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「警察まで巻き込むなんて!」反省しないDV夫に周囲は困惑。父の涙を見て気づいた真実に呆然として…<DV夫の末路>

  • 2025.12.25

香さんは、夫・悠馬さんが決めたルールに従いながら日々を過ごしていました。ルールを破れば「罰ゲーム」が課されるという理不尽な生活。しかしある日、悠馬さんから暴力を受けたことで、香さんはついに「罰ゲームの日々」から抜け出す決意を固めます。

香さんの肩をつかんで、一緒に帰ろうとした悠馬さん。しかし、香さんがSOSを送った友人が警察と一緒に現れたことで、悠馬さんは取り押さえられ、そのまま警察署へと連行されていきました。悠馬さんを乗せたパトカーを見た香さんは、もう怯えなくていいんだ……ど安心し、友人に感謝を伝えるのでした。

警察署へ連行された悠馬さんは、刑事の取り調べを受けます。しかし、悠馬さんは「夫婦間の問題さ」「警察もグルなんだな」と聞く耳を持ちません。そんな悠馬さんを見た刑事は「あなたがいる現実。今、ここを見てください。警察が罰ゲームとやらに付き合うと思いますか?」と冷静に話をしました。やっと何が起きたかわかった悠馬さんは、頭を抱えるのでした。

両親の言葉を聞いたDV夫は…

両親と面会をした悠馬さんは、今までのトラブルは香さんの演出だと話します。悠馬さんの話を聞いた父は「本気でそう思っているのか?」と問いかけ、悠馬さんは「当たり前じゃないか!まさか警察まで巻き込むなんて!」と真剣に答えました。悠馬さんの態度を見た父は泣いてしまいます。初めて父が泣くところを見た悠馬さんは、はじめて自分がおかしいことをしていたと気づくのでした。

後日、香さんは悠馬さんの両親から慰謝料を受け取りました。謝罪をしたあと、香さんに悠馬さんの近況報告をする両親。話を聞いた香さんは「もう十分です」「お力になっていただき、本当にありがとうございました」と感謝を述べました。「あなたみたいに素敵な人が……一時でも息子と一緒にいてくれたこと、本当に感謝しています」という言葉を聞いた香さんは、「ふたりに出会えたことは心からよかったと思っています」と涙ながらに言いました。

法律事務所を訪れた香さんは、弁護士から悠馬さんと不倫をしていた相手から慰謝料を振り込んだと連絡があったことを聞きます。これで離婚にまつわる問題はすべて解決し、安堵する香さん。「今後も何かあればいつでもご相談ください……できれば離婚以外のご相談を」と笑顔で言う弁護士に「離婚の相談はこれで最後のつもりです」と香さんは答えました。いろいろなトラブルにも対応していることを話したうえで、弁護士は「本当はもうここへ来なくて済むような人生が一番ですね」と香さんに話します。香さんは頭を下げ「本当にお世話になりました」と感謝を伝えるのでした。

現実を目の当たりにしても、なかなか受け入れることができなかった悠馬さん。父の涙を見た瞬間、ようやく自分がおかしいことをしていたかに気づくことができました。

ここまで一緒に対応してきた弁護士、そして義両親の協力もあって問題を片づけることができた香さん。もし何かトラブルに巻き込まれたときは、ひとりで悩むのではなくほかの誰かに話すことで、協力が得られたり気持ちが整理されるかもしれません。自分を大切にして、穏やかな生活が送れるような選択をしていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター はたけ

ベビーカレンダー編集部

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