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コモ シャンバラ エステート|バリ島の高級ウェルネスリゾートに3泊して感じた変化

  • 2026.1.2
COMO Hotels and Resorts

『婦人画報』2026年1月号の「新しいウェルネスを探す旅」特集では、世界中のリゾートを旅する5名の目利きが選んだ“いま訪れるべき”アジアのウェルネスリゾート10軒をご紹介しています。

今回、10軒のうちの1軒である「コモ シャンバラ エステート」に取材のために滞在。3泊4日の滞在を通して得た、素晴らしい体験をご紹介させてください。皆さまの次なる旅の計画の参考になれば幸いです。

聖なる自然のエネルギーを感じて──身も心も“浄化”できるリゾート

今回「新しいウェルネスを探す旅」特集にトラベルライターの坪田三千代さんが推薦してくださった、インドネシア・バリ島の「コモ シャンバラ エステート」。運営するのは、世界に18のラグジュアリーホテル・リゾートを展開する「コモ ホテルズ アンド リゾーツ」です。

「コモ シャンバラ エステート」は、直近では米国の旅行誌「コンデナスト・トラベラー 2025 リーダーズ・チョイス・アワード」のスパリゾート部門で14位に選ばれたことをはじめ、数々の受賞歴を誇ります。 2025年に開業20周年を迎え、中核となるウェルネス施設「オジャス」や一部客室が改装されました。

聖なる湧き水をたたえる「ケダラ ウォーター ガーデン」。ウブドの濃密な緑が日常を忘れさせてくれます。 fujingaho

「コモ」の各施設では、創業者の実業家クリスティーナ・オン氏の“ウェルネスは内側から始まる”という信念に基づき、「コモ シャンバラ」というブランド名でウェルネス体験をゲストに提供。スパトリートメントやフィットネス、ホールフードと栄養バランスにこだわった食事──「コモ シャンバラ キッチン」などを通じ、予防的かつ包括的な心身の健康を実現する“全方位アプローチ”を提唱しています。

世界各地にある「コモ」のホテルやリゾートのなかでも、唯一ウェルネスブランドである「コモ シャンバラ」の名を施設名に冠するのがインドネシア・バリ島にある「コモ シャンバラ エステート」です。こちらには「オジャス」というウェルネス施設があり、先進のヘルステック機器や気持ちのよいスパトリートメントなどの施術を体験できるのが一番の魅力。さらに、緑豊かな約9ヘクタールもの広大な敷地内に、地元の人々が崇拝する泉や寺院が点在しているのも特徴です。聖なる自然のエネルギーを感じながら、心身の健やかさを取り戻すことができる場所といえるでしょう。

「コモ シャンバラ」が提唱するウェルネスメソッドを存分に体験するためにおすすめなのは、ウェルネスに特化した滞在プラン「ウェルネス パス」です。最短3泊~最長10泊の滞在で利用することができる「ウェルネス パス」は、徹底的に心身の健康を追求するために用意されているプラン。デトックスやパフォーマンス向上など目的別の5つのコースのなかから1つを選び、滞在中はスパトリートメントやヘルステック機器を使った施術、ヨガ、ピラティスをはじめとしたアクティビティを体験することができます。

今回私が宿泊したのは2階建ての「2ベッドルーム プール ヴィラ」。緑溢れる自然を望むプライベートプール付きで、のびのびと南国らしい雰囲気を満喫できます。 COMO Hotels and Resorts

今回は取材で滞在日数が限られていたため、最低3泊からの「ウェルネス パス」ではなく、「ウェルネス プログラム」の「ウェルネス ウィークエンド」というコースを体験。「ウェルネス プログラム」は初めて訪れる人や短期滞在の人でも利用できる2日間のプランで、2025年に新たにスタートしたものです。

2日間で内側からリセット。「ウェルネス ウィークエンド」を体験

「ウェルネス ウィークエンド」(12,431,400 IDR/税・サ・宿泊料別、1名2日間のセット料金)の内容は以下の通りです。2回のスパトリートメントや各種アクティビティ、1日3食の食事が含まれています。こちらにお好みでオプションメニューを追加することもできます。

  • ウェルネスコンサルテーション(30分)×1回
  • 好みのマッサージトリートメント(60分)×1回
  • ピラティスのプライベートレッスン(45分)×1回
  • バリ式浄化の儀式×1回
  • マイクロバイオーム フェイシャル(60分)×1回
  • 3食(朝・昼・夕)
  • すべての無料クラスへの参加権
チェックイン時のウェルカムドリンクは、キュウリを使ったモクテル。すっきりと爽やかな味わいに、約7時間のフライトで疲れた心と体が癒やされました。 fujingaho

