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新NHK大河ドラマ「クオリティかなり高い」「当たりの予感」“放送直後から”大反響、秀吉が主人公ではない『豊臣兄弟!』

  • 2026.1.9

2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送が、1月4日にスタートした。第65作となる本作は、戦国時代が舞台となっており、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長を主人公にした作品だ。主演に抜擢されたのは仲野太賀。池松壮亮が秀吉役で共演している。第1話の放送直後から大きな反響があり、SNSには「兄弟2人とも役にハマっている」「対照的な兄弟をよく表現していた」「クオリティかなり高い」「当たりの予感」といった感想が上がっていた。

※以下、本文には放送内容が含まれます。

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』

百姓の身分から下剋上し、天下統一という偉業を成し遂げた豊臣秀吉。『豊臣兄弟!』は、秀吉の補佐役となった弟・秀長の目線で戦国時代を描き、兄弟の波乱万丈な物語が綴られていく。

強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡──
夢と希望の下剋上(げこくじょう)サクセスストーリーです!
主人公は天下人の弟・豊臣秀長(とよとみ・ひでなが)
歴史にif(もしも)はないものの…
『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』
とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント!
出典:NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』公式サイト

公式サイトにある通り、豊臣秀長は“天下一の補佐役”と言われ、歴史上において高く評価されている人物。豪放な性格で、ともすると暴走することもある秀吉とは対照的に、秀長は温厚かつ思慮深い弟なので、兄弟の力と考えを合わせれば、“無敵”のように突き進んでいける印象だ。

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『豊臣兄弟!』第1話 1月4日放送 (C)NHK

秀吉を主人公にした映像作品は、竹中直人主演のNHK大河ドラマ『秀吉』をはじめ数多くあるが、それらの中で、秀長はあくまでも天下人の弟として登場してきた。今回、『豊臣兄弟!』において、秀長が主人公として描かれるのは非常に面白い試みだと思うし、仲野がどのように演じていくのか、期待がふくらむばかりだ。

真逆のタイプの兄弟を演じる仲野太賀と池松壮亮

第1話、貧しい農家に生まれた小一郎(後の秀長/仲野太賀)は、母や姉妹、幼なじみの直(白石聖)らと日々を過ごし、百姓として田畑を耕しながら生きる暮らしに満足していた。ところが、村を襲ってきた野盗の集団に直が連れ去られそうになり、8年ぶりに村に帰ってきた兄の藤吉郎(後の秀吉/池松壮亮)が、その危機を救うことに。

地道に土と共に生きてきた小一郎は、若き戦国武将・織田信長(小栗旬)に仕え、大出世を夢見る兄に呆れるばかり。だが、弟とタイプは真逆でも、藤吉郎も家族を大事に想い、贅沢をさせたくて出世を望んでいるのだった。

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『豊臣兄弟!』第1話 1月4日放送 (C)NHK

穏やかな表情で、家族や直と接する小一郎を体現する仲野からは、“秀長”の思慮深さが初回から感じられた。一方、豪快に笑い、動きもダイナミックな藤吉郎に扮する池松は、秀吉のイメージを見事に再現していた。その笑顔とは裏腹に、迷わず人を斬り、血まみれになった藤吉郎の顔からは狂気的な面も見てとれた。小一郎は、そんな兄を恐ろしいと感じ、ますます侍にはなれないと実感する。

秀長は、誰もがよく知る秀吉の一番近くにいて、天下統一を成し遂げていく兄をどのように支えていくことになるのか。藤吉郎に対して震えるほどの恐怖を覚えた若き小一郎が、今後どんなふうに変化していくのか興味が高まり、第1話から仲野の演技に大いに引き付けられた。

『豊臣兄弟!』は、子役時代からドラマをスタートさせるのではなく、最初から主演の仲野をたっぷりと見せてくれるのが魅力的だ。

大河ドラマ出演10作目の小栗旬

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『豊臣兄弟!』第1話 1月4日放送 (C)NHK

第1話から織田信長が登場したのも、視聴者を釘付けにする上手い描き方だと思った。小栗旬が信長を演じることは、発表された時から話題となっていたが、SNSにも「なんかしっくり来ると思ったら『信長協奏曲』でも信長役だったね」「テンポ良く登場して面白い!」といった声が。小栗は、『鎌倉殿の13人』で主演を務めたほか、今回が10作目の大河ドラマ出演となる。大河の大ベテランである小栗が、『豊臣兄弟!』でも信長役として、初回から圧倒的な存在感を示していた。

また、映画『侍タイムスリッパー』で大人気の山口馬木也が、圧巻のビジュアルで柴田勝家に扮しており、視聴者を沸かせた。「柴田勝家が戦国時代からタイムスリップしてきたかと思った」「柴田勝家そのものすぎて感動」といったコメントがSNSを賑わせていた。

独特の視点で描出する八津弘幸

『豊臣兄弟!』の脚本を担当しているのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』や、『半沢直樹』をはじめとする数々のTBS日曜劇場で脚本を執筆してきた八津弘幸。八津によると、秀長がドラえもんで、秀吉がのび太のイメージだという。「ドラえもんには四次元ポケットがあるけれど、決して万能ではないし、ちょっと間が抜けたところもある。秀長と秀吉もそういう関係性が面白いなと思っています」と語っており、独特の視点で描かれる本作は、歴史ものが得意ではない人にも響くのではないだろうか。

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『豊臣兄弟!』第1話 1月4日放送 (C)NHK

ナレーターは、朝ドラ『まんぷく』で主演を務め、大河ドラマには『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に出演経験のある安藤サクラが担当。安藤による軽快な口調も、初回から物語に入り込みやすいと感じた。

第2話以降には、信長の妹・市役で宮﨑あおいが登場するほか、吉岡里帆、浜辺美波、松下洸平、菅田将暉らも出演する『豊臣兄弟!』。2026年は、主演の仲野の輝きぶりから目が離せない。


出典:大河ドラマ「豊臣兄弟!」脚本家・八津弘幸インタビュー/ステラnet

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』毎週日曜よる8時放送
NHK ONE(新NHKプラス)同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP