです。

男の子は2歳前後でしょうか、ママと一緒に干していたお砂場セットで遊んでいました。わが家はオープン外構なので、もしかしたら親子はそこを敷地外だと思ったのかもしれませんが、お砂場セットは庭の奥にあり、そこまで入らなければ取れません。敷地内であることは、さすがにわかるような? と私はモヤモヤ。

私の驚いた声に気がついたママは、笑顔であいさつをして、ほかに何も言わずにそそくさと帰って行きました。私が「あの、ここはうちの敷地内ですよ」と注意しても、反省の色は見えませんでした。親子は公園の帰りだったのか、せっかくきれいに洗った砂場セットは子どもが触って泥だらけになっています。

見かけては、注意して追い払う……。そんなことが3、4回続いたある日のことです。私は、カブトムシの幼虫を飼育している土を、カビ対策のために一度広げて、空気に触れさせることに。フンや土中の微生物によって土の臭いはかなり独特。室内で行うには耐えきれない臭いだったので、使っていなかった衣装ケースに土を入れ、虫が入らないように洗濯ネットでカバーをして、庭にしばらく置いておきました。

いったん部屋に戻り、その後、庭の水栓カバーをし忘れたことに気がついた私が外に出たときです。なんと、またあの親子が庭先にいるではないですか。しかも、一緒に男の子のおばあちゃんであろう、70代ぐらいの女性までいます。男の子は、先ほど息子と一緒に置いておいたカブトムシ用の土を、わざわざケースから出して遊んでいたのです。

私は慌てて「ちょっと! いつも言っていますが……」と声をかけました。するとそのおばあちゃんが「まあ、いつもお世話になっています。よくこちらで遊ばせてもらっているって聞いてますよ」と言うではありませんか。ママは私の視線を避けるように目を泳がせ、黙って子どもの様子を見守るふりをしています。彼女が自分の身内に「ここは自由に入っていい友だちの家だ」と嘘をついて連れてきたのだと察し、私はそのあまりの図々しさに言葉を失いました。

そのとき、「こんにちは!」と後ろから明るい声がしました。振り返ると、お隣に住む高齢のAさんです。Aさんは私に「あら、あなたBさん一家(親子とおばあちゃん)とお友だちなの?」と尋ねました。なんと、その親子と一緒にいた男の子のおばあちゃんはお隣のAさんの知り合いだったよう。私が困惑気味に「いえ、まったく知らない方です」と言うと、私とAさんのやりとりを聞いた男の子のおばあちゃんは、ママに「あなた! 当たり前のように入っていくからてっきりお友だちかと思ったじゃない! 知らないお宅の庭で遊ぶなんて非常識よ!」と怒りだしました。さっきまで余裕を装っていたママは、嘘がバレて顔を引きつらせ、震える声で「……だって、いつもおもちゃが置いてあるし、息子もあれで遊びたいって言うから」と信じられないような言い訳を口にしました。

そこで私は、「お子さんが遊んでいる土、触らない方がいいですよ。カブトムシ用の土なので。臭いがきついので、素手で遊んでいたら臭いが取れにくいかも」と伝えると、ママは真っ青な顔。土まみれの子どもを抱きかかえ、「すみませんでした」と言うと慌てて逃げ帰りました。おばあちゃんは「本当にごめんなさいね」と何度も頭を下げながら、親子を追いかけて帰ったのでした。

それ以降、その親子が勝手に庭で遊ぶことはなくなりました。オープン外構は、敷地の境界がわかりにくいかもしれません。しかし、敷地内だと言っているのにも関わらず他人の敷地を「公園」のように扱うのはあまりに身勝手だと思います。住人にとっては、他人に敷地に勝手に入られるのは不快なものです。私も親として、子どもには公共の場と他人の家の区別をしっかり教えていこうと、心に刻んだ出来事でした。

著者:立川りか/30代・ライター。7歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

ベビーカレンダー編集部

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