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Q. 「毛布が上? 羽毛布団が上?」 より暖かいのは、どちらなのか【日本睡眠学会所属医師が回答】

  • 2026.1.11
【日本睡眠学会所属医師が回答】毛布と羽毛布団のかけ方1つで、ベッドの暖かさは大きく変わります。より効果的に保温するための布団の重ね方のコツを解説します。(※画像:amanaimages)
【日本睡眠学会所属医師が回答】毛布と羽毛布団のかけ方1つで、ベッドの暖かさは大きく変わります。より効果的に保温するための布団の重ね方のコツを解説します。(※画像:amanaimages)

Q. 毛布が上? 羽毛が上? 暖かい布団の順番を教えてください

Q. 「寒くなってきたので羽毛布団と毛布を両方使っています。私は羽毛布団は一番上にするものだと思っていたのですが、夫は逆の方が暖かいと言います。どちらを上にするのが正解でしょうか?」

A. 天然素材の毛布は羽毛布団の下に、合成繊維の毛布は上にしたほうが暖かいです

ウール・カシミア・シルク・綿など天然素材の毛布は、吸放湿性に優れているため、蒸れを防ぎつつ熱を保持してくれます。ですから、肌に直接触れるように羽毛布団の下にするのが正解です。

一方、アクリルなど合成繊維でできた毛布は吸湿性が低いため、肌に直接触れると蒸れやすくなります。また、羽毛布団は体温で羽毛がふくらむことで保温力を発揮しますが、合成繊維の毛布は体から羽毛への熱伝導を邪魔します。そのため、羽毛布団の上にするのがお勧めです。

さらに、敷布団の上に毛布を敷いて、その上に寝るようにすると、下からの熱の放散を防げるため保温性がアップします。ただし、一般的な化学繊維の毛布は湿気がこもりやすくなるため、下に敷くのはお勧めできません。とはいえ、最近の極細マイクロファイバー毛布は保温性が非常に高く、蒸れよりも寒さ対策を優先する場合は下に敷いてもいいでしょう。ウールやカシミアなど天然素材の毛布は特に問題ありません。

毛布が重すぎて羽毛布団を押しつぶしてしまう場合は、代わりに薄手の中綿入り掛け布団や大判の起毛カバーを羽毛布団の上にかけるのもおすすめです。これらは、羽毛のふくらみをある程度保ったまま、熱を閉じ込める蓋として働いてくれます。

坪田 聡プロフィール

日本を睡眠先進国にするため、正しい快眠習慣の普及に努める専門医。日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。医師とビジネス・コーチという2つの仕事を活かし、医学・生理学と行動計画の両面から睡眠の質の向上に役立つ情報を発信している。

文:坪田 聡(医師)

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