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「これぞ日曜劇場」「制作陣の本気をみた」心震えるほどの“日曜劇場クオリティ”で魅せた『至高作』

  • 2026.1.21

骨太な人間ドラマや圧倒的なスケール感で、日曜の夜に数々の感動を届けてきた「日曜劇場」。逆境に立ち向かう主人公の姿や、胸を熱くさせる社会派の物語は、多くの視聴者に明日への活力と深い余韻を与えてきました。今回は、そんな“日曜劇場”の傑作ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2024年放送のドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“日曜劇場”の傑作ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』

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国際園芸博覧会『GREEN×EXPO 2027』の新プロジェクト発表会に出席した芦田愛菜(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)
  • 放送期間:2024年1月14日~3月17日

あらすじ

今から5年前、指揮者の夏目俊平(西島秀俊)は、音楽の聖地であるウィーンで聴衆を魅了する素晴らしい演奏を披露していました。しかし、その輝かしい瞬間の裏で、愛娘である夏目響(芦田愛菜)の身に悲劇的な出来事が起きていたことに、夏目は全く気づいていませんでした。

それから5年が経過した2023年の秋。夏目は指揮者を引退し、家族とも離れてウィーンで1人きりの生活を送っていました。そこへ、日本で暮らす妻の夏目志帆(石田ゆり子)から、フランスでの仕事の間、子どもたちの面倒を見てほしいという連絡が入ります。

こうして夏目は20年ぶりに日本へと帰国しましたが、再会した響は父親に対して心を閉ざし、目を合わせようともしません。さらに、音楽以外の能力が皆無な夏目は家事も一切できず、親子の生活は非常に気まずい雰囲気の中で始まります。かつて天才指揮者と呼ばれた男が、不器用ながらも再び娘と向き合い、彼女の止まった時間を動かしていく物語が幕を開けます―。

ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の見どころ ※ネタバレあり

ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』は、不器用な元天才指揮者の父と、彼を拒絶する娘が音楽を通して失われた絆を取り戻していく姿を描いたヒューマンドラマです。人間関係の機微を緻密に描いた脚本と、音楽への深い敬意が感じられる演出は非常に格調高く、民放ドラマの枠を超えた感動と興奮を視聴者に与えました。家族の再生を描く温かくも切ない物語に対し、SNSでは「開始5分で好き」と視聴早々に魅了される視聴者が見られ、「珠玉の傑作」「ほぼ全話感動してる」「全人類観て」「これぞ日曜劇場」「制作陣の本気をみた」「マジで震えた」といった絶賛の声も溢れています。

そんな本作の最大の魅力であり、核ともなっているのが、徹底的に追求した美しい音楽の世界です。世界的指揮者の広上淳一さんがオーケストラを全面監修し、東京音楽大学が演奏部分を全面的にバックアップするという贅沢な制作体制が取られている本作。劇中で奏でられる本格的なオーケストラの響きが、ドラマに圧倒的な説得力を与えています。SNSで「音楽の優しさと素晴らしさを知った」「やっぱり音楽の力すごい」といった声が数多く寄せられているように、音楽は登場人物のみならず、視聴者の心をも動かしました。

「やはり演技力は秀逸」13年ぶりに日曜劇場に出演した“天才”の圧倒的な存在感

西島秀俊さん演じる天才指揮者の父と、音楽を捨てた娘の不器用な再生を描いたヒューマンドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』において、物語の鍵を握る娘・夏目響を演じたのが芦田愛菜さんです。日曜劇場出演が2011年放送のドラマ『南極大陸』以来、実に13年ぶりとなった芦田さん。放送当時はわずか7歳という幼さで視聴者の涙を誘っていた芦田さんが、今作では市役所に勤務する20歳の女性という等身大の役柄に挑戦。かつての“天才子役”としての面影を残しつつも、自立した女性としての葛藤や、父親への複雑な拒絶反応を抱える難しいキャラクターを、迷いのない確かな演技力で体現しました。

そんな年月を経て磨き上げられた芦田さんの熱演は、視聴者から絶大な支持を得ています。SNSでは「やはり演技力は秀逸」と子役時代から続く高い演技力に改めて感嘆する声が上がっているほか、「感情がこもった圧巻の演技」「演技に引き込まれる」といった絶賛の声が次々と寄せられました。西島さん、石田ゆり子さん、玉山鉄二さん、故・西田敏行さんといったベテラン俳優陣のなかでも決して霞むことのない芦田さんのひたむきな好演が、父娘の絆の再構築という物語の深みをより一層際立たせています。

ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“音楽で親子の絆を取り戻す感動の再生ドラマ”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です