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クマは全国どこでも捕獲してよいの?【クマ、野生動物クイズ#2】奥深い狩猟免許の世界

  • 2025.12.27

クマは全国どこでも捕獲してよいの?【クマ、野生動物クイズ#2】奥深い狩猟免許の世界

テレビのニュースで「クマ出没」「農作物被害」という言葉を耳にするたび、不安になる——そんな思いはありませんか。実は、こうした野生動物問題の最前線に立っているのが「狩猟免許」を持つ人たちです。特別な世界と思われがちな狩猟ですが、50代から始める女性も少しずつ増えています。知られざる狩猟免許の世界を、その資格試験の模擬問題から、ひもといてみましょう。

クマの数が少ない地域でも捕獲できるの?

狩猟鳥獣の「捕獲禁止規制」について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア . ツキノワグマは狩猟鳥獣なので、すべての都道府県で狩猟ができる。
イ . 生息数が著しく減少した場合、都道府県知事は、その鳥獣の狩猟鳥獣としての指定を解除できる。
ウ . 国が定める狩猟鳥獣について、地域の実情に応じて都道府県知事が捕獲を禁止する規制を設けることができる。

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そもそも、クマの個体数が少なくなった地域でも狩猟を続けられるのでしょうか?
「捕獲禁止規制」って誰が決めるの?
答えは?!

地域の実情に応じて、都道府県知事が規制を設ける!


ア :ツキノワグマは狩猟獣ですが、令和4年の時点で東京都、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、高知県などでは、都道府県知事の権限で捕獲禁止の制限が設けられています。
イ :都道府県知事が行えるのは、狩猟鳥獣の「捕獲禁止規制」です。狩猟鳥獣の「指定」そのものを解除する権限はありません。

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ツキノワグマは多摩地域で目撃情報がありますが、令和7年年末時点でも東京都では狩猟による捕獲が禁止されています。生ゴミや飼料など、クマを呼び込まないための対策が必要なのですね。

出典/『狩猟免許試験【第一種・二種銃猟】 筆記試験・実技試験対策』 チカト商会(刊)

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