「本当に仕事？はぐらかされてる？」たった5分間の夕食時間…。部屋に直行する夫を疑ったワケ

5歳年上の夫マサハルと幸せな結婚生活を送っていたカナデ。しかし夫の様子がおかしくなり、ついに不倫の証拠をつかんでしまいます。そんな、傷ついた妻が選んだのは、静かに泣き寝入りすることではなく、完璧な復讐計画だったのです。義母を巻き込み、不倫部屋で仕掛けた「サプライズ」とは……。

友人から「夫は年下の若い子に弱い」と聞かされて以来、 カナデは若作りに励みますが、夫はスマホに夢中で会話も上の空。不安になり問い詰めると「大きなプロジェクトで忙しい」と説明され、カナデは安堵しました。しかし、その背後で意味ありげな笑みを浮かべている夫……。

それから数日、仕事で忙しい夫は朝帰りや外泊を繰り返すように。たまに帰宅してもシャワーと着替えを済ませるとすぐに出て行ってしまいます。「食事はいらない」と言われても、夫を信じて尽くし続けるカナデ。

ある日、珍しく早い時間に帰宅した夫にカナデは喜びを隠せず、 これまでの寂しさを埋めるように次々と明るく話しかけました。そして今週末休みが取れると返事した夫を、近所にオープンしたカフェに誘います。すると夫は「その話今じゃなきゃダメ？」とイラ立ちながら大きなため息。

戸惑いつつも、なんだか夫にはぐらかされているように感じてきたカナデ。その理由は……。

たった5分間で夕食を終える夫に覚えた違和感

夫は突然イライラして、「どうせ休みなんて取れない」「今の話はナシだ」と、さっきの言葉を翻して一方的に会話を打ち切りました。1度は休みが取れそうと言ったのにと、カナデはモヤッとします。

食事中も会話中もスマホを離さない夫に、カナデが「スマホ見るのやめて」と諭しても、「俺がいないと現場が回らない」と聞く耳を持ちません。

「それなら、せめて遅くなる時くらいは連絡してほしい」

カナデがそう食い下がると、夫は一瞬の間を置いたあと、張り付いたような笑顔を浮かべて「わかった」と答えました。

結局、久しぶりに早く帰宅したその夜も、夫は5分ほどで食事を流し込むと「仕事がある」と言い捨てて自室へ閉じこもってしまいます。

夫にはぐらかされているように感じたカナデは、本当に仕事なのかと勘繰ってしまうのでした。

◇ ◇ ◇

久々に早く帰ってきた夫……寂しい思いをしていたカナデさんが期待してしまうのも無理はありませんよね。それなのに、イライラされてしまうだけでなく、食事中もスマホから目を離さない様子を目の当りにしたら、余計に寂しさを感じてしまうかもしれません。カナデさんの気持ちを想像すると切なくなりますね。

「仕事」を盾にされると強く言えなくなるものですが、直前と言っていることがコロコロ変わったり、理不尽に不機嫌になられたりして、カナデさんは違和感を覚えた様子。言葉ではうまくごまかせても、ふとした態度に本音や隠し事は出てしまうのかもしれません。

「なにかおかしい」と直感したら、妻として無視はできないという方もいれば、どうやって確認すべきかわからないと悩む方もいるのではないでしょうか。

みなさんだったら、パートナーの行動や言葉に不自然さを感じた時、どう対応しますか？

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著者・イラスト制作者：マンガ家・イラストレーター 加藤 かと

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著者：原作者 スカッと春香！

ベビーカレンダー編集部