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板チョコで簡単、バレンタインにもぴったり! スパイス&お酒が香る大人のチョコスイーツレシピ

  • 2026.1.21
TERUAKI KAWAKAMI

コンビニやスーパーで手に取る、いつもの板チョコ。そんな身近な一枚で本格的なチョコスイーツが作れたら嬉しいと思わない? 今回は料理家の村山由紀子さんに板チョコを使い、スパイスやお酒の香りをアクセントに効かせた大人のチョコスイーツレシピを教えてもらった。ほんの少し香りが加わるだけで、いつもの一品が驚くほど贅沢な味わいに。板チョコで作るスイーツの手軽さにきっと驚くはず!

レシピを教えてくれたのは

村山由紀子さん
素材の持つおいしさを引き立てるシンプルな料理を得意とする料理家。旬のおいしさを楽しむ料理は作りやすいと定評がある。またパンやスイーツ作りも得意で、簡単に作れるレシピにファンは多い。「食房ボッカ」を主宰してとしてケータリングや出張料理、料理ワークショックなども開催。著書に『パンのおかず50』(実業之日本社)、『天板一枚で!毎日のオーブンおかず』(河出書房新社)など。近著に『ベジヌードル』(主婦と生活社)がある。
Instagram/@yukiyucca

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板チョコがお菓子作りの救世主?!

チョコレート好きにはたまらない季節の到来! 大切な人へのギフトに、家族とのひとときに、あるいは自分へのご褒美に。甘い香りに包まれてチョコレートスイーツを作る時間は至福のひととき。

しかし、近年のチョコレートや製菓用チョコレートの価格高騰はお菓子作りを楽しむ私たちにとって寂しいニュース。そこで注目したいのが、もっとも身近な存在である「板チョコ」。

どこでも買えるうえにお手頃価格だからこそ、惜しみなく使えるのもうれしいところ。王道のミルクやビター、そしてホワイト。この3種をレシピに合わせて選べば、身近な材料で作ったとは思えないほど、クオリティの高いスイーツが作れる。

さらにスパイスやお酒を加えることで、ワンランク上のおいしさに。早速作ってみよう!

TERUAKI KAWAKAMI

ラズベリーとカルダモンのフォンダンショコラ

ビターな味わいに酸味とスパイスの香りで大人味に!

「フォンダン」はフランス語で「とろける」という意味。その名の通り、焼き立てのフォンダンにスプーンを入れた瞬間に中から濃厚な生地がとろりとあふれ出るのが特徴。

ベースとなる生地にはダークチョコを使用。生地に入れたラズベリーの酸味がチョコレートの濃厚な甘みやほろ苦さを爽やかに引き締め、後味を軽やかに。

さらにカルダモンとラム酒による香りの演出もポイント! カルダモンの清涼感とラム酒のコクが溶け合い。鼻に抜ける香りに爽快感をもたらす。

身近な板チョコを使いながらも、スパイスとお酒の力で、複雑で華やかな味わいに。一口ごとに変化する豊かな風味を楽しんで!

メイン食材/チョコレート(ビター)、バター、卵、小麦粉、ココアパウダー、ラズベリー


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使ったスパイス&お酒は「カルダモン」と「ラム酒」

カレー作りでもおなじみのカルダモンは、「香りの王様」とも称される爽やかさと上品な風味を持つスパイス。柑橘のような清涼感とスパイシーな甘みがチョコレートの濃厚なコクにキレを与え、華やかな余韻を引き出す。生地に入れたラズベリーのプチプチと弾ける食感がカルダモンと重なり、心地よいアクセントに。

さらに、味わいをより成熟したものに変化させるのがラム酒。さとうきびが原料でバニラやキャラメルを思わせる芳醇な香りが特徴。チョコレートと合わせることで深みのあるコクが引き立ち、全体を優雅な大人の味わいへと格上げしてくれる。

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ミルクチョコとホワイトチョコのムース

滑らかな舌触りにドキドキ!

