1. トップ
  2. 【2026春夏トレンドカラー】ランウェイにみる10大流行色を発表! 色別おすすめコーディネートも解説

【2026春夏トレンドカラー】ランウェイにみる10大流行色を発表! 色別おすすめコーディネートも解説

  • 2025.12.26
Getty Images

2026年春夏シーズンに押さえておきたいトレンドカラーをランウェイからご紹介。海外セレブのコーディネートに加え、前回に引き続きカラーコンサルタントの松本英恵さん監修による解説もぜひ参考にしてみましょう。

【監修者】お話を伺ったのは:

Hearst Owned

松本 英恵さん
2003年より、プロのカラーコンサルタント専門家として活動。似合う色、売れる色を提案する、カラーとイメージのエキスパートとして活動している。2005年、総合情報サイト「All About」カラーコーディネートガイドに就任。他にも雑誌など多数のメディアで活躍。プロダクトのカラー監修、ウェブメディアのコンテンツ監修、企業研修の講師としても実績がある。著書に『人を動かす「色」の科学』(サイエンス・アイ新書)などがある。

【トレンドカラー#1】甘さを押さえたくすみラベンダー

〈左から〉オニツカタイガー、エンポリオ アルマーニ、プラダ Getty Images

2026年春夏トレンドカラーのなかで特に注目したいのが、ややくすみがかった大人のラベンダーです。オニツカタイガーは「アーバンファンタジー」をテーマに、大都市と太陽の光が生み出すエネルギーを衣服に投影。一見甘くなりがちなラベンダーもスモーキーな色味に調整することで落ち着いた印象に。ジョルジオ・アルマーニ没後、初のコレクションをお披露目したエンポリオ アルマーニ。テーマは「ORIGINS」で、全体を通してエフォートレスなルックが出揃いました。ダスティラベンダーのサスペンダーパンツは紫すぎず、肌との境界線をバランスよくヘルシーに魅せてくれる効果も。一方プラダはユニフォーム風のジャンプスーツをスモーキーなラベンダーカラーで彩り日常のドレスアップを更新しました。

「ノーブルでロマンチックなくすみラベンダーは、甘さも知性も持つ『愛される強さ』を秘めた色。肌を綺麗に見せる青みニュアンスがあり、自然光やホテル照明で品よく艶めきます。幅広い世代に愛されるエイジレス・エレガンスを象徴する色。

上質素材を選ぶと、エレガンスの完成度が段違い。ジャケット、ブラウス、ワンピースに最適です。ホワイト、ネイビー、グレー、ゴールドと組むと一瞬でラグジュアリーに。プレミアムブルー、グレージュと合わせると知的モードなキャリアスタイルに」(松本さん)

「ラベンダー」の春向けおすすめコーディネート

305pics / Getty Images

柔らかなラベンダーのジャケットにベージュのパンツを合わせた大人のストリートカジュアル。ニュアンスカラー同士の組み合わせはナチュラルで優しい印象に仕上げてくれます。散りばめられたシルバーのボタンもチャーミングなアクセントに。足元はホワイトのサンダルで春らしい軽やかな抜け感をプラスして。

「ラベンダー」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

ラベンダー色のシフォンドレスは格式高いホテルディナーなどにもオススメです。ボディを包み込む優雅なシルエットとふんわり揺れる裾が美しく、上品レディな雰囲気に仕上げてくれます。夏のドレスアップをよりエレガントに寄せるなら、シルバーのミニバッグやゴールドのサンダルでシャープな輝きを添えて。

【トレンドカラー#2】華やぎマゼンタローズ

〈左から〉アクリス、セリーヌ、ロエベ Getty Images

赤より派手になりすぎず、上品な印象を与えてくれるマゼンタローズはワントーンで潔く着こなすのがオススメです。アルベルト・クリームラーによる2026年春夏のアクリスは優雅なカラーリングで身体をふんわり包み込み、ドレープを効かせたロングスカートで軽やかなシルエットを生み出しました。2シーズン目となるマイケル・ライダー率いるセリーヌはドレスの造形を巧みに活かすべく、静寂と艶やかさが滲むマゼンタローズを起用。フェミニニティと強さを併せ持つ現代の女性像を打ち出しました。ジャック・マッコロー & ラザロ・ヘルナンデスの初となるロエベのショーにも注目したい。官能的な色彩で魅せる構築的なジャケットは春夏のスタイリングにモードなアクセントをプラスしてくれることでしょう。

