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「なるべく避けてください」歯科医が警告。実は『歯の黄ばみ』を悪化させている…日常で注意すべき“NG習慣”とは?

  • 2026.1.21
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「最近、なんだか歯の黄ばみが気になる…」そんな悩みを抱える人が増えています。特にマスクを外す機会が増えた今、「人前で歯を見せるのが恥ずかしい」と感じるケースも少なくありません。一般的に、コーヒーや紅茶、赤ワインなどが歯の着色の原因として知られていますが、実はそれ以外にも日常生活の中に“意外なリスク”が潜んでいることをご存じでしょうか?本記事では、歯の黄ばみを引き起こす要因とその予防法について詳しく解説します。

「色の濃い飲み物」だけじゃない!着色汚れ(ステイン)の原因

歯の表面の汚れは「ステイン」と呼ばれ、飲食物に含まれるポリフェノールやタンニンなどの色素が定着することで起こります。

代表的なのは以下の食品です。

  • コーヒー・紅茶・緑茶: タンニンが多く、長期的な摂取で黄ばみになりやすい。
  • 赤ワイン: ポリフェノールに加え、酸味が強いため歯の表面(エナメル質)に色素が入り込みやすい。
  • カレー: ウコン(ターメリック)の黄色い色素は着色力が強力。
  • ケチャップ・ソース類: トマトや果実酢の「酸」と濃い色がセットになり、着色の原因に。
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ここで注意したいのは、「酸性度」です。

酸を含む食品は歯の表面をわずかに溶かしてザラつかせ、そこに色素を定着させやすくしてしまいます。 また、一見健康によさそうな「スムージー」や「栄養補助飲料」なども、素材によっては着色リスクがあるため、「体に良いもの=歯が汚れない」とは限らないことを覚えておきましょう。

生活習慣や加齢による「内側からの黄ばみ」

飲食物による表面的な汚れだけでなく、体の変化や生活習慣によって歯の色が変わることもあります。

  • 加齢による変化: 年齢とともに表面のエナメル質が薄くなり、内側の「象牙質(黄色っぽい層)」が透けて見えるようになります。
  • 喫煙: タバコのタールやニコチンは頑固な着色の原因に。黒ずみや黄ばみが蓄積するため、なるべく避けてください。
  • 磨き残し: ケア不足で溜まったプラーク(歯垢)や歯石自体が変色し、黄ばみの原因になります。
  • 薬剤の影響: 幼少期に特定の抗生物質(テトラサイクリン系など)を服用した影響で、歯の形成時に変色が起こるケースもあります。

「予防+ケア」で清潔感のある口元へ

黄ばみの原因は複雑ですが、日々の習慣を少し変えるだけでリスクを減らすことは可能です。

  1. 飲食後はすぐにケア: 色の濃いものを口にしたら、早めにうがいや歯磨きをする。
  2. 道具を使いこなす: 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシで細部の汚れも落とす。
  3. プロの手を借りる: 3〜6ヶ月に一度は歯科検診とクリーニングを受ける。
  4. ホワイトニング: 気になる場合は、ホームケア用のホワイトニングを取り入れる。

歯の色は、見た目の印象だけでなく口内の健康状態を表すバロメーターでもあります。「ちょっと色がくすんできたかも」と感じたら、今の生活習慣やケアを見直す良いタイミングかもしれません。


監修者:まつむら⻭科クリニック 院⻑ 松村賢(まつむら・けん)

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「いつまでもおいしく食べる」をモットーに、2015(平成27)年に地元である宮城県大崎市に「まつむら歯科クリニック」を開院。歯周病治療などの予防歯科を中心とし、保険診療・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーション・訪問診療など、幅広い診療を行っている。

<経歴>
奥羽大学⻭学部卒業(医師免許取得)
東北大学大学院⻭学研究科博士課程修了(⻭学博士)
仙台市内⻭科クリニック 分院⻑
まつむら⻭科クリニック開院