2日間のプラン「ウェルネス ウィークエンド」は、「ウェルネス コンサルテーション」を受けることから始まりました。

ここ「コモ シャンバラ エステート」には2名のウェルネスコンサルタントが常駐。アーユルヴェーダと中医学というそれぞれ異なる得意分野をもつ2人ですが、コンサルテーションで質問されることはどちらが担当であっても共通した内容。施設や滞在についての説明を挟みながら、そのときの体調や持病、普段の生活習慣などについて細かくヒアリングされます。

例えば、普段1日に飲む水の量を聞かれて「1リットル以上飲むように心掛けている」と答えると、「ここでは2リットル飲むこと。バリ島は気温と湿度が高く、外で行うアクティビティもあるので汗をかきやすいから」とアドバイスされました。また、コーヒーについて、「16時以降は飲まないように。12時以降飲まないのがより理想的。なぜなら、リラックスするためのマッサージなどの予定が午後のスケジュールに入ってくるから」など、滞在中に気をつけるべきことについても助言をもらうことができます(レストランにも部屋にもディカフェのコーヒーが用意されているのでご安心ください!)。

客室をはじめピラティススタジオなど施設内の各所には飲み水が準備されていたので、どこにいてもこまめに水分補給ができました。この水は、「ケダラ ウォーター ガーデン」の湧き水が飲用できるように処理されたもの。 fujingaho

マッサージの強さの好みや気になる部位を伝え、おすすめのマッサージメニューを提案してもらうこともできます。私の場合は、「強さは普通が好み」「気になる部位は肩と首」と伝えたところ、シグネチャーメニューである「コモ シャンバラ マッサージ」がおすすめとのことで、そちらを受けることに。体質や体の状態によってプランに含まれる施術やアクティビティを行って問題がないか、コンサルテーションの段階で細やかに配慮してもらえるので、その後の体験に安心して臨むことができました。

私はコンサルテーションの結果、予定されていたメニューを変更する必要はありませんでしたが、追加オプションとして2025年に新しく導入された機器を使った「高気圧酸素療法」も体験しました。

コンサルタントに組んでもらった予定は、毎朝、パーソナルアシスタント(滞在中、専属で付く客室係)から「ワッツアップ」のアプリを通して連絡が来ます。ちなみに、予定の連絡に限らずパーソナルアシスタントとは「ワッツアップ」でメッセージのやりとりが可能。翻訳アプリを使えば英語でメッセージを送るのも簡単なので、ちょっとしたリクエストもすぐに伝えることができ、英語が苦手な人でも安心です。

コンサルテーションを終えるといよいよ、「ウェルネス ウィークエンド」が本格的に始まります。こうして体験したメニューのなかで、特に印象に残ったハイライトをご紹介しましょう。

極上の癒やし体験。コモ シャンバラ トリートメント

ウェルネス施設「オジャス」のトリートメントルーム。こちらの内装も2025年のリニューアルで一新されました。 fujingaho

1日目の夜に受けた、60分間のボディトリートメント。私が受けたメニューは、コンサルテーションで提案してもらった「コモ シャンバラ マッサージ」です。こちらは、「コモ シャンバラ」を象徴するスパメニュー。全身にアプローチするマッサージですが、首と肩、背中上部を重点的にケアする点が特徴で、特に人気だといいます。

「コモ シャンバラ」のスパで使用されるオリジナルのボディオイル。施設内のショップで購入することもできます。 fujingaho

「コモ シャンバラ」でトリートメントに使用されるボディオイルなどの製品は、すべて「コモ シャンバラ」オリジナルのものです。「コモ シャンバラ マッサージ」で使用されるのは、ゼラニウムやラベンダー、ベルガモットをブレンドした「カーム」(100㎖、594,000 IDR)。心地よい香りに包まれて受けるロングストロークのハンドトリートメントは、身も心もほぐれる至福のひとときでした。

“聖なる湧き水”で身を清める──バリ式浄化の儀式

木々がうっそうと茂るジャングルのなか、400段もの階段を下ったところにある「ケダラ ウォーター ガーデン」。神秘的な空気が漂います。 fujingaho

独自の宗教であるバリ・ヒンドゥー教の信仰が強く根付いているバリ島。敷地内に寺院や祠をもつ「コモ シャンバラ エステート」では、スタッフの人たちがお供えをする姿を見かけることもあり、バリの人々の信心深さをうかがい知ることができます。

「コモ シャンバラ エステート」では、そんなバリ島に伝わる浄化の儀式を体験することができます。儀式が行われる場所は、「ザ ソース」と呼ばれる天然の湧き水がある「ケダラ ウォーター ガーデン」。ここで湧き出る水には体を清め、負のエネルギーを取り除く“癒やし”の力があると信じられています。

儀式の前に湧き水で頭から顔、体まで、全身を清めます。肌に触れた聖水の冷たさに、身が引き締まりました。 fujingaho

ガネーシャ像の足元から流れる3本の湧き水で身を清めたあと、地元の司祭の横で祈りを捧げます。儀式の間は、ガイドの方が横について一つ一つの作法やその意味を英語で説明してくれるので、理解しながら体験することができました。

