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高級肉を義母が台無しに「アンタじゃおいしくできない!」弁償してと詰め寄ると…腹立たしい態度とは?<義母は悲劇のヒロイン>

  • 2025.12.29

パート主婦のユリは、潔癖症の夫・ケンと中学生の息子・レン、そして厄介な義母と同居しています。ある朝ユリは、マヨネーズを直に舐める義母の姿を目撃。
ケンの指示でユリが調味料を処分すると、義母は昔から舐めていたことを暴露。さらに、私はキレイだからと、すすぎ中の洗濯機に汚れた下着を放り込みます。
その日から食事と洗濯を別にする生活がスタート。すると義母は、暗闇でカップ麺をすすって見せたり、ご近所さんに「嫁にいじめられている」と吹聴したりと大暴走。しかし、ここで許してしまっては義母の思うツボ。家族全員で「放置」を徹底します。
何をしても無視される義母は、かまってアピールをどんどん激化させ、ついには廊下で倒れたフリ。しかし、レンにペットカメラの映像で嘘を見破られ、逆ギレ。家族は改めて無視を貫くことを決意。
それから数日後、ケンの昇進祝いのため、奮発して高級肉を用意し、ウキウキで帰宅したユリ。玄関のドアを開けた瞬間、家の中に異変を感じます。嫌な予感がしてキッチンへ向かうと、そこには信じられない光景が広がっていて……。

義母の逆襲

焦げ臭い……!? パートを終え、帰宅した私を待ち構えていたのは、暴走を止めないお義母さんでした。

改築したときに使わなくなった旧キッチンをお義母さん専用にしたのに、私たちのキッチンに立っていたお義母さんは、「遅いから作っておいてあげたわよ」と、勝手に冷蔵庫の食材を使い、料理をしていたのです。

フライパンの中を見ると、ユリさんがケンさんの昇進祝いのために用意していた高級なお肉が、黒焦げの野菜炒めに変わり果てていました。

「ちょっと焦げたけど、味はバッチリだから」と悪びれる様子もない義母に、ユリさんは絶望して座り込んでしまいます。

そこへ、ケンさんとレンくんが帰宅。義母はここぞとばかりに「今日は私が作ってあげたのよ! 気が利くでしょ?」と黒焦げの料理を得意げに差し出しますが、事態を察したケンさんは静かに激怒します。

「ふざけるな。食材を勝手に使って、ルール破ってキッチンに入って……これのどこが『気が利く』だよ」

ケンさんは義母の料理を拒絶し、「食えるかこんなもん、捨てろ!」と一喝。

すると義母は、逆ギレして「親切で作ってあげたのに! 食べ物を粗末にする気!?」と騒ぎ立てます。

そんな義母にユリさんは、「弁償してください。きっちり請求させていただきますから!」と涙を拭いながら、レシートを突きつけたのでした。

◇ ◇ ◇

良かれと思ってやったことでも、相手のルールを破ったり、大切にしていた計画を台無しにしてしまっては、それは「親切」ではなく単なる「押し付け」になってしまいます。「やってあげた」という自分の満足感だけで行動するのではなく、相手が何を求めているのか、どういう取り決めがあったのかを尊重することが大切です。

たとえ家族であっても、越えてはいけない境界線はあるのではないでしょうか。全員で気持ちよく生活するために、ルールをきちんと守り、相手の立場に立って行動したいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ


著者:原作者 福子

ベビーカレンダー編集部

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