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世界中の料理人と対峙してきた速水もこみちが「今年、感動した料理」とは

  • 2025.12.21

肩書に縛られることなく自分のやりたいことを自由に楽しむ表現者。

料理をすることは土地やその場所で生きる人の歴史と文化を知ること、と語る速水もこみちさんとともに、今年、食通たちの話題をさらったモダンフレンチ『mærge』へ。

その目に映った食の新世界とは。

「料理人との対話は刺激も学びも多く、その情熱に心打たれます」
速水もこみちと柴田秀之シェフ
食を通して日本の未来をもっと豊かに。柴田さんの強い思いに共感した速水さん。笑顔で再会を約束して握手


食と未来は常に密接な関係にある。体の中に入るものはやがてその人の血となり肉となる。つまり、食とは命の根源であり、いまと未来をつなぐもの。

今回、速水もこみちさんが訪れた『mærge』は、単なる美食ダイニングにとどまらず、世界に冠たるグランメゾンを目指しながら、より豊かな未来を創生することをプロジェクトの主旨としている。

柴田秀之シェフの話を真剣な面持ちで聞く速水さんは、今年開催された大阪・関西万博の日本館のパビリオンにも参画した。食の未来について考える貴重な体験だったと振り返る。

「参加させていただいたのは“録食”といって、AIによってその人のレシピが忠実に再現できるというもの。最先端の技術で、誰もが再現可能なレシピを作る、またとない機会をいただけたことに、とても感謝しています」

食にまつわる多くのことに携わるクリエーターとしての経験を積んだ。

速水もこみち
「自分で選んだ具材が盛りつけられる様子を見るのも楽しいですね」と速水さん


今年の2月より放送されたフードドキュメンタリー『速水もこみちの世界でたった1つのレシピ』では、日本各地で自身の料理と向き合う4人のシェフと共演。

「シェフ一人ひとりにそれぞれの生き方や料理哲学があって目的も個性も違うけれど、根本に情熱があるという共通点を強く感じました。シェフとのセッションは本当に楽しく、料理が好きで仕方ない“変態”同士だから学びも刺激もすごいんです(笑)。

今回、『mærge』の柴田シェフとお話しさせていただいて、未来へと続くレストランを創るためにさまざまなプロジェクトを進めていると聞き、とても興味深く、また近いうちに会いに伺わなくてはと思いました」と語る。

仕事やプライベートで、あらゆるジャンルのシェフとのコミュニティを持つ速水さん。時には、仲の良いシェフとキャンプに出かけるそうで……。

「今年10月にキャンプ飯の本も出版させていただきました。キャンプには、キッチンで料理をするのとは違う楽しさや気づきがあります。炎の扱い方など自然から学ぶこともたくさん」と笑う。

時には進化するグランメゾンで、時には自然の営みを感じながら。速水さんは料理の力を日々体感し、そんなコミュニティが彼に力を与えてくれる。

速水もこみちさんが今年、感動した料理とは?
速水もこみち
「心から落ち着けるレストランであると同時に刺激をもらえる場所でもあります」。世界中のレストランを訪れる速水さんにとっても印象的だった様子


台湾の夜市を巡るのが大好きでよく訪れるという速水さん。

「最近、花蓮市を訪れた際に、屋台で食べた葱油餅(ツォンヨゥピン)が本当に美味しかったです。日本では味わえないピリ辛のソースと半熟卵の相性がとても良く、新しい発見がありました」

■プロフィール
速水もこみち 1984年生まれ。2002年に俳優デビュー。『MOCO’Sキッチン』で料理の腕前を披露し、レシピ本や食にまつわる商品のプロデュースも多く手がける。自身初のキャンプ料理本『最高のキャンプ飯』(小学館刊)も好評発売中。

■衣装
ジャケット¥99,000、パンツ¥59,400〈ウジョー/エム TEL:03-6721-0406〉、その他スタイリスト私物


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