「深みのあるローズ系~ベリー系は、派手ではないのに、圧倒的に華やかになれる色。大人の余裕と情熱を秘めた華やぎマゼンタローズは、美意識の高さが一瞬で伝わります。肌映え、写真映えするので、マゼンタローズのドレスをまとえば、プリンセスオーラが全開に。パワードレッシングでも女性らしさをキープ。

ネイビーを合わせるときちんとラグジュアリー。グレージュと組むと控えめな色気が漂い、シルバーを合わせるとラグジュアリーなホテル仕様に。コーラルと合わせるとフェミニンなリゾートスタイルに」(松本さん)

「マゼンダローズ」の春向けおすすめコーディネート

Claudio Lavenia / Getty Images

パリ・ファッションウィークでキャッチした歌手のバルキース・ファティは、鮮やかなマゼンタローズのプリーツドレスでストリートを闊歩。ケープディテールが歩くたびに大きく揺れ動き、情熱的な色とあいまってドラマチックな雰囲気に。ワントーンで統一することで、大輪の薔薇の花のようにゴージャスな佇まいが完成します。

「マゼンダローズ」の夏向けおすすめコーディネート

Christian Vierig / Getty Images

カジュアルになりがちなオールインワンを大人っぽく着こなすなら華やかなマゼンタローズがオススメです。顔周りを明るい印象にしてくれるうえ、クールな雰囲気もアップ。サングラスもピンクがかったレンズで全体のトーンを合わせるとバランスよくまとまります。アクセサリーやサンダルはゴールド系やブラウン系でエッジを効かせて。

【トレンドカラー#3】肌馴染みのよいニュアンスローズ

〈左から〉グッチ、クロエ、マイケル・コース コレクション Getty Images

今シーズンひときわ華やかな存在感を放っていたのが、女性の肌を美しく引き立てるニュアンスローズです。グッチの2026年クルーズ コレクションからは、アーカイブに着想を得たルックがランウェイに登場。上質なシルクで仕立てたパフスリーブトップはやや青みがかったローズピンクが特徴で、GGパターンのスカートを合わせることで全体がシャープな印象に。クロエはワントーンで統一しながらも、濃淡のグラデーションとヘルシーな肌見せでスタイルに奥行きを生み出しました。マイケル・コース コレクションが打ち出すのはダイナミックかつ壮麗なドレススタイル。柔らかなピンクのドレープが歩むたびにリズミカルな躍動感をもたらし、成熟した大人の色香を漂わせているかのよう。

「ロマンチックなグレイッシュピンクは、大人の可愛さを叶える色。少し赤みを帯びた華やぎローズは、ラグジュアリー&フェミニンを体現できる色。どちらも肌馴染みが良く、顔まわりの華やぎと透明感を演出しながら、上質感をキープ。華やかさに寄り添いながら、決して子どもっぽくならない深みと成熟を備えています。

アイボリーやオフホワイトと合わせて優雅に。ブラックやネイビーと合わせて洗練された華やかさを。ベージュやキャメルと組むとナチュラルな上質感が生まれます」(松本さん)

「ニュアンスローズ」の春向けおすすめコーディネート

305pics / Getty Images

マスキュリンなジャケットはニュアンスローズなら堅さを和らげ、女性らしい印象に。この春はヒップが隠れるくらいの丈を活かした“ジャケワン”スタイルが主流で、足元はスニーカーでカジュアルにハズすのがオススメです。バッグなどの小物類も、ややくすみがかったピンクやベージュ系で統一すると品よくまとまります。

「ニュアンスローズ」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

くすみピンクは日本人の肌に馴染みやすく透明感を与えてくれる効果も。一見甘くなりがちなレースのキャミワンピも落ち着いたカラーリングによってこなれ感がアップ。一枚でサラリと着られる手軽さからリゾートなどにも最適です。仕上げはパープルのビッグサングラスで目元をモードに彩って。

