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20年前、13才で“母”を演じた人気女優 かつて“天才子役”と呼ばれた“表現者”の今

  • 2026.1.17
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2006年、日本テレビ系ドラマ「14才の母」制作発表会見 主演女優の志田未来(C)SANKEI

今から20年前、天才子役の異名を持つ俳優といえば志田未来の名を上げる人が多かった。

そして今、時が経ち、彼女の新たな魅力が開花している印象。

今回は、俳優・志田未来の魅力について紐解きたい。

名ドラマ『女王の教室』『探偵学園Q』での活躍

まず、彼女が脚光を浴びたのは2005年放送のドラマ『女王の教室』でのこと。ここで志田は強権的な態度でクラスを支配する教師・阿久津真矢(天海祐希)に指導を受ける小学6年生24名の中でも中心人物となる神田和美を演じた。

和美はまっすぐで素直な印象を持つ少女なのだが、友達だと思っていたクラスメイトに次々と裏切られると言うなかなかの役どころ。ただ単に天真爛漫なだけでなく、阿久津にターゲットとされながらも、意志を曲げない姿などさまざまな表情が見受けられた。

この時の役柄が評価され、志田は第46回ザテレビジョンドラマアカデミー賞にて新人俳優賞を受賞。さらに、翌年出演した『探偵学園Q』では、山田涼介や神木隆之介と共に同世代からの支持を磐石のものにした。

彼女の名刺的作品『14歳の母』での等身大の姿

そして、2006年に待ち受けていたのが、彼女の代表作とも言える『14歳の母』であった。

『14歳の母』では、中学2年生にして恋人との間に子どもができてしまう一ノ瀬未希を好演した志田。

放送当時のことを思い返すと、作中で演じた未希とほぼ同い年の13歳であったということもあって、中学生ゆえの不安定さをリアルに表現していた印象だ。

きっと世間に「もしも自分の周囲の子が14歳で妊娠したら……」と当事者意識を持って考えさせたのは、そのリアルさゆえとも言える。親や友達との関係、葛藤の先での決断。どのシーンを切り取っても、あっぱれとしか言いようがなく、放送から20年経った今、見返してもその評価が劣ることはない。

幅広い役柄でキャリアを止めない

そこから志田は学生役を幾度となく務めていた印象。

しかし、主演を務めた『ウツボカズラの夢』では、高校を出たばかりの主人公・斉藤未芙由を演じ、『信長のシェフ』では戦国時代のヒロイン・夏を、『監察医 朝顔』シリーズの第1シリーズでは、高時給目的でやってきたアルバイトの医学部生、そして作中で5年経った後では法医学研究員になっている役・安岡光子を演じるなど、意外と演じた役柄は幅広い印象だ。

近年の作品で言うと、2023年4月期のドラマ『勝利の法廷式』で演じた、弁護士で主人公の神楽蘭の印象も強い。この神楽という役、実は幼少期に天才子役として一躍有名になったという、なんとも志田自身に重なるような設定が盛り込まれている。しかも、親友を冤罪で殺人犯にしてしまい、法曹界から姿を消したという訳あり人。志田の迫真の演技にぜひとも注目してほしい。

このように、実は幅広い役柄を演じ切ることができるのも志田の魅力。その多彩さゆえに、次々と作品にで続けており、子役時代からキャリアを止めていない印象だ。

2026年、異色の母親をどう表現するのか

そんな志田は、2026年1月期のドラマ『未来のムスコ』(TBS系)にて主人公・汐川未来として活躍中。

同作は、アラサー貧困独身女子の前に、息子と名乗る颯太が未来からタイムスリップしてきて、シングルマザー生活を続けながら父親を探していくといったストーリーだ。

2036年の未来から来た息子役天野優とのやりとり、そして3人の“まーくん”候補とのやりとりに放送前から注目が高まっている今作。志田の新たな代表作となることにも期待だ。


ライター:於ありさ
ライター・インタビュアー。サンリオ・アイドル・恋愛コンテンツ・お笑いが好き。マイメロディに囲まれて暮らしている。
X(旧Twitter):@okiarichan27


※執筆時点の情報です。