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【独身が“住みたい街”】1位:吉祥寺、2位:横浜は僅差! コスパ1位は家賃が高い「新宿」…その意外な理由とは?

  • 2025.12.11

「吉祥寺」8年連続、住みたい街に選ばれる!

首都圏でひとり暮らしをする20・30代の未婚者1600人を対象にした「住みたい街ランキング2025」が発表されました。「FJネクストホールディングス」が2025年10月20日〜28日に実施した調査によると、首都圏1都3県在住の単身生活者が選んだ「今、住みたい街」の1位は吉祥寺(59票)となりました。2位は横浜(52票)で、わずか7票差という僅差での結果でした。吉祥寺が8年連続で1位を獲得するという結果になりました。注目すべきは、前年13位だった目黒が10位(18票)にランクアップし、初のトップ10入りを果たしたことです。回答者からは「おしゃれ」「洗練されている」といったイメージ面の評価に加え、「治安がよい」という安全性を重視する声も寄せられています。

一方で、昨年6位だった武蔵小杉は13位、9位だった下北沢は18位へとランクダウンしました。トップ10では大宮が10位から6位へ、赤羽が33位から15位へと大幅に上昇する動きも見られました。1位の吉祥寺については、「おしゃれ」「便利」といった基本的な魅力に加え、「公園が魅力的」「繁華街と住宅地のバランスが良い」「都内なのに落ち着いている」といった具体的な理由が挙げられています。単身者にとって住みやすい環境が評価されているようです。2位の横浜も同様に「便利」「おしゃれ」「住みやすそう」という評価を受けています。「都心へのアクセスが良い」「空港も新幹線も近い」といった交通利便性に加え、「海の空気を感じたい」という特有の魅力も支持を集めています。3位の新宿(48票)、4位の渋谷(38票)、5位の池袋(27票)は、主に交通アクセスや商業施設の充実といった利便性が評価のポイントとなっています。

「吉祥寺」8年連続、住みたい街に選ばれる!
「吉祥寺」8年連続、住みたい街に選ばれる!

同調査では「コスパが高いと思う街」についても質問しており、こちらでは新宿が40票で圧倒的1位となりました。2位は渋谷(34票)、3位は北千住(30票)という結果でした。興味深いのは、住みたい街ランキングで12位だった北千住がコスパランキングでは3位に入っていることです。「23区なのに地価が安い」「都内でも比較的物価が安くすごしやすい」といった声が寄せられており、利便性と経済性を兼ね備えた街として評価されています。また、住みたい街ランキングでは圏外だった蒲田(7位)や川崎(10位)がコスパランキングではトップ10入りを果たしています。「都心に近いのにリーズナブルな店が多い」「移動しやすい」「家賃が安い」といった実用性重視の評価が目立っています。

コスパランキングの評価理由を分析すると、アクセスの良さや時間短縮を重視する「タイパ(タイムパフォーマンス)」派と、物価や家賃の安さを重視する「お財布」派に大きく分かれることが分かりました。新宿や渋谷は「どこにいくにも起点になる」「時間の節約ができる」といったタイパ重視の評価が多く、一方で北千住や蒲田は「家賃の割に買い物など利便性が良い」「アクセスの利便性が高い割に山手線沿いよりは割安」といった経済性重視の評価が目立っています。

この調査結果は、首都圏の単身生活者が住む街を選ぶ際の多様な価値観を反映しており、おしゃれさや憧れといった感情的な要素と、利便性や経済性といった実用的な要素のバランスを重視していることが浮き彫りになっています。

(LASISA編集部)

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