【トレンドカラー#4】高貴なブルーグリーン

〈左から〉エンポリオ アルマーニ、バーバリー、ランバン Getty Images

知性と洗練を宿す高貴なブルーグリーンは成熟した大人の魅力を演出。エンポリオ アルマーニが提案するのは、流れるようなシルエットを活かした淡いグリーンのバミューダパンツ。歩くたびにスパンコールがリズミカルに揺れ動き、ドリーミーかつアクティブなドレスアップで会場を魅了しました。一方バーバリーはマーメイドブルーのミニドレスをお披露目。クロシェの透け感を活かした肌見せでひとさじのフェミニニティを添えて。ピーター・コッピングが手掛けるランバンからはエレガントなブルーを基調にしたオフショルダードレスが登場。構築的なフォルムを活かし、開放的に肩のラインを覗かせているのが新鮮。

「深みのあるブルーグリーンは、甘すぎず、凛としたラグジュアリーな色。スタイリッシュな佇まいは、洗練された個性と知性を物語ります。ジュエリーのようにグラマラスで、リゾートの夜やフォーマルシーンで、上品さを損なわず存在感を示します。

ホワイト、クリーム、ゴールドなどと合わせた時にコントラストが綺麗で、ホテル、フォーマル、リゾートなど光のある場面で着映えします。ネイビー、グレー、ブラックなどのダークカラーとも調和しやすく、主役感のある色でありながら、使い勝手のよさも魅力です」(松本さん)

「ブルーグリーン」の春向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

コーデュロイのセットアップを春らしくアップデートするならブルーグリーンをセレクトしたい。一見重くなりがちな素材だけど、スナップのようにラフに袖まわりをロールアップすれば軽やかな印象に。ウエストラインをギュッと絞った編み上げリボンも細見えに効果的。またバッグとリボンをホワイトで統一すればスタイル全体にメリハリが加わります。チャームのじゃらづけも今っぽいアクセントに。

「ブルーグリーン」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

夏らしい爽やかなブルーグリーンのドレスはボリュームたっぷりのフェザーが魅力。深めのVネックでデコルテや胸元をきれいに見せてくれるうえ、小顔効果も期待できるのが嬉しいポイントです。足元はスニーカーで程よくカジュアルダウン。黒ならドレススタイルにマッチしやすく、バッグも同じく黒で統一することで品よくまとまります。

【トレンドカラー#5】魅惑的な大人のマリンブルー

〈左から〉ジョルジオ アルマーニ、グッチ、ヴァレンティノ Getty Images

深海のように幻想的なマリンブルーは聡明でありながらも、柔らかく親しみやすい印象。ボディラインに沿うように柔らかな曲線を活かしたジョルジオ アルマーニは、夜の海を思わせる深いブルーを採用。ワントーンでありながらも生地のたるみを効かせることで軽やかな印象に。ワンランク上のドレスアップを狙うならグッチにも注目です。ネイビーブルーに染め上げられたサテンドレスはサラリとまとうだけで気品漂う佇まいに。アレッサンドロ・ミケーレ率いるヴァレンティノは、暗闇に輝くホタルを着想源にミステリアスなダークブルーのイブニングドレスを発表。タックを寄せたショルダーや流れるような裾のラインなど、ミケーレらしいダイナミックなクリエイションは今シーズンも健在です。

「知性と洗練を兼ね備えたマリンブルーは、鮮やかすぎず、派手すぎず、視線をさらう気高いブルー。コントラストがほどよく、変化球だけど安心感のある色。肌の色を引き立ててくれるので、社交イベントの照明の中でも映えやすく、写真写りも完璧。ワンピやセットアップ、バッグなどに取り入れると、自然とラグジュアリー仕様になります。

ネイビー、グレー、ホワイト、ベージュと相性が良く、定番色との組み合わせでもトレンド感を加えられます。ニュアンスローズと合わせるとエレガントに」(松本さん)

