1. トップ
  2. 消費者金融から“総額750万円”を借り入れた過去を持つ【実力派コンビ】二人に訪れた“転機”

消費者金融から“総額750万円”を借り入れた過去を持つ【実力派コンビ】二人に訪れた“転機”

  • 2026.1.22

芸能界には、眩いスポットライトの裏で、多額の借金を背負いながらも笑顔を絶やさず歩んできた人たちがいます。今回は「借金を背負った過去がある芸能人」をテーマに、5名をセレクトしました。本記事ではその第1弾として、博多華丸さん・大吉さんコンビをご紹介します。福岡の街で共に笑いを磨いた二人が、若き日に抱えた多額の借金とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに選定・制作された記事です

出会いと結成

undefined
※Google Geminiにて作成(イメージ)

お笑いタレントの博多華丸さんと大吉さんは、福岡大学の落語研究会で出会いました。

お笑いへの情熱を共有する二人は意気投合し、1990年5月にコンビを結成。福岡吉本の発足とともに1期生としてデビューした二人は、翌年には地元のテレビ局でMC番組を持つなど、あっという間に地元の人気者となりました。

「芸人は遊べ」が招いた借金地獄

順風満帆に見えたスタートでしたが、二人には知られざる苦労がありました。

2023年1月2日放送の日本テレビ系「浜田 大吉 濱家主催 新春ツッコミ芸人総会2023」で明かされた話によると、当時の福岡吉本は明石家さんまさんの担当マネージャーだった人物が設立に関わっていたため「さんまさんはバイトなんかしてへん」という理由で、実家から通っている所属芸人は「バイト禁止」。

さらに「芸人は遊べ。ナンパしろ」と指導を受けた二人。それを真に受けて、毎晩のように中洲でどんちゃん騒ぎをしたといいます。その結果、収入はほぼ遊興費で消え、生活費は消費者金融から借りるといった有様…。 結果、華丸さんは500万円、大吉さんは250万円まで借金がふくらんだそうです。

大吉さんは、前述の番組内で、福岡吉本時代の後輩である“どりあんず”の堤太輝さんから、「お金がない時代でも食事代を全額支払っていた」と称賛された際、「借金して払っていた」と当時の実情を告白。

大吉さんによると、当時の福岡吉本には「カードローンをやって一人前」と見なされる独特な風潮があり、ある時、所属芸人全体の借金総額を計算したところ、その額は4300万円に達していたといいます。

自分たちは借金を完済できたものの、その借金苦が原因で芸人を辞めたメンバーが全体の8割ぐらいいるとのこと…。多くの仲間が去っていった当時の過酷な状況を振り返りました。

身動きがとれなくなった二人は吉本に相談します。幸いだったのは、当時、過払い金請求が多く、借金をしていた消費者金融の約半数が倒産したこと。あれほど取り立てに追われていた相手が倒産するという予想外の結末に、大吉さんは幸運を喜んだといいます。

なお、大吉さんには家庭の借金という問題もありました。父親はニートの先駆けのような存在で、テレビ好きが高じて仕事を辞めてしまい、母親がパートで家計を支えていたのです。成人してから生活費のための借金があったことを知り、その借金を主に自身が返済したことも明かしています。

「優勝して人生変わりました」――R-1優勝と絆

2006年、華丸さんが故・児玉清さんのものまねネタで“R-1ぐらんぷり”優勝を果たします。

2020年2月4日放送回の関西テレビ系『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』に出演した際、華丸さんは優勝によって人生が変わったと振り返り、「あの時、優勝してなかったら今ごろ博多で酒、飲んでます」と語りました。

また、優勝賞金500万円の使い道についても同番組内で言及し、半分を妻に、もう半分を優勝ネタの台本を書いた大吉さんに渡したため「手元には残らなかった(スッカラカン)」と明かしています。この賞金分配のエピソードからも、二人の深い絆が伝わってきますね。

現在、華丸さんと大吉さんはNHK『あさイチ』のレギュラーとして大活躍。それに加え、関西テレビ(フジテレビ系)のバラエティ番組『火曜は全力! 華大さんと千鳥くん』では、千鳥さんやかまいたちさんといった勢いのある後輩芸人と共にレギュラーを務め、番組開始から5年目に突入するなど好評を博しています。

また、大吉さんはテレビ東京系のバラエティ番組『二軒目どうする?~ツマミのハナシ~』で松岡昌宏さんと共演。個々での活動も充実しています。2014年に「THE MANZAI」で優勝し、"日本で最も面白い漫才師"の称号を手にした確かな実力をベースに、借金や苦労の経験を隠さず、むしろ笑いに変えて話す姿勢は、多くの視聴者の共感を呼んでいます。

福岡大学の落語研究会で運命的に出会い、そして、消費者金融からの計750万円という借金地獄を共に乗り越えた二人――。借金という苦難に誠実に向き合い、互いを尊重し、支え合いながら、それぞれが輝き続ける博多華丸さんと大吉さんの姿は、まさに"借金を背負った過去がある芸能人"を象徴する名コンビです。


※記事は執筆時点の情報です