自然のエネルギーを感じながら自分の心に向き合う時間。忙しない日常で溜め込んだストレスや雑念を取り除く、心のリセットが叶います。

2025年新導入のヘルステック! 高気圧酸素療法

「コモ シャンバラ エステート」で2025年に新導入されたヘルステック機器の一つ。 fujingaho

コンサルテーションでおすすめしてもらい、オプションで追加した高気圧酸素療法。気圧が高い環境のなかで酸素と水素を同時に浴びることができる機器の中で過ごすことで、体内に酸素を供給するという療法です。椅子が備え付けられたカプセルのような機器(上の写真)の中で1時間過ごします。

カプセル内には折り畳み式のテーブルがあり、中にいる間は作業をしたり本を読んだりしながら過ごすことができます。PCやスマートフォンも使用可能です。 fujingaho

気圧の変化に伴って耳の詰まる感覚がありましたが、唾を飲み込んだりして耳抜きをすれば解消するので、中にいるあいだはとても快適。1時間たっぷりと酸素と水素を浴びたあとは、森林浴をしたかのような爽やかな気分になっていました。

地元産の新鮮な食材をたっぷりと使った、体によくておいしい食事

最後に、今回の滞在を振り返って、触れずにはいられないのが食事です。日本でこちらを訪れたことがある方々にその素晴らしさを伺っていたため、出発前から本当に楽しみにしていたことのひとつでした。

「コモ シャンバラ エステート」には2つのレストランがあり、インドネシア料理を楽しめる「クドゥス ハウス」では朝食と夕食を、コンテンポラリーなヘルシーメニューが特徴的な「グロー」では昼食と夕食をいただくことができます。

「クドゥス ハウス」の朝食でいただく日替わりのフレッシュジュース(左)とフルーツプレート(右)が毎日の楽しみでした。背の低いショットグラスに入った飲み物は、インドネシアの伝統的な健康ドリンク「ゴールデンジャムウ」。ターメリックやタマリンドが使われていて、体によさそうなお味でした。 fujingaho

2つのレストランのどちらでいただく食事も、フレッシュな野菜やフルーツがふんだんに使われているのが特徴。3泊4日の滞在で、普段の生活にして1カ月分の栄養をとることができたのではないかと思うほどでした。それだけバランスのよい食事を毎食いただいたことが、今回一番の“薬”だったといっても過言ではないかもしれません。

「グロー」のディナーメニュー。〈上〉ラム肉のコフタ(肉団子)〈下〉テンペとトマトのフレッシュターメリックシチュー fujingaho

「体によいこと」が徹底的に追求されていながらも、おいしさはそれを忘れさせるもの。“ヘルシー=味気ない”という先入観が取り払われる体験でした。

体調だけでなく習慣も! 滞在の真価を感じた帰国後の変化

“心と体にいいこと”尽くしで過ごした3泊4日の滞在を終えて帰国し、まず感じたのは「ここ10年で一番」と言えるほどの肌の状態のよさ。また、味覚にも変化があり、意識せずとも人工的な味わいのものは自然と避け、ナチュラルなものを求めるようになっていました。さらに、毎日必ず果物を食べるという新習慣が続いています。水分をたっぷりとることも、以前よりもっと意識するようになりました。

滞在を通して心地よい体験に癒やされ、体調に変化があっただけでなく、帰国後の生活習慣を見つめ直すきっかけにもなった今回の旅。ウェルネスリゾートの真価を身をもって知ることができました。いつか再訪することができたら、5泊以上滞在する「ウェルネス パス」を体験するのが目標です。

「忙しい日常を離れて心身を見つめ直したい」「体調や生活習慣に根本的な変化が欲しい」という方はぜひ、次の旅の候補地に「コモ シャンバラ エステート」を加えてください。

COMO SHAMBHALA ESTATE(コモ シャンバラ エステート)

COMO Hotels and Resorts

ウェルネス特化型の「ウェルネス パス」は①「統合的ウェルネス」②「パフォーマンスへの適合」③「回復のためのデトックス」④「輝きをもたらす栄養」⑤「バランス調整」の5コース。①は5泊・7泊・10泊、それ以外は3泊・5泊・7泊・10泊。①の場合、毎日3食の食事、ドクターによるコンサルテーション、毎日1回のプライベートレッスン(ヨガなど)、毎日120分のトリートメントなどが含まれて5,500,000 IDR(1名1泊/税・サ別)。宿泊費は「ウェルネス パス」の料金とは別にかかる。テラススイート14,871,582 IDR~(1名1泊/税・サ別)。

※1 IDR=0.0093 円(2025年12月時点)

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