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「ラブブ」ブームついに終了か?転売価格急落“バブル崩壊”から振り返るZ世代の狂騒とSTARTOアイドルの愛用劇

  • 2025.12.19

2025年、日本中を席巻した「ラブブ」の今後は

POP MART公式サイトより引用
POP MART公式サイトより引用

2025年、日本中を席巻したキャラクター「ラブブ(Labubu)」。その熱狂は凄まじく、転売市場では定価の数倍で取引される異常事態となっていました。しかし、12月に入りその勢いは急失速。報道によると、関連企業の株価は調整局面に入り、二次流通価格も急落。「バブル崩壊」が叫ばれる今、2025年の象徴だったこの“狂騒劇”を振り返りつつ、コンテンツとしての今後を占います。

転売価格はピークの半値以下に

「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2025」で1位を獲得するなど、今年の顔となったラブブ。しかし、年末を迎えその「資産価値」は大きく変動しています。

経済メディアの報道によると、開発元であるPOP MARTの株価は乱高下を経て調整局面へ。メルカリなどのフリマアプリでは、一時期数万円で取引されていたレアアイテムの相場が崩れ始め、定価割れの商品も散見されるようになりました。

供給が追いついてきたことや、投機目的のバイヤーが離れたことが要因と見られ、「ラブブ・バブル」は一つの区切りを迎えたと言えます。

しかし、これは人気が消滅したわけではなく、適正価格でファンが手に取れる「正常な状態」に戻ったとも解釈できます。

STARTOアイドルも巻き込んだ「2025年の熱狂」

ブームが落ち着きつつある今だからこそ、2025年の「ラブブ旋風」がいかに凄まじかったかが分かります。その波は、流行に敏感なトップアイドルたちをも巻き込んでいました。

象徴的だったのが、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんです。夏頃、YouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」で私物のバッグにメンバーカラーの「赤ラブブ」を付けている姿が確認され、ファンの間で争奪戦が加速しました。

また、WEST.の桐山照史さんが「#世界一ラブブが似合わない男」と自虐投稿をして話題になったのも記憶に新しいところです。

一過性のブームから「文化」になれるか

では、ラブブは今後どうなるのでしょうか?

男性アイドルがバッグにキャラクターを付けるというスタイルを一般化させた功績は大きく、Hey! Say! JUMPの八乙女光さんのように、ブーム以前から愛用していた「目利き」の存在も再評価されています。

タピオカや高級食パンのように、熱狂的なブームの後には必ず「淘汰」と「定着」のフェーズが訪れます。

投機マネーが抜け、「可愛いから持ちたい」という純粋なファンだけが残る2026年こそ、ラブブが真の「定番キャラクター」として日本に根付くかどうかの正念場となりそうです。

(LASISA編集部)

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