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格式をまとう、世界のロイヤルレディたちの美しき「伝統衣装」12選

  • 2025.12.19
Hearst Owned

世界各地のロイヤルレディがまとう伝統衣装は、その国の歴史や文化を現代に伝える生きたメッセージ。愛子さまや佳子さまの振袖や、ジェツン・ペマ王妃のキラ、ラーニア王妃の革新的なトーブなど、格式を重んじながらも新たな感性を吹き込む、世界の王室の着こなしに注目します。

Aflo

【日本】愛子さま

愛子さまがまとったのは、世界に誇る日本の伝統衣装「振袖」。ピンクの濃淡に、四季折々の花々が咲き乱れる優美な一着は、愛子さまの品格と可憐さを際立たせて。袋帯やバッグまでカラートーンを豪華に合わせ、和装のエレガンスを完璧に表現しました。

Aflo

【日本】佳子さま

清らかで優美な輝きを放つ佳子さまも、未婚女性の第一礼装「振袖」で登場。透明感のある空色が、佳子さまの明るく爽やかな魅力を引き立たせています。美しい流水文様の着物に合わせた帯のカラーパレットで、洗練された和装スタイルを完成させて。

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【日本】愛子さま

卒業という人生の晴れやかな節目には、格式と知性を物語る「袴」を。淡い桜色の振袖と濃紺の袴のコントラストが、凛とした品格を放ちます。桜を模した春らしい髪飾りも門出に華を添えて。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

【ブータン】ジェツン・ペマ王妃

「ヒマラヤの至宝」と謳われるジェツン・ペマ王妃は、ブータンの伝統的な衣装「キラ」をまとって登場。手織りの複雑な幾何学模様が特徴の「キラ」は、ブータンの豊かな文化と色彩感覚を凝縮した、まさに芸術品。ワンチュク国王の威厳あるゴ(男性の伝統衣装)とのコーディネートも完璧です。

Patrice LAPOIRIE

【タイ】シリワンナワリ王女

ロイヤル界随一のファッションアイコン、シリワンナワリ王女は、格式高き伝統衣装「シワーライ」をモダンにアップデート。シルクの光沢が美しいトップスに、ゴールド織りのパ・ヌン(巻きスカート)を合わせ、高貴なカラーパレットを構築しました。伝統衣装にも王女らしいスタイルが輝く一着。

Per Ole Hagen / Getty Images

【ノルウェー】メッテ=マリット皇太子妃、アレクサンドラ王女

特別な祝祭の場でロイヤルファミリーが着用するのが「ブーナッド」。刺繍の柄、色使い、スカート丈、金具の形までデザインが細かく異なり、数百種類以上が存在するのだそう。

メッテ=マリット皇太子妃は、最も象徴的で知名度の高い「ハーダンゲル・ブーナッド」を、イングリッド・アレクサンドラ王女は東テレマルク地方のものと、それぞれ異なる地域のブーナッドをまとい、場を華やかに彩りました。

Julian Parker / Getty Images

【モロッコ】ラーラ・サルマ妃

神秘的な美しさを放つモロッコのロイヤルレディ、ラーラ・サルマ妃。北アフリカの伝統美を凝縮した最高級の「カフタン」をまとい、高貴なオーラを放ちます。

「カフタン」は、動くたびに揺れる優雅なドレープが特徴のガウンドレスで、モロッコの伝統が刻まれた精緻な手刺繍や織り柄は、まさにアートピース。世界的な舞台でひときわ異彩を放つ、オリエンタル・オートクチュールの極みともいえます。

Alain BENAINOUS / Getty Images

【ブルネイ】ペンギラン・アナク・サラ王太子妃

マレー文化の格式高い伝統衣装「バジュ・クルン」をまとったペンギラン・アナク・サラ王太子妃。フレッシュなミントグリーンを基調に、金糸の刺繍が放つゴージャスな煌めきが、王室の威厳と優雅さを漂わせます。顔を覆うヒジャブにもイスラム文化のロイヤルレディとしての品位を込めて。

Aflo

【スウェーデン】ヴィクトリア皇太子

建国記念日に、ヴィクトリア皇太子が着用するのはスウェーデンのナショナルドレス「スヴェンスカ・フォルクドラクト」。ブルーとイエローという国旗の色を取り入れた、自国文化への深い敬意を表現したもの。可憐なマーガレットの刺繍が施され、北欧らしい感性や自然の美しさが華やかに映し出されています。

Aflo

【ヨルダン】ラーニア王妃

ヨルダンの伝統衣装「トーブ」を現代的に再構築したロングドレス。ウエストを強調し、カッティングをシャープにすることで、クチュールライクなイブニングドレスへと昇華させました。王妃のファッションに対する革新的な姿勢を象徴した一着です。

Aflo

【デンマーク】メアリー妃

デンマークの自治領であるフェロー諸島の伝統衣装をまとったメアリー妃。バーガンディのスカートに深いフォレストグリーンのエプロン、ブラックのマントのレイヤードが、北欧の伝統と厳しい自然の中で培った強さを物語ります。

Dan Kitwood / Getty Images

【レソト王国】マベレン王女

「セショエショエ」と呼ばれるカラフルな幾何学模様や柄がプリントされたロングドレスに、同柄のヘッドスカーフ「トゥク」を合わせ、女性の伝統衣装をモダンにアップデート。レソト王国の色彩感覚を現代的なシルエットで表現し、世界のロイヤルシーンにアフリカのエレガンスをアピールしました。

※この記事は12月19日時点のものです。

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