1. トップ
  2. ファッション
  3. 「50歳の今がいちばんキレイ!」モデル・美香さんが語る、輝き続けるための生き方

「50歳の今がいちばんキレイ!」モデル・美香さんが語る、輝き続けるための生き方

  • 2025.12.10

誰もが心身ともに転換期にさしかかる50代。輝き続ける50代の美容や生活習慣、そして心の持ち方。選び取ったものの先にある「凛とした美しさ」を探りました。今回は美香さんにインタビューしました。

もう50歳?いえ、私はまだ夢の続きなんです

お話を伺ったのは… 美香さん(モデル・50歳)

《Profile》
モデル歴は約30年。キュートな笑顔と見事なスタイル、高い表現力、トレンド発信力で常に目が離せない存在。

自信のなさをバネに進化してきた。だから、今の私がいちばん綺麗

「今も撮影後のタクシーの中でひとり反省会をしています」

50歳になりました。19歳でモデルになってから、20代はがむしゃらに仕事をして、30代〜40代半ばは、仕事と子育てにほぼすべての時間を捧げてきました。最近、息子が大きくなって少し自分の時間を持てるようになったかな。キャリアは30年ですが、いまだに撮影は緊張するし、写真の仕上がりが良くないと落ち込みます。今も撮影後のタクシーの中で、マネージャーに撮ってもらったポージング動画をチェック。髪の動かし方やポーズの癖まで確認し、ひとり反省会をします。

よく「もう50歳」なんて聞くけれど、私にとっては「まだ夢の続き」。23歳、夢だった仕事が次々決まり見えない力に背中を押されていると感じたあの瞬間から、今もずっと夢の中にいます。元々、自分に自信がないタイプで、撮影前はとてもストイックに準備してきました。

それでも、47歳くらいから体力の低下や体調の変化を感じるように。日々撮影はあるし落ち込んでいられないので、そのたびにケアして乗り切りました。経験を積み重ねてきた今は、少しだけ気持ちに余裕が持てます。もう歳だから、と口にしてしまうと本当にそうなる気がします。

私にとっては仕事でしたが、夢中になれるものがあったのが良かったのかも。年齢による変化があったとしても、それに気づかないくらい忙しく過ごしてきたから、日々の充実感のほうが大きくて。

50歳、私はこれからだなって思います。いろいろ乗り越えて、進化している分、今の私がいちばん綺麗なはず。それに、一度きりの人生、楽しまなきゃ!若い頃仕事に打ち込んだことにもちろん悔いはないけれど、死ぬ時は「あ〜面白い人生だった!」と笑って死にたい。だから、50歳になった今のほうが遊んでいます。今週も嬉しいことに、連日友人が誕生日パーティを開いてくれるよう。

「今を生きることが大切!だから目標は作りません」

私はフットワークが軽いし、いまだにZARAのオンラインを毎日観るようなミーハーな部分があります。また、目標を立てたり、先の不安は考えないタイプなんです。読者の皆さんの期待や周囲の方々の力があってこそ「美香」がいる。

自分をどう見せたいかというより、求められ変化して、どんな新しい自分が見られるのか、私自身がワクワクしています。100%今という瞬間、そして自分自身に集中して生きるだけ。きっと、60歳になっても変わらないかもしれませんね。

《衣装クレジット》ジャケット¥26,400(ヴェルソー/ジオン商事)ビスチェ¥5,500(SELFIST)パンツ¥46,200(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)パンプス¥18,150(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)ピアス¥3,740〈ヘンカ〉リング[右手人さし指]¥20,020〈AYAKA jewelry〉リング[右手薬指]¥19,800〈K E I R.〉リング[左手]¥19,360〈CHIRO JEWELRY〉(すべてロードス)

本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年12月号掲載
撮影/遠藤優貴 モデル/美香 ヘア・メイク/MAKI スタイリスト/井関かおり 取材/吉田瑞穂 編集/岡村宗勇 再構成/Bravoworks,Inc.

元記事で読む
の記事をもっとみる