【西区】ふっくらと身の厚い焼き鮭で飯を食う喜び。【定食のまるとさんかく】

じつは、以前食べた中華そばがとても美味しかったので、その記事を書こうと再訪したのだ。

しかし店の前に「中華そばの提供を終了しました」と貼り紙が！

見れば5月の話じゃないか、勉強不足だった。定食屋へと様変わりしていたのだ。

どうしようかなと逡巡したが、中華そばと一緒に食べたおにぎりもたいへん美味しかったので定食メニューも間違いないだろうと踏んで入店。

店内のボードに本日の魚が書いてあり、焼いたのと煮たので三種ずつ。

運が良ければ切り身の西京みそ漬けもあるようだ。

ド定番の銀鮭塩焼きをオーダー。食後にホットコーヒーもいただける。

オーダーが入ってから魚を焼くので、少々待つ。

大根をおろすザリザリという音がする。

その間、メニューを眺め次は何を頼もうかななどと考えるのが楽しい。

狭い店なので、店員さんや常連さんの話をBGMのジャズとともに聞くともなく聞く。

町の銭湯みたい、近所の人の社交場だ。

さあ、到着。

おお、立派な鮭じゃないか！

ふっくらと身が厚く、しっとりと脂がのっている。

皮もカリッと焼かれ、申し分ない。

ご飯はやや柔らかめだが、これはおにぎりを作るためなのかもしれない。

鮭と大根おろしで、ぐいぐい進んでしまう。

家庭料理っぽい小鉢もうれしい。

甘辛いナスなんてご飯泥棒！にくい！

具だくさんの豚汁で野菜もチャージ。

お腹いっぱいだ、ごちそうさまです。

コーヒーも含め、1000円。

きちんとした食事をしたという満足感でいっぱい。

素材にこだわり、丁寧な仕事をされている。

テーブル2つ、カウンター5席の小さい店だ、混雑することも多いと聞いた。

それでも、今日は魚にしようかなというときは、この店のことを思い出してほしい。

（牛すじのカレーも絶品だと常連さんがおっしゃっていました）