「マリンブルー」の春向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

深いマリンブルーとグリーンで奥行きのあるコントラストを活かした春コーデ。ハリのあるシャイニーな素材がよりレディなムードを演出します。バッグやサンダルなど、きれい色の小物をアクセントにすることで華やかさが加わり日常のドレスアップが完成。配色はマリンブルーをメインに3色で押さえるとバランスよくまとまります。

「マリンブルー」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

爽やかな海風を思わせるブルーのロングドレスは一枚でサラリと着こなしたい。シンプルでありながらも自然なドレープが装いに品を添えてくれます。モダンなトーンのマリンブルーは肌出ししてもセクシーになりすぎず、日常に取り入れやすいのもポイントです。足元はつま先が隠れるフォーマルなヒールでエレガントに。

【トレンドカラー#6】遊び心あふれるジュエルイエロー

〈左から〉ロエベ、アクリス、ミュウミュウ’ Getty Images

春夏に攻略したいカラーのひとつがジュエルライクなイエロー。ベージュより肌映りが明るくプレイフルなムードを演出してくれるはず。太陽のように鮮やかなロエベのミニドレスはボディをぐるりと巻いたディテールが印象的。肩でヒラリと揺れるカラフルな差し色もアクセントに。アクリスはスポーティーなブルゾンとミニドレスをアクティブなイエローで統一し、ワントーンのレイヤリングで素材の奥行きを表現しました。ミュウミュウは「AT WORK」がテーマ。ちょっぴりレトロなフラワープリントはまるでエプロンのよう。イエローをメインに巧みなカラーミックスで現代女性のウィットを描き出しました。

「軽やかなジュエリーイエローは、モードにもフェミニンにも変化する万能カラー若々しさとクラス感を兼ね備え、くすみ感が少ないため大人が着ても上品。幸福感と社交力を叶える華やかなイエローは、リゾートからシティまで守備範囲の広さも魅力です。ゴールドアクセと相性抜群で、ゴージャスな主役級オーラを放ちます。

ヌーディトーンとの相性は最高に上品。ネイビーと合わせると大人のフレンチスタイル。ライトグレーやシルバーと合わせるとモダンアートのような佇まいに」(松本さん)

「ジュエルイエロー」の春向けおすすめコーディネート

Jeremy Moeller / Getty Images

主張あるイエローをスタイリッシュに着こなすなら、エッジの効いた黒をあわせるのがオススメです。ほんのり透けるイエローのスカートと凛としたジャケットで辛口にスタイリングすることで都会的なムードを演出。ショート丈ならスタイルアップ効果も期待できそう。仕上げはサングラスで目元もキリリと引き締めて。

「ジュエルイエロー」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

ファッションディレクターでインフルエンサーのダラ・アレンは、太陽のように眩しいイエローのミニセットアップを着用。パフスリーブで腕にボリュームを持たせることで全体が柔らかい印象に。仕上げはベルトとバッグでアクティブな差し色をプラスして。ブルー×イエローは補色同士で相性がよく初夏の装いにピッタリ。

【トレンドカラー#7】リュクスなミルキーホワイト

〈左から〉ディオール、スポーツマックス、セリーヌ Getty Images

春先のコーディネートに真っ先に取り入れたいのが軽快なミルキーホワイトです。ディオールはジョナサン・アンダーソンによる初のウィメンズコレクションをお披露目。バルーンのように丸みを帯びたフォルムが印象的なドレスは、両サイドのフラワーモチーフとリボンがチャーミングなアクセントに。スポーツマックスが提案するのは裾に巻き付くように流れる壮麗なホワイトドレス。ウエストからヒップまわりの肌見せによって美しいカーヴィーラインを強調してくれる効果も。一方セリーヌはシルキーなロングケープを重ね、ボディを包み込むようなシルエットでウェアラブルなスタイルを提案しました。

「光を柔らかく反射するミルキーホワイトは、品の良い余裕感をまとえる色。血色感を自然に補正し、肌を美しく魅せるので、清楚なラグジュアリー感を高めます。ミルキーホワイト×上質素材で、高級感を演出。

ワントーンコーデもおすすめです。ネイビー、ブラック、シルバーと組むと、知性と女性らしさを両立。知的で落ち着いた印象を与えるので、オフィス&会食コーデに最適です。くすみラベンダー、マリンブルー、ジュエリーイエローなど、旬のカラーを差し色にすると、トレンド感をプラス」(松本さん)

「ミルキーホワイト」の春向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

ホワイトのセットアップでレディに仕上げたインフルエンサーのアンドレア・クリスティア。ハンサムになりがちなジャケットスタイルもリッチなホワイトなら柔らかい印象に。襟や袖まわり、ポケットにブルーのパイピングを効かせることでトーンが際立ちモードな品格を演出。仕上げはイエローのクラッチとシューズで春らしさをオン!