ふんわり、とろける口溶けになめらかな舌触りが心地よいチョコレートムース。ゼラチンを使用せず、チョコレートの固まる力を利用して仕上げるため、初心者でも失敗しにくく手軽に作れるのが魅力だ。

このレシピの醍醐味はミルクとホワイト、2種のチョコレートを重ねた贅沢なダブル使いにあり! ベースとなるミルクチョコには生クリームとコーヒーリキュールを加え、コク深い甘さと芳醇な香りをプラス。

その上にホワイトチョコのムースを重ねることで、見た目も華やかに。仕上げには爽やかなオレンジピールとピスタチオと黒こしょうをトッピング。甘い組み合わせに粗挽きにした黒こしょうのピリッとした刺激がアクセントとなり、味をぐっと引き締めてくれる。

メイン食材/チョコレート(ビターとホワイト)、生クリーム


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使ったスパイス&お酒は「黒こしょう」と「コーヒーリキュール」

カクテルのベースとしても名高いコーヒーリキュール「カルーア」はコーヒー特有の香ばしさと濃厚な甘みが特徴。チョコレートと共通の「深み」や「苦み」を持つため、少量加えるだけでおいしさを劇的に引き立てる。さらに、アルコールの揮発性がチョコの香りを後押しすることで口に入れた瞬間の風味をより華やかに広げる役割も果たす。

黒こしょうはチョコレートの組み合わせは有名ショコラティエの間でもおなじみ。黒こしょうが持つウッディな香りとピリッとした鋭い刺激がチョコレートの濃厚な甘みをすっきりと切り、味わいをシャープにさせる。

特にムースのような単調になりやすい食感で粗挽きの黒こしょうはリズムを生み出すスパイスとなり、食べ進めるごとに新しい驚きを与えてくれる。

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スパイシーチョコチャンククッキー

“バリ&ネチ”食感に夢中!
オールスパイス香るチョコクッキー


外はバリバリ、中はネチッ。ゴロゴロ入ったチョコチャンクのザクザク食感と、しっとりした口溶けのコントラストがたまらない。これぞアメリカン王道スイーツ。

ただ甘いだけではない、大人のチョコチャンククッキーに仕上げるポイントは生地に忍ばせたオールスパイス。シナモン、クローブ、ナツメグの3つを合わせたような芳醇な香りが、チョコレートの風味をより深く、くっきりと引き立てる。

仕上げにパラリと散らした粗塩もリッチな甘みを引き締め一度食べたら抗えない甘じょっぱい味わいに。ついつい次の手が伸びてしまう、奥深いおいしさを楽しんで。

メイン食材/チョコレート(ビター)、バター、ブラウンシュガー、卵、薄力粉


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使ったスパイスは「オールスパイス」

その名からミックススパイスかと思いきや、実はフトモモ科の植物の果実から作られる単一のスパイス。

最大の特徴はシナモンの甘い香り、クローブのスパイシーさ、そしてナツメグのエキゾチックな風味をあわせ持っていることで、この複雑な香りがカカオの風味を劇的に引き立てる。これこそオールスパイスとチョコレートが「最高のパートナー」と呼ばれる所以。

熱に強く香りが飛びにくい性質があるため、焼き菓子に最適で、クッキーが冷めた後でも、口に入れた瞬間にスパイシーな芳香がふわっと広がる。

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チョコといちごのフレンチトースト スパイスチョコソース

スパイスのピリッとした刺激が心地よいアクセントに!

フランスで「パン・ペルデュ(失われたパン)」と呼ばれるフレンチトーストは、硬くなったパンを卵液(アパレイユ)でおいしく再生させる、生活の知恵から生まれた一品。

今回はアパレイユに溶かしたミルクチョコを加えてバゲットを浸け、香ばしく焼き上げた。外はカリッ、中はとろりとした食感にいちごと生クリームを贅沢にサンドすることでリッチ感を後押し。

仕上げを彩るのは、ミルクチョコにシナモンとクローブを効かせたスパイスチョコソース。ミルクチョコのマイルドな甘みに、シナモンの華やかさとクローブの深いスパイシーさが重なることで、カカオの風味がキラッと輝く。

アメリカでは朝食のイメージが強いが、フランスでは優雅なデザートとして親しまれる一品。スパイス香るチョコソースとフルーツの共演が、午後のティータイムに華やかな彩りを添えてくれるはず!

メイン食材/バタール、チョコレート(ミルク)、牛乳、卵、バター、いちご、生クリーム


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使ったスパイスは「シナモン」と「クローブ」

個性豊かなシナモンとクローブは、合わせることでその真価を発揮。甘く華やかに広がるシナモンと、重厚で低く響くクローブ。この高低差のある香りが重なることで、味わいに驚くほどの「立体感」が生まれる。

シナモンの甘美な風味がカカオのフルーティーさを、クローブがカカオ本来の苦みと深みをそれぞれ引き出し、互いの輪郭を際立たせる。この相乗効果が単なる甘いチョコソースを複雑でエキゾチックな「大人のソース」へと昇華させてくれる。

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