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「私だけ仲間外れだったの」小5娘が大号泣! 仲良し3人組のはずが、おそろいコーデで省かれた!

  • 2025.12.21

今回は、知人のA子さんにお聞きした娘さんのエピソードをご紹介します。
仲良し3人組のはずだったのに、ひとりだけ「おそろいコーデ」から省かれてしまった娘。
悲しむ我が子を見て、憤るA子さんでしたが――。

画像: 「私だけ仲間外れだったの」小5娘が大号泣! 仲良し3人組のはずが、おそろいコーデで省かれて!?

仲良し3人組

私には、小学5年生の娘がいます。

娘には、B美ちゃんとC子ちゃんという友人がおり、2人とは大の仲良し。
学校ではいつも3人組で行動しており、家族ぐるみでもお付き合いをしています。

先日、3家族でテーマパークに行く事になりました。
何日も前から、娘は「あと〇日でテーマパーク!」と指折り数えて楽しみにしており、そんな様子を見ると、こちらまで嬉しくなるのでした。

「私だけ、仲間外れ」

ところが当日、現地に集合した私と娘は、驚くべき光景を目の当たりにしました。
B美ちゃんとC子ちゃんが、まったく同じ、おそろいのワンピースを着ていたのです。

「えっ、その服、どうしたの?」と、戸惑う私たち親子。
どうやら、たまたま2人が同じ服を持っていた事が事前にわかり、「せっかくだからおそろいで行こう」という事になったのだとか。
2人の親御さんも、どこか気まずそうにしています。

娘は相当ショックを受けたようで、その1日、ずっと元気がありませんでした。
1人だけ服装が違う事が際立つので、3人並んで写真を撮るたびに娘の表情は曇り、親の私もいたたまれない気持ちでいっぱいに。

ずっとこらえていたのでしょう。
帰宅するなり娘はワッと泣き出してしまい、胸が締めつけられました。
「私だけ、仲間外れ……」

親の気持ち

「どうしてうちの子にも、声をかけてくれなかったんだろう」
娘は3人でテーマパークに行ける事を、あんなに楽しみにしていたのに。
私は悲しさと不満でいっぱいでした。

よっぽど、相手の親御さんに「服装の件は、もう少し配慮してほしかった」と伝えようかと思いましたが、そうする事で、娘の人間関係を壊してしまうのではと思うと憚られます。

娘からも、「ママ、言わないで」と止められ、何もできない事をもどかしく思いました。

子どもたち同士、向き合えた

翌日、てっきりまだ落ち込んでいると思ったのに、学校から帰ってきた娘の顔は晴れやかでした。

「おかえり。なんだかご機嫌じゃない?」
「うん。今日ね、昨日は私だけ服が違うから、とても悲しかったって2人に言ったの。そうしたら謝ってくれて、そんなつもりじゃなかった、今度は3人でおそろいにしようって言ってくれたんだ」
「そうなの」

親の私が出ずとも、娘はお友達に、ちゃんと自分の気持ちを伝えて、相手と向き合う事ができたんですね。

これから先も……

正直なところ、それを聞いても、親としては納得できかねる部分もありました。
女の子同士特有の、嫌な部分に触れてしまったような……。

でも、子どもたちは子どもたちの社会の中で、関係を築いているのですから、私がとやかく言う事ではないでしょう。

素直に気持ちを伝えたり、相手を恨まず、さっぱりと気持ちを切り替えられるのは娘のいいところ。
これから先、娘はもっと複雑な人間関係にぶつかるはずです。
そのたびに傷つきながら、きっと素敵な大人の女性へ成長していく事でしょう。

そんな娘を、いつだって私は応援しています。

【体験者:40代・女性パート主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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