「ミルキーホワイト」の夏向けおすすめコーディネート

Christian Vierig / Getty Images

ホワイトタンクトップ×バルーンスカートでつくる夏のドレスアップは、ちょっとしたディナーやお呼ばれシーンにピッタリ。肩から斜めに配したフラワーディテールが華やかな躍動感を生み出し、ぱっと明るい表情へと誘います。ワントーンの流れるようなシルエットが現代女性のエレガンスを浮き彫りに。

【トレンドカラー#8】知性と華やかさを両立したロイヤルネイビー

〈左から〉ボッテガ・ヴェネタ、フェンディ、ジョルジオ アルマーニ Getty Images

大人の知性と洗練を兼ねたロイヤルブルーはフォーマルシーンにぴったり。ルイーズ・トロッターが手掛ける今シーズンのボッテガ・ヴェネタは、パワーショルダーが印象的なダークネイビーのTシャツ×ダイナミックなフェザーの組み合わせで現代女性の強さとしなやかさを表現。またフェンディはスポーツウエアの再解釈を通して、ドローストリング付きのミニワンピをドレスライクに落とし込みました。深いネイビーのワントーンで統一することでよりシャープさが際立ち、バッグとサンダルのホワイトが軽やかな差し色に。イブニングドレスを得意とするジョルジオ アルマーニは、深い海を思わせるロイヤルネイビーのレースに煌びやかなラメを散りばめ、永遠のモダニティと美のレガシーを決定づけました。

「ロイヤルネイビーは、知的で落ち着いた華やかさを叶える色。洗練と上質の両立に最適なカラーです。ゴールドやパールと相性抜群なので、社交、夜会、観劇、結婚式などフォーマルにも適しています。素材次第で爽やかさや透明感も出せるため、春夏でも軽やかに着られます。

ワントーンでミニマルかつ上質モードに。ホワイトと組むと知性と女性らしさを両立、ベージュと合わせるとリゾートカジュアルに。くすみラベンダー、ジュエリーイエロー、ニュアンスローズなど、トレンドカラーを少量を差し色にすると旬感アップ」(松本さん

「ロイヤルネイビー」の春向けおすすめコーディネート

Christian Vierig / Getty Images

モデルで俳優のディーヴァ・カッセルをキャッチ。気品あふれるロイヤルネイビーのニットは胸元からヒップにかけて流れるようなディテールをまとい、一枚で洗練されたスタイリングに。ブラックデニムをあわせれば都会的な大人のカジュアルが完成。差し色にパステルピンクのクラッチでほんのり甘さを添えて。

「ロイヤルネイビー」の夏向けおすすめコーディネート

Christian Vierig / Getty Images

定番となったスポーティスタイルを大人っぽく取り入れるなら、落ち着きのあるロイヤルネイビーがオススメです。旬のポロシャツに白Tをレイヤリングすれば単調にならず、モードな印象に格上げ。仕上げは足長効果を発揮するピンクの厚底サンダルで夏らしくアップデートしましょう。

【トレンドカラー#9】ドラマチックに彩るボタニカルグリーン

〈左から〉ヴァレンティノ、グッチ、MM6 メゾン マルジェラ Getty Images

春夏のランウェイで解放的なムードを呼び込んだ軽やかなボタニカルグリーン。ヴァレンティノは、みなぎるような自然の力強さを表現すべく花柄の総レースで仕立てたミニドレスを披露。歩くたびにヒラリと揺れるウエストまわりのディテールが爽やかなアクセントに。グリーンをベースに色彩のコントラストを効かせたグッチは、誇張したパフスリーブや70年代を思わせるレトロなプリントでボディを包みグラマラスに表現しました。MM6 メゾン マルジェラからは春の息吹を感じさせるグリーンのミニワンピが登場。カジュアルなロンTをレイヤリングすることで、ストリートで映えるドレスアップへと昇華させました。

