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【韓国・仁川国際空港での待ち時間を短縮】ICNスマートパスでスムーズな出国を|旅ライターの裏技・愛用品教えます

  • 2025.12.19

旅好きなライターたちが、実際に活用している旅の裏技や愛用品、便利グッズなどを紹介する当連載。第68回目の今回は、韓国・仁川国際空港で出国時の保安検査を顔認証で済ませることができる「ICN SMART PASS」について。パスポートや顔情報、搭乗券などを事前登録すると、専用レーンでスムーズに保安検査に進むことができます。パスポートや搭乗券を頻繁に出し入れする手間が省け、空港での待ち時間を短縮できるのがうれしいです。

「ICNスマートパス」とは?

ICNスマートパスは、仁川国際空港(ICN)で導入されている顔認証を使った出国手続きサービスです。事前にパスポート、顔情報、搭乗券などを登録することで、保安検査や搭乗ゲートなどの手続きを顔認証のみで迅速に済ませられるようになります。

出国の際には搭乗券やパスポートを提示する必要がなく、顔認証レーンを通過するだけなのでスムーズです。とはいえ、パスポートや搭乗券は必ず携行するようにしましょう。

ICNスマートパス アプリダウンロード

[Apple][Google]

登録の流れ

登録はアプリの表示にしたがって、以下の流れで行います。空港内にあるセルフチェックインキオスクでも登録OK。

ICNスマートパス 登録の流れ

1.アプリをダウンロード

iOS/Android 両対応の公式アプリ「ICN SMART PASS」をスマホにインストール。日本語表示も可能です。

2.アカウント設定

メールアドレスを登録し、利用規約に同意する。

3.パスポートと顔の登録

パスポートの写真ページを撮影 → パスポート内のICチップをスマホで読み取り → 顔写真(目を開けた状態・目を閉じた状態など)を撮影します。

撮影した情報を元に、パスポート情報(番号・生年月日・有効期限)が表示されるので、間違いがないか目視で確認する。

4.搭乗券の登録

渡航便の搭乗券(モバイル or 紙)を QR/バーコードでアプリに登録。搭乗するたびに手続きが必要です。

仁川国際空港の出発ロビー(保安検査前)や、一部の搭乗ゲートで「スマートパス専用レーン」が使え、顔認証だけで手続きが完了します。

顔情報は一度登録すると、5年間継続して利用することができます。パスポートを再発行した場合は、IDの再登録が必要。搭乗券情報は出国するたびに登録が必要です。このサービスは仁川国際空港限定で、他の韓国の空港では使えません。

7歳以上の人が利用できますが、14歳未満は保護者の同意が必要となります。

ICNスマートパスの使い方

出発ロビーでは、利用する航空会社に関係なく、スマートパスを登録した旅客は専用レーンを利用できます。筆者利用時は、通常レーンは列は長くないものの待ち時間あり、専用レーンは待ち時間なしでスムーズに保安検査に進むことができました。

搭乗口では、参加航空会社の一部のゲートでスマートパスが利用できます。仁川国際空港の公式サイトによると、参加航空会社は以下の通りです。

ICNスマートパス 参加航空会社

(T1) アシアナ航空, チェジュ航空, イースター航空, エアプレミア, ティーウェイ航空, ,エバー航空, キャセイパシフィック航空

(T2) 大韓航空, ジンエアー, デルタ航空, エアソウル

参加航空会社及び搭乗ゲートは段階的に拡大予定される予定だそう。最新情報は、仁川国際空港公式サイトでご確認ください。

仁川国際空港公式サイト

空港での待ち時間を短縮できる「ICNスマートパス」。保安検査で立ち止まることなく通過できるだけで、空港でのストレスがぐっと軽減されます。出国前の時間を有効利用したい人には、ぜひ活用してほしい便利サービスです。


© Chika

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