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【King & Prince】髙橋海人のクリエイティブ。北斎が教えてくれた「大胆で繊細な表現」

  • 2025.12.12

King & Princeのメンバーとして、また俳優としても活躍の場を広げる髙橋海人さん。北斎の描く「大胆さと繊細さが同居した革新的な構成」に魅了されたという髙橋さん。ダンスを含めた自身の活動全体に影響を与えている、彼だけのアート論と、夢への現在地を熱く語ります。

Profile
髙橋海人

たかはし・かいと 1999年4月3日生まれ、神奈川県出身。King & Princeのメンバーとして活動。俳優としても活躍し、11月14日出演映画『君の顔では泣けない』が公開予定。

タイムマシンがあったら、いつの時代に行って誰と会って何をしたいですか?

A.「葛飾北斎ですね。一緒に絵を描いたりしたいです。あと、手塚治虫さん。確か北斎に影響を受けているんですよね。北斎が生きていた時の話はこの作品で知ることができたので、没後に影響された人たちが、どこから影響されたのか、みたいなことがめっちゃ気になります」

髙橋さんご自身は、北斎からどんな影響を受けましたか?

A.「色使いとか、構成の仕方がすごく魅力的なんです。一枚の絵の中に大胆なところと繊細なところ、動きのあるところが同居してる。今の漫画の技法で使われているようなものを、200年以上前の北斎がやっていた。本人もずっと絵を動かしたいって言っていたらしいです。そんな北斎だから、いろんなものを細かく見ていたと思うので、僕も人を感動させられる、パワフルな絵が描けたらいいなって思っています」

絵を描くときはどんな音楽を聴きますか?また、普段はどんな環境・ツールで描いていますか?

A.「音楽を聴きながらは描かないかもしれない。雰囲気に絶対引っ張られるじゃないですか。その絵の世界に潜る感じで、集中しています。ツールは、普段はフォトショップやイラストレーターなどのソフトで描いたりしていますね」

以前本誌の取材で「30代でアートの展示会をやりたい」と語っていました。今もその目標は?

A.「変わらずです。前よりもっと熱量がどんどん上がっていて、できる材料みたいなのはどんどん作れてると思ってるんです。ダンスの熱量も最近すごい。自分の“好きなものに対して、楽しい感覚でできる”っていうのは北斎からも学びましたし、昔から自分も大事にしてたところなので。それが表に出る活動にも、だんだん影響してきて、いい雰囲気でできてるかもしれないです」

部屋の中で一番こだわっている場所・アイテムは?

A.「作業部屋です。宇宙部屋みたいな感じなんです(笑)。ミッドセンチュリーの“スペースエイジ”っていう、メタリックというか無機質な感じの、木じゃない素材を使った家具を少しずつ揃えたりして。で、絵を描いたり音楽をやったり、コックピットみたいな形にして作業してます。そこで台本も読みます。自分の“好き”をいっぱい集めた空間で仕事をするのが、最高に楽しいですね」

Photograph=Yuzo Touge 〈muku inc.〉 Styling=Chihiro Tan 〈YKP〉 Hair & Make-up=Yurika Hashiba Text=Miku Sugishima

※InRed2025年11月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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