「落ち着いたくすみグリーンは、知性と自然な華やぎを両立できる色。ヤシの葉を思わせる柔らかく落ち着いたグリーンイエローは、洗練とリゾート感を兼ね備えた色。ボタニカルグリーンは、オフィス、観劇、休日カジュアル、リゾートまで幅広いシーンに対応します。

ホワイトやベージュを合わせると肌映え&軽やかさ。ブラックやグレーを合わせると落ち着き&洗練。くすみラベンダー、ジュエリーイエロー、ニュアンスローズ、マリンブルーなど、トレンドカラーとの組み合わせで華やかさをプラス」(松本さん)

「ボタニカルグリーン」の春向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

辛口テイストがお好みならカタリーナ・キャロラインをお手本にしたい。ハンサムなジャケットからフラワービーズのマイクロミ二をチラリと覗かせた、メリハリのある色彩バランスが好印象。旬のボタニカルグリーンとグレーの組み合わせで一気に今年らしい着こなしに。キャットフレームのギークなサングラスもポイントです。

「ボタニカルグリーン」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

自然を思わせるシャイニーなボタニカルグリーンは品のある着こなしを楽しみたい大人女性にオススメのカラーです。華やかなレースで彩られたロングドレスはデコルテを美しく魅せ、夏の装いをドラマチックに演出。凛とした佇まいとともに、大人の女性ならではの可愛さを引き立ててくれることでしょう。

【トレンドカラー#10】聡明なミスティック・アイシーブルー

〈左から〉MM6 メゾン マルジェラ、ディオール、ランバン Getty Images

冷静さと清らかさを合わせ持ったアイシーブルーは柔らかなトーンで優しいムードを演出します。MM6 メゾン マルジェラはジャケット×タイ付きのミニワンピでハンサムでありながらも、上品さと愛らしさを絶妙に融合。涼やかなカラーで統一し春らしいエレガンスを香らせます。ディオールはウエストから裾に広がるエアリーなフォルムとリボン使いが特徴。生地に折り目を入れることでワントーンに奥行きが生まれ、流れる水のように涼やかな風情を投影しました。ピーター・コッピングによる2シーズン目となるランバンはアイシーブルーで奏でる流麗なシフォンドレスを披露。シアー素材でドレープを効かせた美しいフォルムでドラマチックに彩りました。

「ブルーとグレーとミントを溶かしたようなミスティック・アイシーブルーは、清潔感と知性を兼ね備えたラグジュアリーカラー。控えめなのに華やぎ、凛とした透明感を演出します。艶感や透け感のある上質素材で魅せるコーデがエレガンスの秘訣。

くすみラベンダー、ホワイト、ネイビー、シルバーと好相性。照明に照らされると、透けるような存在感が引き立ちます。マゼンタローズと合わせると、凛とした色気が漂い、ニュアンスローズと合わせるとフェミニンに。ボタニカルグリーンと組むと静かな高級感が生まれます」(松本さん)

「アイシーブルー」の春向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

クラス感漂うブルーのグラデーションが新鮮! 太ベルトのウエストマークでメリハリをつけることで、全体のシルエットがシャープな印象に。シャツのボタンはあえて首元までしっかり留めてグッドガールに装って。ラフなカゴバッグやパイソン柄のシューズなど、随所に散りばめた遊び心もさりげなくキュート。

「アイシーブルー」の夏向けおすすめコーディネート

Edward Berthelot / Getty Images

涼やかなアイシーブルーのホルターネックに、水玉模様のマイクロミニをあわせた夏のドレスアップ。艶のあるトップスの素材感が上品な印象をもたらし、甘さを抑えたバランスが都会的なムードを演出します。足元はヌーディーなパンプスでシルエットをさりげなくカバー。シャープなヒールでキリリと引き締めて。

Text:Megumi Otake
※この記事は、2025年12月26日時点の内容です。

元記事で読む
の記事をもっとみる