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21歳日本人所属の海外チーム、なんとアウェイゲームにきた観客数がたった1人だけ!「感動的」と話題のワケ

  • 2025.12.22

福井太智が所属するポルトガル1部のアロウカは、21日にアウェイで行われたサンタ・クララ戦を0-0のスコアレスドローで終えた。

その試合後にあった光景が「美しい」と現地で話題になっている。

アロウカの選手たちはアウェイスタンドに向かうと、応援に来てくれたサポーターをハグしていたのだ。

リーグ公式も「なんて素晴らしい。アロウカのコーチと選手たちは、試合終了後に1人のファンのもとに向かうと応援への感謝を表した」と、その様子を紹介していた。

ただ、スタンドには、男性サポーター1人しかいなかった…。

『A Bola』や『Record』などの現地紙は、「今年一番の思い出」、「信じられない光景」としつつ、こう伝えていた。

「試合はスコアレスドローに終わったものの、結果以上の感動を呼んだ。

試合終了のホイッスルが鳴った後、アロウカの選手とスタッフはスタンドへ行き、唯一のサポーターに感謝と挨拶をした。素晴らしい振る舞いだった。

ホームから数千キロ離れた場所で行われた試合で、アロウカはわざわざ海を渡ってチームを応援してくれたサポーターの孤独でありながらも無条件の応援を見逃さなかったのだ。

チームは拍手や感謝の言葉、そして抱擁でサポーターの気持ちに応え、スコアレスドローの試合を今節で最も美しい瞬間の一つに変えた」

かつて守田英正、三竿健斗、田川亨介らもプレーしたサンタ・クララは、ポルトガル本土から1000キロ以上も離れたアソーレス諸島にある。

そのため、アロウカの応援に駆け付けたファンは、1人だけしかいなかったそう。

なお、この試合に途中出場した福井は21歳のMF。

サガン鳥栖では17歳でプロ契約を結ぶと、2022年にドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンへ移籍。今年2月にはアロウカ史上最高額とされる160万ユーロ(約3億円)ほどの移籍金で完全移籍し、主力として活躍している。

筆者:井上大輔(編集部)

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