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「生理が3カ月来ない」甘く見ていた私。増えるおりもので受診して知った過酷な現実

  • 2025.12.27

「生理が止まるなんて一時的なことだろう」と軽く考えていた私。けれど、日に日に増えるおりものに不安を感じ、勇気を出して病院へ行ったとき、想像もしなかった現実を知ることになりました。

3カ月も放置していた、生理の異変

いつも通り生理が来ていたのに、ある日を境に急に止まってしまいました。少しおかしいなとは思いながらも、特に体調に変化がなかったため、そのまま3カ月ほど様子を見ていました。妊娠の可能性もなかったので、深刻には考えていませんでした。

おりものの増加に気付いて受診

それから、おりものの量が明らかに増え、下着が毎日濡れるほどになりました。さすがにおかしいと思い、悩んだ末に産婦人科を受診しました。検査を受け、結果を待つ日々は不安で仕方ありませんでした。

再検査の結果、病気が確定

1週間後、病院から「子宮頸がんの疑いがあります。再検査に来てください」と電話がありました。再検査の結果、子宮頸がんと確定診断され、大学病院への紹介・入院が決まりました。あのときのショックは今でも忘れられません。

注:一般的に、生理が止まること(無月経)と子宮頸がんの間に直接的な因果関係はないと説明されています。一方で、子宮頸がんが進行した場合は不正出血やおりものの変化が出ることがあるため、今回のようにおりものの増加に気付いたら早めに婦人科を受診してください。

まとめ

今回の経験から、「おりものの変化」など明らかな違いに気付いたら、ためらわず婦人科を受診することの重要性を強く感じました。私の場合はおりものの増加がきっかけで受診し、病気の発見につながりました。今後はささいに見える変化でも早めに医療機関に相談したいと思います。

【沢岻先生からのアドバイス】

生理が止まる(無月経)は原因が多岐にわたります。 ホルモンバランスの変化、更年期、妊娠、体重や生活習慣の変化、薬の影響、ストレスなどが考えられ、子宮頸がんが直接の原因であることは一般的ではありません。

一方で、子宮頸がんが進行すると、おりものの量が増えたり、色やにおいが変わったり、不正出血が出たりすることがあります。 今回のケースでは、おりものの増加が受診につながった点が重要です。

受診時の検査の流れ(目安):まず細胞診やHPV検査などの検診がおこなわれ、必要に応じてコルポスコピー(拡大鏡検査)や組織診(生検)で精密に確認します。検査や治療は個別の事情により異なりますので、結果や選択肢については担当医とよく相談してください。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:本当こまり/50代女性・主婦

イラスト/アゲちゃん

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)


監修者:医師 女性医療クリニック院長 沢岻美奈子先生

乳がん検診を含め、女性特有の検診をワンストップでできる神戸の婦人科クリニック「沢岻美奈子女性クリニック」院長。市検診や企業検診含め、年間約3000件の検診をおこなっている。乳がんサバイバーも多い更年期世代の患者さんとのやりとりを通じて日常の診察で感じ考えることや、女性のヘルスケア専門医目線での医療情報をInstagramに毎週投稿し、podcastでも「女性と更年期の話」で発信している。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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